目指せ☆! 10秒ピッタリ止め♪ その2
「嘘!? 私そんなにオーバーしちゃったの!?」
「う~ん……、どうやらそうみたいだね……。確かにさっきのを見ていた限りだと遅く感じなくもなかったけど、まさかここまでオーバーしていたなんてね……。ちょっとびっくりかも……」
「うぅ~……、そんなぁ~……」
北原さんは自分のタイムがかなりオーバーしていたことに驚いていると、岡島先生から見ていて遅く感じなくもないと言われ、どこかションボリとしていたの……。
「なるほど、確かに!」
「言われてみればそうかも!」
「ちょっと、高嶋さんも中村さんも今ので納得しないでよ! もぅ~!」
そしてそれを聞いていた私と中村さんはそのことにすぐに納得すると、北原さんはそのことに対してちょっぴり怒っていたの。
怒ってる北原さん、何だかちょっと可愛いかも♪
「あはは……。ということで北原さん残念! それじゃ、次の方への挑戦へと移ろうかな♪」
「は~い……。とほほ……」
((思いっきり分かりやすく落ち込んでいるわね……))
北原さんは挑戦を終えると、あまりにも不甲斐ない成績だったことにここから見ていても分かりやすいぐらいとても落ち込み、そのまま私たちの所に戻ってきたの。
北原さん、タイムが大幅にオーバーしていたことによっぽどショックだったんだね……。
「ドンマイドンマイ北原さん! ゲームはまだまだ始まったばかりだから、そう気を落とすことはないよ♪ 次また頑張ろう☆!」
「そうそう♪ 中村さんの言う通り、ゲームはまだまだ始まったばかりなんだからここはポジティブになって、次に向けてまた頑張っていこう♪ ねっ♪」
北原さんがとても分かりやすいぐらい落ち込んでいるのを見て、私と中村さんは必死に北原さんを慰めていたの。
「中村さん……、高嶋さん……。うっ、うん、そうですよね! まだ次がありますもんね! そうと分かったら何だか凄く元気になりました♪」
「なら良かった♪ 北原さんがすぐに元気になってくれて、私も高嶋さんもとっても嬉しいよ♪ もしこのまま落ち込んでいたままだったら、危うく私たちまで落ち込んじゃうところだったからね……」
「あはは……、そうだね……。まあだからこそ、北原さんは元気でいてくれるのが一番だと思うよ♪」
「はい☆! ありがとうございます♪」
((ホッ……。とりあえず北原さんが元気になってくれて良かった~……))
私と中村さんが必死に北原さんを慰めていると、北原さんはすぐに元気を取り戻し、それを見た私と中村さんはとても安堵な気持ちだったの。
「それじゃ、次は誰の番かな?」
「よし☆! 次は私の番だね♪」
「うん、そうだね♪ 中村さんガンバ~☆! ファイトだよ♪」
「なっ、中村さん頑張って下さい☆! 私も応援してます♪」
「二人共ありがとう♪ このゲーム私に任せてね♪」
北原さんの番が終わり、次は中村さんの番になり、私と北原さんは中村さんを応援し、応援を受けた中村さんはそのまま岡島先生の前に立ち、その姿はどこか頼もしい感じがしていたの♪
「それじゃ中村さん、このストップウォッチを持ってね♪」
「ほ~い♪」
中村さんは岡島先生の前に立つと、岡島先生から早速ストップウォッチを渡されたの。
「それじゃ行くよ♪ よ~い、スタート☆!」
「ほいっ♪」
ピッ!
「1……、2……、3……」
そして中村さんは岡島先生からストップウォッチを渡されると、こうして中村さんによる10秒ピッタリ止めのチャレンジがそのままスタートしたの。
「9……、10☆!」
ピッ!
「あっ♪ 中村さんも無事に10秒を数え終えて、そのままスイッチを押したね♪」
「うっ、うん、そうだね☆! 果たして10秒以内に押せたかどうか、とても気になります!」
「うん、そうだね♪ とても気になるね♪」
中村さんは10秒を数え終えると、そのまますぐにストップウォッチを押し、それを見た私と北原さんは果たしてそれが10秒以内に押せたかどうか、とても気になって仕方ないところだったの。
「岡島先生、無事に私も押しました♪」
「うん、お疲れ様♪ それじゃ10秒以内に押せたかどうか、私が確認するね♪」
「はい、お願いします♪」
中村さんはスイッチを押し終えると、ストップウォッチをそのまま岡島先生に渡し、成功出来たかどうかちょっぴりドキドキとした気持ちになっていたの。
「それじゃ発表するね♪ 中村さんのタイムは――」
「どうかクリアでありますように……!」
「「お願い……! クリアであって……!」」
「タイムは……、8秒75です☆!」
「へっ……?」
「「へっ……?」」
そして岡島先生は中村さんから渡されたストップウォッチに表示されたタイムを確認し、そのタイムを発表したの。
すると中村さんのタイムは8秒75と発表され、それを聞いた私たちはそのあまりにも非現実的な数字に一瞬何のことかよく分からず、どこかキョトンとしていたの。
「えっと~……、私のタイムって8秒75ですか……?」
「そうだよ♪ 正真正銘の8秒75だよ♪」
「「えっ……?」」
「そっか~……、なるほどね~……。私のタイムは8秒75だったんだね♪ うんうん♪ 理解理解♪ って………」
「「「えぇ~~っ!?」」」
そして全てを理解した私たちは中村さんのタイムが8秒75とかなり早かったことにようやく気付き、タイムラグでかなり驚き再び大声で叫んでいたの。
もぅ~! 中村さんのタイム、あまりにも早すぎるじゃない!




