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大切な人たちとの日々  作者: MIK
悪い虫は付く前に・・・
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第七十六話 ラン&ニヴィ&アズールとベルデ&ローザ&リュイとジヴィとクラース

「ニヴィ、綺麗!」

(兄さん、小物に金と緑色は入れたわ)

「ローザ、可愛い!」

(元はジヴィの案だけど、凄く似合っているわね)

「あら、2人ともばっちりね」

「まあ、素敵」

ドアを開けて部屋に入って来たベルデとランが、向き合ってお互いを褒め合っているニヴィとローザに声をかけた

「お母さん、綺麗!きっと、お父さんでれでれね」

「ローズ、ありがとう、リュイには気合いを入れておいたから大丈夫よ」

「まあ、お父さん足を引きずってないといいけど」

「それも大丈夫よ、ちゃんと加減はしたもの」

ベルデがくすくすと笑うローズの頭を撫でた


「お母さん、素敵!お父さん照れて怖い顔になってそうね」

「ニヴィ、ありがとう、アズールったらすぐに私から顔を背けてしまったわ」

「ふふふ、お父さんったら相変わらずね」

「耳が赤かったから許してあげたわ」

ニヴィが、口調のわりに嬉しそうなランを見て微笑んだ


ラン、ベルデを順に見たニヴィが首を傾げた

「ニヴィ、どうしたの?」

ランがニヴィに気付いて声をかける

「今年の誕生日会は豪華だなって思っただけ」

「貴方たちの18歳の誕生日会ですもの、特別よ」

ランが嬉しそうに笑った

「お母さん、ありがとう」

「ええ、成人おめでとう」

ベルデが微笑んだ

「ベルデさん、ありがとうございます」

「ニヴィ、おめでとう」

「ローザ、ありがとう」

「さあ、下で皆がお待ちかねよ」

ランに促されて皆で階下へ向う

階段を降りると、アズールとリュイが4人を待っていた


「知らなかったな、ローザはそう言う格好も良い、似合っているよ」

「お父さん、ありがとう、足は大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ」

くすくす笑うローザにリュイが隣にいるベルデを見る

「だが、今日は足を踏まれ続けることになりそうだがな」

「まあ」

リュイは呆れたように呟いて頬を染めたベルデの腰に手をかけて、そっと自分に引き寄せた


「ニヴィ、おめでとう」

「お父さん、ありがとう」

「良く似合っている」

「お父さん、言う相手を間違えているわよ?」

「ニ、ニヴィ!?」

「あら、ニヴィに言われてしまいましたね、アズール」

顔を赤くしたアズールがそっとランと腕を組んだ


アズールがリビングのドアを開くと、ジヴィとクラースがソファーから立ち上がり、こちらを見て固まった

「ジヴィ・・・」

アズールがジヴィに声をかけると、我に返ったジヴィがローザに歩み寄った

「ローザ、今日はニヴィと俺の誕生日会に来てくれてありがとう」

声をかけても返事がないので、ジヴィがもう一度ローザを呼んだ

「ローザ?」

ジヴィを凝視したまま固まっていたローザがハッとしてから真っ赤になった

「ジヴィ、とっても素敵です」

真っ赤になったローザにさらっと名前を呼ばれて、ジヴィが赤くなった

「ぁ!?今日は誕生日会に呼んでくれてありがとうございます」

動揺しながらも、挨拶を返すローザにジヴィが笑いかける

「ローザ、一言目をもう一度言って?」

「ぇ///」

「駄目?」

「ジ、ジヴィ、とっても素敵です!」

「ありがとう、ローザの方が可愛くて素敵だけどね」

「あ、ありがとうございます」

「いえいえ」


固まっていたクラースが我に返ると、一直線にニヴィに歩み寄った

「ニヴィ、結婚して下さい!」

「ぇ!?」

クラースの言葉に、アズールが額を押さえ、リュイが胃を押さえ、ランとベルデが微笑んだ

「ニヴィは本当にアズールでいいのかい?」

胃を押さえてげんなりした顔でリュイがニヴィに問いかけた

「・・・はぃ」

少しの()の後ニヴィはリュイに微笑んだ

「あ!父さんずるい」

ニヴィと微笑み合うリュイを見たクラースが叫んだ

「やっぱり・・・」

「今ならまだ・・・」

ニヴィの呟きに、リュイが答える

「ニ、ニヴィ!?」

ニヴィは、おろおろするクラースに向き直ると抱き付いた

「クラース、格好良い!」

くすくす笑いながらニヴィが言うと、クラースが破顔した

「ニヴィは凄く綺麗だ!」

「ありがとう」


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