改めて感じるあの時の恐ろしさ
「みんな、クリアおめでとう♪ 高嶋さんの神業が見られて先生とっても嬉しいわ♪ それじゃ、その感謝も込めてスタンプを押すわね♪」
「「「はい☆! お願いします♪」」」
ポンッ♪
それからしばらくして、私たちは水崎先生に促されるがままそのままスタンプカードを出し、無事に5つ目のスタンプを押してもらったの♪
やった〜☆! 遂に5つ目のスタンプをゲットしたよ♪ これであとはゴールを目指すだけだね♪ ニヒッ♪
「遂にようやく5つ目のスタンプをゲットだね♪」
「うん☆! もぅ〜本当に長かったよ〜……。ここまで来るのにすっごく苦労したからね……。あはは……」
「えぇ……、ですね……。特に2つ目がかなり影響していますね……。もう思い出したくないぐらいです……。気を取り直して、これで残るはゴールだけになりましたね♪」
「うん、そうだね♪」
念願となる5つ目のスタンプを獲得した私たちは、これまでの経緯をちょっぴり振り返りつつ、しばらくの間喜びの余韻に浸っていたの♪
「高嶋さんたちに5つ目のスタンプを押すことが出来て、先生とっても嬉しいよ♪ 何だかとても光栄な気持ちね♪ ちなみに2つ目はどの先生だったの?」
あはは……。やっぱり気になっちゃいますよね……。
「えっ……、え~と……、加藤先生ですね……」
「あ〜……、なるほどね……。確かにそれなら北原さんが思い出したくないって言ってた理由も納得だね……」
ん……? この反応ってもしかして……。
水崎先生から2人目がどの先生だったのか聞かれ、私が素直に加藤先生だということを明かすと、水崎先生は加藤先生が絵が下手であることをあたかも知っているかのような反応を示したの。
「えっ……? 水崎先生って加藤先生が絵が下手だってこと知ってるんですか……?」
「えぇ……。もちろん知っているわ……。加藤先生が絵が下手だという事実は教師陣の間でもとても有名だからね……。もうあれはおぞましすぎてある意味ホラーものよ……!」
(((あ〜……、確かにそれは分かるかも……)))
どうやら水崎先生は加藤先生の絵の下手さをやっぱり知っていたみたいで、そのまさかの画力ぶりにあまりにもかなり恐ろしかったのか腕をさするぐらいかなり怯えていて、私たちは水崎先生のそんな様子を見て苦笑いしながら心の中で共感していたの。
水崎先生にとっても、加藤先生の画力さは相当ひどいものだと感じたんだね……。あはは……。そのお気持ちお察しします……。
「え〜っと〜……、水崎先生も加藤先生のあの画力に恐ろしさを感じたんですね……」
「そんなの当たり前じゃない……。あんなのは一生トラウマものだし、それにお題と描いた絵が乖離しすぎて流石にちょっとドン引きもしたわね……」
「でっ、ですよね! 私たちも水崎先生と同じ気持ちです!」
「やっぱりそう思うよね! それを見事に正解出来た高嶋さんたちは本当にとっても凄いと思うわ♪ もう凄く尊敬しちゃいます♪」
「あっ……、ありがとうございます……。あはは……」
まさかここまで褒められるなんてね……。それぐらい加藤先生の画力がヤバイってことだよね……。うん……、まあ……、知っていたけど……。といっても私たちも山勘で当てたようなものだけどね……。テヘッ♪
「やっぱり加藤先生の絵って相当ヤバイものだったんだね……」
「えぇ……、ですね……。水崎先生の怯えぶりを見てると、その恐ろしさを改めて実感しちゃいますね……。まあ実際私たちもドン引きしちゃったぐらいですし……」
「うん……、そうだよね……。それにさっき水崎先生が教師陣の間でもとても有名って言ってたぐらいだしね……」
「確かに言ってましたね……」
「教師たちの間でも話題になるってやっぱり相当なものだよね……」
「うん……、そうだね……。加藤先生の絵の下手さぶりはどうやら教師界隈でもある意味とてつもないインパクトを残したってことだもんね……」
「「「ハァ〜……」」」
水崎先生の話を聞いて、私たちは加藤先生の絵の下手さぶりについてコソコソと話し、そのあまりの絶望さぶりに溜め息を吐いていたの。
何だか改めて加藤先生の絵の下手さぶりを実感しちゃうわね……。それにしても加藤先生、あまりにも絵心なさすぎるでしょ!? 水崎先生がそのことを思い出してとても怯えちゃってるぐらいなんだけど!
そんな超難解なところをクリア出来た私たちって本当に奇跡だったんだね……。あはは……。
あっ! 加藤先生のことで私も思い出した! みっくんはあの時私に加藤先生がいる化学室を面白いとオススメしてくれたけど、実際に入ってみたら全然面白くなかったじゃない! あんなのただただ難しかっただけなんだけど! もぅ〜! みっくんの嘘付き!! あとで会ったら必ず文句を言ってやるんだからぁ〜!! むぅ~!




