登場人物まとめ
同じくネタバレを含む登場人物紹介です。余聞の話も混じっているので、読んでいない方は参考までに。ネタバレしたくない方はスルーしてください。
【森に住む人々】
■ラナ(22歳)
魔王の花嫁に志願した娘。生まれつき人間がモンスターに見える目を持つため、魔王を怖がらずに受け入れる。対人スキルは弱く、よく勘違いして暴走する。
常識とかルールとかを気にせず我が道を突っ走る。諦めずにくじけない。メンタル強者。
見た目は茶色の髪に茶色い目。
■魔王(300歳以上)
銀髪に角が生え、爪は長い人型モンスター。肌色は青くムキムキの筋肉質。胃袋モンスター。
元死にたがり。自分の存在価値を見いだせずに早く死にたがっていた病んだ人。ラナの言葉や行動に振り回されつつ、諦めない姿勢に感化され前を向き始めている。元々、外の世界に興味があり、よく本や新聞を読んでいるため、外の世界に詳しい。ラナに恋心を抱いているが、それが伝わっている様子はない。
■スケル(???)
元勇者。現魔王の従者。ガイコツのモンスター。胃袋モンスター。ひょうきんな性格。ラナと似たところがあるが、ラナよりも魔王に対しては容赦ない。ラナが言わないキツイことも平気で言う。
■ミャーミャ(世界の成り立ち~)
世界の創造主によって最初に作られたモンスター。猫型。三つ目があり、色は青でトラ模様。創造主に言われるがままに舞台や小道具を用意し、世界のルールを変えてきた。悲劇を止めるために行動しているうちに絶望し、狂気に飲まれ、魔王と花嫁の幸せを何よりも欲するようになる。
■コモツン(???)
コウモリ型のモンスター。口の悪い子供。よくラナにちょっかいを出して困らせている。彼のバックグラウンドは挿し話として登場予定。
【森の外に住む人々】
ある告白に出てきた人々のまとめ。
■ミューゼン
国王。「えらいこっちゃ王様」と皮肉を言われ頼りなさげに見えるが、誰よりも国の平和を願う人。人がモンスターであることを知っており、魔王が世界の秩序を保っていると思っている。国の平和のためなら、魔王の存在も利用する。
■グラン
警備兵長。国の警備のトップ。魔王が悪であるということに疑問を持ちつつ現状のルールを変えることなく静観していた。国王により魔王の位置付けを聞かされ、静観をやめ動き出そうとしている。
■アッシャー
若い警備兵。叔父が書いた魔王を倒す勇者の物語に憧れ警備兵を目指す。しかし、モンスターや魔王の存在に疑問を持ち、世界の真実を知りたがっている。まっすぐな心を持つ、純朴な青年。
■ルクス
アッシャーの先輩にあたる警備兵。モンスターの捕縛実力はNo.1のためプライドが高く、口が悪い。魔王は消し去るべき存在と思っている。
■キール
アッシャーの叔父。冒険物語を書く人気作家。グランとは古い友人の間柄。この国の歴史から何かを隠していることに気づく。そして、それを知りたがっている。
【その他】
■創造主、彼女
この世界を作った醜い顔の人間。短気で子供っぽく人の不幸を笑う歪んだ性格の持ち主。悲劇を次々と作っては涙を流して笑っていた。今は森と同化している。




