恋バナ大好き3人組 後編
「う~ん……、あっ♪ それともう1つ気になったんだけど、高嶋さんと今井くんっていつからの知り合いになるの? 先生の見立てではきっとかなり前からの知り合いになるとは思ってるんだけど……どうかな?」
そして水崎先生がもう1つ気になることとして、私とみっくんが一体いつからの知り合いなのか問い質してきたの。
うん……、やっぱりその部分も気になっちゃうよね……。あはは……。まあ一応聞かれるとは予想していたけど……。
「そういえば入学式でクラスの自己紹介をした時、高嶋さんと今井くんは確か同じ中学出身でしたね♪」
「あっ、言われてみれば確かに♪ ということは少なくとも中学の時にはもう既に知り合いなのは確定だね♪」
「うん、大正解♪ 中村さんの言う通り、私とみっくんは中学の時にはもう既に知り合いになってるよ♪ というか、私とみっくんがいつから知り合いになったのかそんなに気になる?」
「「うん、すっごく気になる☆!」」
「あっ……、あはは……」
でっ……、ですよね〜……。
「まっ、まあ、そこまで言うなら仕方ないかな♪ いいよ、教えてあげる♪ えっとね、私とみっくんは――」
すると更に、北原さんと中村さんもそれに続いて凄く気になったみたいなので、私は少しだけ顔を赤らめながらもみっくんとは家が隣同士で小さい頃からの幼馴染だということ、そして幼稚園から現在に至るまでずっと同じクラスであることをみんなに話したの♪
はわわ〜……、遂に私とみっくんの関係をみんなに話しちゃったよ〜……。その影響で心臓がバクバクと鳴って物凄くドキドキしちゃってるんだけど……! その上顔も赤くなっちゃってるし……! うぅ〜……、話すだけでこんなに緊張するんだね……。どうやらかなり高いハードルだったようです……。
「そうだったんだ☆! 高嶋さんと今井くんが昔からの知り合いなのかなとは一応思っていたけど、まさか小さい頃からの幼馴染だったなんてね♪ 何だかとっても素敵な関係じゃない♪ ヒュ〜ヒュ〜♪ あと幼稚園からずっと同じクラスだなんて、それってもはやラブコメの王道じゃん☆!」
「高嶋さんと今井くんって昔からの幼馴染だったんだね♪ その事実にはかなりびっくりしたかも♪ あっ☆! てことはもしかして、高嶋さんは昔からずっと今井くんに一途に恋しているってことだよね♪ それって何だか凄くロマンチックじゃない☆! もぅ〜、話を聞いただけで胸がキュンキュンしちゃう☆! あと水崎先生の言う通り、幼稚園からずっと同じクラスなのは確かにラブコメの王道中の王道だし、まるでラノベや漫画やアニメのような世界観だよね♪ それがまさか実際の世界に存在するだなんて、そんなの尊すぎて最高に幸せなんだけど☆!」
「はい♪ 中村さんの言う通りですね♪ 小さい頃からずっと一緒だった2人……。幼馴染として仲睦まじかった2人はやがて恋人となり、今度はラブラブカップルとして再び仲睦まじくなる……。そんなてぇてぇな展開になったらいいな……♪ と、高嶋さんは心の中でそう思うのでした♪ キャピッ♪」
「「「キャ〜☆!」」」
「だ〜か〜ら〜、私の恋でまた勝手に盛り上がらないでよ!! そこの恋バナ大好き3人組!! それと北原さん、妄想で私の心の声を想像しないでよね!! むぅ~!」
「うふふ、ごめんね♪ ちょっとしたノリでついやっちゃいました♪ ペコッ♪」
コツンッ♪
「もぅ〜!! 頭をコツンと叩いてウインクやペコッ♪とやっても無駄なんだからね!! そう簡単には絶対に騙されないんだから〜!! むぅ~!」
私とみっくんが小さい頃からの幼馴染だと知った3人はテンションが爆速にとても上がり、更に目をキラキラと輝かせながら結局また私の恋で勝手に盛り上がっていて、そんなループ的な状況を見た私はこれまた結局いつものようにプク顔をしてプンスカと怒っていたの。
うぅ〜……、やっぱりこのパターンになっちゃったよ〜……。3人が私の恋バナで盛り上がってるせいで、私のメンタルはまるでボディーブローのようにクリティカルな大ダメージを受けて残りLPが完全に0になっちゃったよ〜……。おかげでまた再びオーバーヒートな状態です……。ぐすん……。
「そっ……、それじゃ……、私たちはこれで失礼したいと思います……」
「「失礼したいと思います♪」」
「うん、了解♪ みんな、あとはゴールを目指して頑張ってね♪」
「「「は~い☆!」」」
その後何とかすぐに立ち直った私は、中村さんと北原さんと一緒に視聴覚室を後にし、ゴールを目指すためこれから中庭へと向かおうとしていたの♪
ハァ〜……、ゲーム自体はすぐにクリア出来たのに、私の恋路にみんながなぜか凄く盛り上がった影響で何だかとても疲れた気分だよ〜……。恐らくこれが恋の力ってやつだね……。多分違うと思うけど……。あはは……。
「それにしても、エアコンつけてるわけじゃないのに視聴覚室が何だかとても暖かく感じるわ♪」
「なっ!?」
「「言われてみれば確かにそうですね♪」」
「もぅ〜!! それは絶対に気の所為だから〜!!」
するとここで水崎先生は、エアコンをつけていないのになぜか視聴覚室が暖かく感じると言ってきて、更に中村さんと北原さんも水崎先生の言ったことに共感しており、それに対して私は焦りからか若干早口になりながらもそれは絶対に気の所為だと言って思いっきり否定していたの。
これって絶対に私がみっくんに対する恋心やエピソードを話した影響で視聴覚室が暖かくなったと3人は言ってるんだよね!? 流石にあまりにもオーバー過ぎる表現の例えだと思うんだけど! そんなにリア充や惚気ぶりを披露したつもりはありません! むぅ~!
「あっ、それと高嶋さん♪」
「はっ……、はい……」
「高嶋さんの恋、先生応援しているよ♪ 頑張ってね♪」
「なっ!?」
「私たちも応援しているよ♪」
「今井くんとぜひラブラブカップルになってくださいね♪」
「もぅ〜! みんなして勝手なこと言わないでください! 絶対にからかっているでしょ!? むぅ~! でもまあ……、ありがとう……」
そして最後にみんなから私の恋を応援すると言われ、それを聞いた私はとても動揺して顔が真っ赤になり、更にはプク顔をしながらプンスカと怒ってツンデレっちゃったりもしたけど、最後はみんなに感謝の言葉を述べたの♪
経緯はどうあれ、何だかんだでみんなが私の恋を応援してくれるのはやっぱりとっても嬉しいんだよね♪ うんうん♪ とりあえず新しい味方が出来たってことで、ここはポジティブに捉えていかなくちゃね♪




