表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大切な人たちとの日々  作者: MIK
夫たちの苦笑いと妻たちの笑み
66/94

第六十六話 リュイとジヴィとローザとアズールとランとニヴィとクラース

「リュイさん」

呼ばれて声のした方へ顔を向けるとジヴィとローザが立っていた

「ああ」

「先ほどは失礼しました」

緊張したような顔をしたジヴィを見て、改めて大きくなったなとしみじみした

姿勢を正してゆっくり息を吸い込んだジヴィが真っ直ぐリュイを見る

「リュイさん、ローザとの交際を許していただけますか?」

ジヴィの隣では祈るように両手を組んだローザが不安気な顔でこちらを見ていた

「ジヴィ」

「はい」

「ローザは一人で思い悩む癖があるから気を付けてやってくれ」

「ローザを、いや、娘を頼むぞ」

ジヴィは一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに笑顔を浮かべた

「はい、必ず大切にします」

「ありがとうごさいます」

深く頭を下げるジヴィの隣でローザが微笑んだ

「お父さん、ありがとう」

「ああ」

「良かったな」

「はい!」

リュイはローザの頭を優しく撫ぜた

頭を上げたジヴィがローザと顔を見合わせて嬉しそうに笑い合った

いつの間にか傍に来ていたベルデが、リュイの隣にそっと寄り添うように立った


ランの隣に座ってくつろいでいるアズールにジヴィが声をかける

「父さん、リュイさんから許しをいただけました」

「よかったな」

ジヴィの隣にいるローザが、ジヴィに見守られながら2人に話しかける

「アズールさん、ランさんよろしくお願いします」

「こちらこそよろしく」

「ええ、いつでもお母さんって呼んでくれていいのよ!」

ランが嬉しそうにローザに笑いかける

「はい!///」

照れながらもしっかり返事をしたローザを見たランの顔が輝きをました

「ラン・・・」

アズールが何か言いたそうに妻の名を呼んだ

「あれ、ニヴィは?」

アズールがジヴィの後ろを指さした

ジヴィが振り返ると、部屋の反対側で真剣な顔をしてニヴィに話しかけているクラースと顔を真っ赤にしながら険しい顔をしているニヴィがクラースの胸元を睨み付ける様に見ているのが目に入り、思わずジヴィが呟いた

「あれは何?」

「いや、私にも分からない」

ジヴィの呟きにアズールが答えた

クラースが段々情けない顔になっていくのがここからでもわかる

クラースの顔を見たニヴィが慌てたようにクラースに向って何か言うと、途端にクラースが満面の笑みを浮かべてニヴィの手を取りこちらに向かって歩いて来た

―――――――


※ちなみに、クラースとニヴィの会話です

部屋に戻って来たクラースは、ニヴィの手を取ると皆から少し距離を取るように、部屋の反対側へ移動した

「クラースどうしたの?」

クラースは振り返るとニヴィを真っ直ぐ見てから、ニヴィに問いかけた

「ニヴィ、俺のこと好き?」

ニヴィが目を見開く

「俺はニヴィが大好きだよ」

「ずっと一緒にいて欲しいよ」

「交際の許しをもらえたら、結婚の許しをもらいに行くんだ」

クラースが話せば話すほどニヴィの顔が赤くなっていく

「俺は綺麗で可愛いニヴィが大好きだよ!!」

クラースが真剣な顔でニヴィに思いを告げる

ニヴィは次々に伝えられる思いが嬉しい反面、突然強い思いを真正面からぶつけられて受け止めきれずに恥ずかしさが込み上げてきていた

恥ずかしさのあまり表情が険しくなる

「ねえ、ニヴィ、俺のこと好き?」

思いを伝えれば伝えるほど険しくなっていくニヴィの顔にクラースの表情が沈んでいった

その表情に気付いたニヴィが慌ててクラースに気持ちを伝える

「私もクラースが好き」

恥ずかしさのあまりひどく小さい声になってしまったが、クラースにはきちんと届いたようで、途端に満面の笑みを浮かべた

―――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ