家族との朝食
「パパ、ママ、おはよう♪ それにあかりもおはよう♪」
「愛莉、おはよう」
「おはよう♪ 愛莉」
「お姉ちゃんおはよう~♪」
私は食卓に向かうと、両親と妹のあかりにお互い朝の挨拶を交わしていたの。
「おっ、そうか。愛莉は今日から高校生になるんだな。制服とても似合ってるぞ」
この人は高嶋慶悟。私のパパで職業はサラリーマンをしているの。
パパはいつもシュッとしていて、紳士的でとても素敵なんだよね♪
「エヘヘ~♪ パパ、そう言ってくれてありがとう♪」
「今日の朝食はベーコンエッグのソーセージ乗せよ♪ 愛莉、高校の入学式頑張ってね♪ ママたちも見に行くからね♪」
この人は高嶋香純。私のママで職業はデザイナーをしているの。
ママが考えるデザインはとっても可愛らしいものばかりで、私もあかりもとっても大好きなの♪
「うん♪ ママ、ありがとう♪ 高校の入学式、とっても楽しみにしててね♪」
「えぇ♪ とっても楽しみにしてるね♪」
そして私は、高校の入学式を楽しみにしてほしいことをママに伝え、その後ママが作ってくれたベーコンエッグのソーセージ乗せを食べ始めることにしたの。
ちなみに、私の家ではご飯を作るなどの家事全般は当番制になっていて、今日の朝食はママが作ることになっていたの。
ただ、仕事や部活などの影響で家族全員が揃わないことが何度かあるから、その場合は各自でご飯を作ったり、その他の家事もやったりしているんだよね。
「それじゃ、いっただきま~す♪ あ~んっ☆!」
モグモグ……。
「ん~☆! 美味しい~♪」
「良かった♪ 美味しく食べてくれて、何だかとっても嬉しい♪」
「それにしても、お姉ちゃん本当に変わったよね。もしかして、湊翔お兄ちゃんが関係したりして♪」
「ぶ~~~~っ!!」
私が機嫌良く朝食を食べていると、妹のあかりは私の姿が変わった理由として、みっくんが関係しているんじゃないかと話し、それを聞いた私はとても動揺し、ついさっき飲んでいた飲み物をそのまま吹き出してしまったの。
うぅ~……、やっぱり……バレちゃうよね……。
「ケホッ、ケホッ! きゅっ、急に何言い出すのよ!? あかり!」
「えぇ~、だってぇ~、お姉ちゃんがそこまで頑張るのって、大体湊翔お兄ちゃんのためじゃない♪」
「なっ……!?」
私は飲み物を吹き出した影響で少しむせながらも、妹のあかりに何でそんなことを言ったのか聞いたの。
すると、妹のあかりから、お姉ちゃんがそこまで頑張るのは、大体湊翔お兄ちゃんのためだと言われ、図星を突かれた私は更に動揺していたの。
やっぱりあかりにはすぐに気付かれちゃうよね……。
この子は高嶋あかり。現在中学二年生の女の子で私の妹でもあるの。
あかりはたまに冗談を言って、からかったりすることもあるけど、いつも明るく天真爛漫で、甘えん坊なところがあって、しっかり者な一面もあるんだよね♪ あと妙に鋭いところがあったりするんだよね……。
「へぇ~、そうなのか。なるほど。だから愛莉はこんなにも見た目が変わったんだな。でも、湊翔くんのためだったらパパは賛成だぞ。パパは何たって、2人のことを応援してるからな」
「もぅ~!! パパまで、何勝手なことを言っちゃってるの!?」
あかりは私の見た目が変わった理由として、みっくんが関係しているんじゃないか話していると、パパはそのことになぜか納得し、更に私とみっくんのことを応援していると言ってきたので、私は顔が赤くなりながらもパパに思いっきりツッコんでいたの。
もぅ~……、パパまでそんなことを言うなんてぇ~……。何だかすっごく恥ずかしいんだけど~……。
「それで、結局のところお姉ちゃんが変わった理由って、やっぱり湊翔お兄ちゃんが関係しているの?」
「うっ……! まっ……、まあ……、当たってるけど……」
すると、あかりから私が変わった理由は本当にみっくんが関係しているかどうか聞かれたので、私は渋々本当だということを話したの。
うぅ~……、いくらバレているとはいえ、それを素直に家族に話すのはやっぱりとっても恥ずかしいよ~……。
「やっぱりそうだったんだ♪ つまりお姉ちゃんは、湊翔お兄ちゃんと結ばれるために、高校デビューをすることになったわけね♪」
「そっ、そうよ! 何か悪い!?」
「ううん、全然♪ むしろロマンチックでとっても素敵だと思うし、私もお姉ちゃんの恋を応援しているよ♪ お姉ちゃん頑張れ♪ ファイトだよ♪」
「そうだぞ、愛莉。娘の恋を応援するのは、家族として当然なことだからな。愛莉、頑張れよ!」
「もぅ~! あかりもパパも私をからかわないでよ~! でも……、私の恋を応援してくれるのはちょっと嬉しいかも……。だからその……、ありがとう……」
「「いえいえ、どういたしまして♪」」
「もぅ~! やっぱり私をからかってるでしょ!?」
私が変わった理由は本当にみっくんが関係していることが分かると、あかりとパパから私の恋を応援すると言われ、私は少し照れながらも、とても嬉しかったの♪
多少面白半分でからかってるところはあるけど、それでもやっぱり私の恋を本当に応援してくれているのはとっても嬉しいかも♪
「ふふっ♪ そういえば、愛莉大丈夫? もうそろそろ学校に行く時間じゃない? 今日は確か湊翔くんと一緒に学校に行くんだったよね♪」
「あっ! そうだった! 早く急がないと!」
パクパク……、モグモグ……。
「ママ、ごちそうさま! それじゃ、行ってきます!」
「うん♪ 行ってらっしゃ~い♪ 気を付けてね~♪ ママたちも後で学校に行くからね~♪」
そして私は大急ぎで朝食を食べ、みっくんと一緒に学校に行くため、すぐに家から出たの。
「それにしても、愛莉は本当に変わったよね……。その理由に湊翔くんが関係しているって言ってたけど……」
「そうみたいだな。もしかして、湊翔くんと何かあったのか?」
「多分そうじゃない? おそらくそれが原因で、お姉ちゃんは高校デビューをしたんだと思うし……」
「なるほど。それは確かにあるかもしれないな」
「そうね。それはあるかも。でも、好きな人のために可愛くなろうと一生懸命努力した愛莉は、何だかとっても素敵よね♪ だからこそ、愛莉の恋をつい応援したくなっちゃうんだよね♪」
「うんうん。そうだよな。愛莉が今まで頑張って来たからこそ、つい応援したくなっちゃうよな」
「そうそう♪ つい応援したくなっちゃうよね♪ だって、あんなに頑張るお姉ちゃん、初めて見たもん♪ きっとそれぐらい、お姉ちゃんは湊翔お兄ちゃんに恋をしているんだよね♪」
「確かにそうかもな」
「えぇ♪ そうね♪」
私が家から出た後、家族みんなで私が高校デビューしたことについて話していたことを私は全く知らなかったの。




