目指せ☆! 10秒ピッタリ止め♪ その5
「もぅ~! 二人して何勝手なこと言っちゃってるの!? むぅ~!」
「まあ、別にいいじゃん♪ ここは高嶋さんがずっと挑戦する方が一番のベストだと私たちは思うしね♪」
「そうそう♪」
「だから何でそうなるのよ!?」
北原さんのあまりにも衝撃的な提案に中村さんも賛成するというまさかの展開に、私は頬を膨らませながらそのことについて2人に怒るも、2人にとってはどうやらこれが一番ベストな方法だと思ったみたいで、それを聞いた私は「だから何でそうなるのよ!?」と大声で叫び、ますますプンスカとしていたの。
「あはは、ごめんね♪ 確かに高嶋さんの気持ちは分かるよ。でもさっきも言ったように、私たち3人で同じ順番にローテーションして回してもおそらく時間がかかると思うし、ここは高嶋さんがずっと1人で挑戦する方がなるべく早くクリアすると思ったんだよね」
「そうそう! 何たって高嶋さんは私たち3人の中で一番クリアに近かったしね♪ だからここは高嶋さんをずっと挑戦させる方がベストだと思ったの♪」
「うぅ~……、それはそうだけど~……」
「それに私と中村さんはクリアに程遠いタイムだったから、このままじゃ足手まといになっちゃうしね♪」
「うぅ~……、でっ……、でも~……」
私がプンスカと怒っていると、中村さんと北原さんは私がずっと挑戦した方が一番のベストだと思った理由を話してくれたものの、私はどこかまだ納得していない表情を浮かべていたの。
「高嶋さん、今井くんに絶対勝ちたいんでしょ!?」
「ひゃいっ!?」
「そうよそうよ! 今井くんに絶対勝つって言ってたじゃない!」
「そっ……、それは……」
私がずっと挑戦することにまだ納得していないでいると、ここで中村さんが突然「今井くんに絶対勝ちたいんでしょ!?」とみっくんの名前を出して言ってきて、更に北原さんも中村さんが言ったことに乗っかり、そのことを訴えにきてたの。何だか2人の圧が凄いんだけど……。
「うぅ~……。そっ、そりゃ、みっくんには絶対に勝ちたいんだけどね!」
「でしょ!? だからここは今井くんに絶対勝つためにも、高嶋さんがずっと挑戦することが一番だと思うの!」
「そうそう! 今井くんに絶対勝つためにはこの方法しかないの! だからお願いこの通り!」
「うっ……! うぅ~……、分かった……。2人がそう言うなら……」
「「やった~☆!」」
パチン☆!
うぅ~……、2人共ズルすぎるよ~……。みっくんに絶対勝つためなんて言われたら、そんなの絶対やるに決まってるじゃない……。ハァ~……。
2人の圧に押されていた私はみっくんに絶対勝ちたいことを少しツンデレながら言うと、2人からここぞとばかりに更に念を押され、その勢いに負けた私は結局ずっと挑戦することを渋々納得したの。
すると、私がそのことを納得してくれたことに2人は物凄く喜び、そのままハイタッチなんかもしたりしていて、それを見ていた私は心の中でため息をついていたの……。
な~んか2人の口車に上手く乗せられたような気がするけど、みっくんに絶対勝つためには何とか頑張らなくちゃね☆!




