第三章~第四章の登場人物まとめ
世界修正編のまとめです。余聞のキャラも出てきますので、ご参考までに。「」は今回の話のピックアップです。
■ラナ…主人公
「私は旦那様を魔王のままにしたくない。子供もそうです。だから、魔王がいない世界にしたいです」
魔王への恋を自覚して、魔王がいない世界を望む。メンタル強者できた彼女だが、魔王消滅=魔王の死であることを望むことに悩んでいた。恋愛に関してはスーパー奥手。モーションのかかった魔王へ気絶をくり返す日々。
■魔王…ヒーロー
「まだ諦めたわけではない。可能性がゼロじゃない限り、俺は前を向く。最期の一秒まで、前を向く。お前も同じだろ?――ラナ」
早々にラナへの恋を自覚して、ツンデレのツンを消滅させ、デレデレ溺愛モードとなる。世界修正では話の中心となり格好いい場面が多かった……と思う。四章の終わりにはラナに感謝をして、子供を作ろうと自ら話す。
■スケル…元勇者。現従者
「私はあなた様を殺せませんが、組倒すことなんて他愛のないことです。根暗で格好つけの魔王様とは、覚悟も鍛え方も違うんですよ」
世界修正編では直接的な関わりはなく、みんなの悩みを聞く側に徹している。魔王が覚悟を決めたのはスケルのおかげ。彼はみんなの悩みを聞き、背中を押すポジション。ミャーミャに自分はあと二年で死ぬかもしれないと告白している。
■ミャーミャ…元黒幕。元世界の奴隷
「さぁ、どうぞ席におすわりになって。世界の意思である私があなた方の疑問になんでも答えますよ」
魔王と花嫁の幸せの為に狂気に飲まれていたが、今回はそれがなくなり正気に戻る。森の外の人たちとの話し合いでは同じテーブルにつき、世界を修正するために話し合う。作家キールと知り合いで、彼が書いた「勇者クラウスの冒険」を広めたのも彼女。
■コモツン
次の挿し話で彼のバックグラウンドは明らかになる。とても悲しい過去を持つ。
〈森の外に住む人々〉
■アッシャー…元警備兵 現保護官
「――僕は線を越える。相手の懐へ飛び込むんだ」
森の外の主人公。色々な人に相談しながらも悩みつつ前に進める人。理想論を言うときもあるが、それは彼の心根の優しさのあらわれ。魔王と接触しなければ、ルクスはモンスターになっていたかもしれないと思う。
モンスター姿は、妖精。
■グラン…元警備兵長 現国王代理
「くそっ。どいつもこいつも、俺を共犯者にしやがって」
国王から魔王の仕組みは平和的なものだと聞かされ共犯者にされ、キールから世界の真実を聞きに行こうと、共犯者にされ、宰相から国が落ち着くまで共犯者にされ、あちらこちらから引っ張りだこな人。武骨で真面目な彼は国王代理となり、死ぬ寸前まで働かされている。
モンスター姿は、豚頭のオーク。
■キール…有名作家
「いつか、あなた達の真実を書かせてくれますか?」
真実を広めるために計画を練った人。穏やかな口調の腹黒。魔王たちへの興味は尽きておらず今後も接触しようとしている。
モンスター姿は、悪魔。
■ルクス…元警備兵 現保護副官
「ハッキリ言っておく。化け物と接触しようなんて異常だ。誰もお前の味方にならないぞ。俺もだ」
アッシャーの先輩として彼の行動を止めようとしたが、止められずに見守ることにした。全てを聞いた後は誰よりも彼の味方になると言っている。
モンスター姿は、岩肌ゴーレム。
■ワインド…元王宮警備兵 現保護長官
「困難を恐れるな! 絶望にのまれるな!
奮い立て! 立ち止まるな! 前を向け!
――お前達ならできると俺は断言する!!」
口が悪く、飄々としているが、仲間意識が強く熱い男。ルクスよりは視野が広い。
モンスター姿は、岩肌ゴーレム。
■ミューゼン…元国王
「人を使うなら、その人を知らないとね」
えらいこっちゃ王様を演じて、最後まで愚かで嘘つきの王様を演じた人。人をよく見る能力に長けて、細かいファイリングまでしていた。本当の彼は優しすぎる人で泣き虫。誰よりも国と王妃を愛した人。
モンスター姿は、ハエ。
■ヘレナ…元王妃
「これからは私を一番に愛してください。私のミュー」
王を支え愛した人。王よりも五歳年上。
■チア&フォルト…ラナの両親
「そうなんですよ! ラナちゃんは、気が利いて、優しくて、賢くて、私の最高の娘です! (以下略)」
「チア、大丈夫かい?」
チアはラナの上をいくメンタル強者。いつも太陽の笑顔でいる。おっちょこちょいでマシンガントークをする。
フォルトは穏やかでやや抜けている。
モンスター姿は、二人とも巨大猫。
彼らは五章以降でまた出番がある。




