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目指せ☆! 10秒ピッタリ止め♪ その6

「おっ♪ どうやら話し合いが無事に終わったみたいだね♪」


「はい……。話し合いの結果、私がずっと挑戦することになりました……」


 話し合いが終わると、私は渋々岡島先生の前に立ったの。


「あはは……、なるほどね……。でも確かにさっきのを見てたらその判断になっちゃうよね♪ ある意味間違ってないかも♪」


「なっ!?」


「「うんうん♪」」


「何2人も頷いちゃってるのよ!? むぅ~!」


 私がずっと挑戦することに岡島先生はなぜか納得し、中村さんと北原さんもそれに合わせて頷くのを見て、私は2人に対して顔を少し赤くしながら再び怒り、頬を膨らませていたの。


 うぅ〜……、まさか岡島先生まで納得するなんて……。みんなから期待されすぎて、何か凄いプレッシャーだよ〜……。


「まぁまぁ、それじゃ高嶋さんは再びストップウォッチを持ってね♪」


「はっ……、はぁ〜い……」


「頑張れ高嶋さん☆! 私たちが精一杯応援するから♪」


「ファッ、ファイトです高嶋さん☆! この応援をぜひ力に変えてください☆!」


「何か2人の応援さっきまでのより凄い熱量が入ってない!?」


 中村さんと北原さんは再び私のことを応援してくれているんだけど、その応援ぶりはさっきまでのより明らかな熱量が入っていて、それを見た私は衝撃のあまり唖然としてしまったの……。


 でもそれぐらい、2人は私のことを信じてくれているんだよね♪ 2人の応援すっごく嬉しいよ♪ よし☆! みっくんに絶対勝つためにも、何としてもこのゲームをクリアしてやるんだから♪



「それじゃ始めるよ♪」


「はっ、はい!」


「よ〜い……、スタート☆!」


「えいっ☆!」


 ピッ!


「1……、2……、3……」


 岡島先生から再びストップウォッチを渡されると、こうして私による10秒ピッタリ止めの再チャレンジが今始まったの。


「9……、10☆!」


 ピッ!


「高嶋さん、再び10秒数え終わったね……」


「はい……。どうなっているのか凄くドキドキな気分ですね……」


「岡島先生、再び数え終わりました♪」


「うん、お疲れ様♪ それじゃ今度こそクリア出来たかどうか、再び確認してみるね♪」


「はい、お願いします☆!」


 そして私は再び10秒を数え終えそのまますぐにストップウォッチを押すと、それを岡島先生に渡し、クリア出来たかどうか私たちはただただ願うばかりだったの。


「それじゃ発表するね♪ 高嶋さんのタイムは――」


 ゴクッ……!


 私のタイムがどれぐらいだったのかいよいよ発表されそうになると、私たちは固唾を呑んで今か今かと結果を待ちわびていたの。今この場の雰囲気は緊張からかとても静かになっていて、それはまるで無音演出が起こってるような感じだったの……。


「タイムは……、9秒61です☆!」


「「あ~、惜しい!」」


「嘘でしょ!? あとちょっとのところだったのに……」


 2回目の私のタイムの結果は9秒61で、さっきよりも更に良くはなったんだけど結局クリアすることは出来ず、私たちは凄く落胆していたの……。本当にあとちょっとのところでクリアだったのに〜! むぅ~!


「うぅ〜、何かすっごく悔しい!」


「大丈夫だよ高嶋さん! まだチャンスはあるから!」


「そっ、そうです! ここは切り替えて次に集中しましょう!」


「2人の言う通りよ♪ 高嶋さんなら絶対にクリア出来ると思うから☆!」


「うっ、うん! よ~し☆!」


 パンッ、パンッ!


「みんなにここまで期待されちゃったら、もう絶対にクリアするしかないよね☆!」


「うんうん、その意気です高嶋さん☆!」


「そうそう♪ あっ、あとほっぺを叩いて気合いを入れ直す高嶋さんとっても可愛かったよ♪」


「なっ!?」


「それは確かに分かります♪」


「私もそう思ったかな♪」


「もぅ〜! 恥ずかしいからそう言うのやめて!」


 2回目の挑戦もあとちょっとのところでクリア出来なかったものの、みんなに背中を押され、私はその期待に応えるためにも頬を叩いて気合いを入れ直していたの♪


 何かこれも口車に上手く乗せられた気がするけど、ここまで来たらもう私が絶対にクリアしてやるんだから☆!


 それからも挑戦を続けた私は3回目4回目といずれも失敗したものの、タイムは更に良くなっていてコツも何だか掴めた気がしてきたの♪ もしかしたらもうすぐクリア出来るかも♪


 そして遂に……、


「9……、10☆!」


 ピッ!


「お願いします☆!」


「それじゃ発表するね♪ 高嶋さんのタイムは――」


 ゴクッ……!


「タイムは……、10秒01です☆! 凄い、おめでとう☆! 見事クリアです♪」


「「「やっ……、やった〜☆!」」」


 5回目の挑戦にして、私は10秒01という誤差がほぼ無い驚異的なタイムを叩き出し、この10秒ピッタリ止めのゲームを見事クリアしてみせたの♪


 それからは中村さんと北原さんと一緒にハイタッチなんかしちゃったりして、喜びを分かち合っていたんだよね♪


「やったね高嶋さん♪」


「うんうん、とても素晴らしかったです☆!」


「フッフ〜ン♪ どんなもんだい☆!」


「そうだ♪ せっかくだからもう一回だけほっぺを叩く姿を見せてよ♪ あれ物凄く可愛かったから♪」


「私ももう一回見てみたいです☆!」


「なっ……!? そっ、それはもういいでしょ! さっきので凄く恥ずかしくなったんだから〜! むぅ~!」


「はいはい、盛り上がる気持ちも分かるけどここはまずスタンプを押さなくちゃね♪」


「あっ、そうだった!」


 クリアしたことにしばらく盛り上がっていると、岡島先生からスタンプのことを促され、私たちは学校側から配布されたスタンプカードを岡島先生に見せ、そのカードにスタンプを押してもらったの♪


 やった〜☆! これでまずは1つ目のスタンプゲットだね♪



「何とか無事に1つ目のスタンプをゲットしたね♪」


「そうだね♪ この調子であと4つもゲットしなくちゃね♪」


「うんうん☆! みんなで一緒に頑張ってゲットしていきましょう♪」


「その通りだね♪ よ~し☆! それじゃこの調子で、あと4つのスタンプも頑張ってゲットするぞ〜☆!」


「「「オ〜☆!」」」


「みんな頑張ってね〜♪」


「「「は~い☆!」」」


 1つ目のスタンプをゲットした私たちは、あと4つのスタンプをゲットするため次の教室へと目指し、そのまま音楽室を後にしたの♪


 あと4つ必ずスタンプをゲットして、みっくんに絶対勝ってやるんだからね☆!

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