表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/45

目指せ☆! 10秒ピッタリ止め♪ その1

「そう♪ このストップウォッチを使って、10秒ピッタリに止めるという凄くシンプルなゲームだよ♪」


「えっ、嘘でしょ!? 本当にそのゲームなの!? 音楽を使ったゲームとかじゃないの!?」


「まあ……、普通そう思うよね……。だけどさっきも言ったようにそこらへんはちょっと適当なところがあるから、ゲームとかもその教室ごとに配置された先生が決めることになってるんだよね……。あはは……」


「もぅ~……、何よそれ~……。それ聞いて、何だか凄く拍子抜けしちゃった気分だよ~……」


 10秒ピッタリ止めがストップウォッチを使うゲームだと言うことと音楽室なのに音楽を使ったゲームじゃないその事情を知った私たちはかなり唖然とし、何だか凄く拍子抜けしちゃった気分になったの……。


 まさか音楽とは関係ないゲームだったなんてね……。音楽室だから、ここはてっきりイントロクイズとかそういうのだと思っていたのに~……!


 ちなみにルールを聞くところによると、この10秒ピッタリ止めの誤差範囲はどうやら0秒20以内みたいで、クリア条件は9秒80~10秒20の間じゃないとダメみたいなの。


 誤差が0秒20以内じゃないとダメなんて……、この10秒ピッタリ止め何だかとっても厳しすぎるよ~……。


「ルールはこれで以上だよ♪ それじゃ、まず最初は誰からやる?」


「う~ん……、どうする?」


「誰かまず最初にやりたい人いる?」


 シーン……。


 10秒ピッタリ止めのルールを把握した私たちはまず最初に誰がやるのか話し、最初にやりたい人がいるか中村さんが聞いてみたんだけど誰も名乗り出ることはなく、音楽室内はシーンとなってしまったの……。


「やっぱり……、誰も最初にやりたい人はいなかったね……」


「まあ仕方ないよ♪ 最初にやるのは何かちょっと緊張しちゃうしね♪」


「確かに♪ それは言えてるかも♪」


「うんうん♪ 確かにそうかも♪ それじゃ、どうやって順番を決める?」


「ここは普通にジャンケンで決めよう♪」


「いいかも♪ 私それ賛成♪」


「わっ、私も賛成です!」


 誰も最初にやりたい人がいなくてどうすればいいか悩んでいると、ここで中村さんがジャンケンで決めることを提案し、私も北原さんもそのことに賛成したので、ジャンケンで順番を決めることになったの♪


 そしてジャンケンの結果、最初は北原さんになり、次に中村さん、そして最後に私の順番になったの。


「でっ、では、私から最初に行きます!」


「うん♪ 北原さんガンバ~☆!」


「頑張れ北原さん☆! とにかくここはファイトを見せなきゃね♪」


「はっ、はい! 頑張ります!」


 ジャンケンの結果、最初に挑戦することになった北原さんは若干緊張しながらも、私と中村さんの応援の後押しのおかげで決意を固め、気合いを入れて岡島先生の前に立ったの。


「それじゃ北原さん、このストップウォッチを持ってね♪」


「はっ、はい!」


「それじゃ行くよ♪ よ~い、スタート☆!」


「はい!」


 ピッ!


 そして北原さんは岡島先生の前に立つと、岡島先生からストップウォッチを渡され、こうして北原さんによる10秒ピッタリ止めのチャレンジがスタートしたの。


「1……、2……、3――――9……、10☆!」


 ピッ!


「あっ♪ 北原さんが無事に10秒を数え終えて、スイッチを押したね♪」


「そうだね♪ もしこれで10秒以内に止められたら、とっても最高だね♪」


「うん♪ 何たって1発で終えられるからね♪」


 北原さんは10秒を数え終えると、そのまますぐにスイッチを押し、果たしてそれが10秒以内に止められたかどうか、私と中村さんはとてもドキドキしていたの。


「おっ……、押しました……」


「うん、お疲れ様♪ それじゃ10秒以内に止められたかどうか、先生が確認するね♪」


「はっ、はい! お願いします!」


 北原さんはスイッチを押し終えると、ストップウォッチをそのまま岡島先生に渡し、無事に成功出来たかどうか祈っていたの。


「それじゃ発表するね♪ 北原さんのタイムは――」


「お願い……!」


「「お願いします……!」」


「タイムは……、11秒30です☆!」


「えっ……?」


「「えっ……?」」


「「「えぇ~~っ!?」」」


 そして岡島先生は北原さんから渡されたストップウォッチに表示されたタイムを確認し、そのタイムを発表したの。


 するとタイムは11秒30と大幅にオーバーしていて、それを知った私たちはとても驚き大声で叫んでいたの。


 北原さん、いくらなんでもオーバーしすぎでしょ!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ