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改造赤ずきんちゃん

作者: 冬菜

赤ずきんを改造したはなしです。

結構前…小学生の時に書いた話なので、文とかめっちゃへたくそですが、ご了承ください。

 

あと勝手に改造しちゃってごめんなさい。

むか~し昔、森の奥へ向かう道をすすむ少女がおりました。

その少女はいつもまっ白いスカートの上に赤いずきんを着ておりみんなから‘赤ずきんちゃん’と、よばれていました。

そして、その赤ずきんはもう1つ有名なものがありました。

それは大食いということです。

赤ずきんは食べても食べてもまだ食べる、ということで、マジこいつ大丈夫か?と心配になる程でした。

そしてその赤ずきんが今日はお母さんに頼まれて森のおくにすんでいるおばあちゃんの家へ、メロンパンとワインをとどけにいくことになりました。

お母さんは心底心配そうでしたが(食べないか)赤ずきんが

「だぁいじょうぶだって、お母さん。いくら私だって人にあげる物は食べないよ~」

と、いったのでお母さんは

「そ~お? ならお願いするわね。」

といって赤ずきんにメロンパンとワインのビンの入ったバスケットをわたしました。

それをみて赤ずきんはお母さんにわからないぐらい小さく目を黒くかがやかせました。

そして

「いってきま~す!!」

と元気よくドアを開けて家を出て行きました。

 

もちろん赤ずきんは食べる気まんまんだったのです。

見送りに家の前に立ったお母さんが見えなくなるとすぐにバスケットからメロンパンをとりだし、歩きながら食べはじめました。

そしてメロンパンを食べ終わると次はワインをとりだしてそのままゴクゴクと飲みはじめました。ふつうだとふらふらになって歩けなくなるところですが赤ずきんは酒につよかったらしくおめめぱっちりのまま、まっすぐ歩き続けました。

いやこいつマジで子供か?というか人間か?というレベルです。

そしておばあちゃんちの目の前まできて見舞い品ないしやっぱり今日はやめようかなと思いましたが家に帰るとお母さんに怒られると思い、おばあちゃんの家に入ることにしました。

 

おばあちゃんの家の中にはおばあちゃんではなく、かわりに、おばあちゃんのことを食べたおおかみがベットでねていました。おおかみは何も知らない赤ずきんが家に入ってきたところを食べようと考えていました。そしてわくわくしながらまっていると、

ガチャッ

ドアが音をたてて開きました。

そして赤ずきんがドアからひょっこり顔をだしました。

そこでべっどにねているものを見てかっ!と赤ずきんの目が見開かれました。が、にげずに赤ずきんはドアから完全に体を中にいれたのです。

次にスカートのポケットからケータイ(昔なのに)をとりだし、

「きゃー!!私、おおかみ初めて見た~!!」

といって写真をとりはじめました。

赤ずきんの「はいポーズ」という声におおかみも反射的に笑顔とポーズをしてしまいます。

そして赤ずきんが写真を7枚ほどとったとき、ハッとおおかみが我にかえりました。

「ってちがーう!!」

ばさーっとふとんから起きあがり、赤ずきんは、その大声に少しびっくりしてケータイをしまいました。

おおかみは赤ずきんをじーっと見つめ思いました。

そういえば、こいつ町で大食いとして有名じゃないか。

そうだ。こいつを油断させ、太らせてから食べよう。

そしておおかみは目を一瞬キラーンと光らせ、冷蔵庫(あんの!?)をあさりだしました。

赤ずきんはおおかみが目を光らせたことは天然なのか、なんなのか、気づかず、冷蔵庫をあさっているおおかみを見て、何か出してくれるのかとわくわくしていました。

数分後。

「さあ、赤ずきん。たくさん食べなさい!」

といい、おおかみが作り笑顔で食べ物(冷蔵庫に入っていたものすべて)を赤ずきんの前にさしだしました。赤ずきんは疑うこともなく、よだれをたらしながら

「いっただっきま~~す!!」

といいがぶつきはじめました。

その食べ方といったら、女の子はおろか、男の子でも食べないような食べ方をしました。

それはまるでけもののようです。

そしてそれをおおかみは満足そうにながめていました。それはもう子の成長を見守る親のような表情で。

そして、食べ物すべてを食べ終わったころ、赤ずきんがつぶやいたのです。

「まだ、たりない……」

その言葉をきいておおかみは愕然としました。

あんだけ食べてまだ食べるのか、と。

「肉…………」

その言葉をきいておおかみはびくっとなりました。

そう、肉はおばあさんを食べたときに一緒にたべてしまったのです。

赤ずきんはちらっとおおかみを見ました。

次にかまどを見ました。この家ではかまどを暖炉代わりにしているらしくおおかみ1ぴきかるく焼けそうなほど火が燃えています。

そして今度はじーっとおおかみを見つめました。

次の瞬間キラリと赤ずきんの目が光るのをおおかみはみのがしませんでした。

その目といったらまるで、獲物を見つけた肉食獣のような目だったのです。

おおかみはその目に背筋が凍るような感覚がしました。

こんな感覚、獣の自分には生まれて初めてだ。

やばい…これは……殺られる!!

おおかみが逃げようとしたとき、赤ずきんはすでに隣にいました。

あまりの速さにおおかみですら気付かなかったのです。

そんなおおかみをよそに、赤ずきんはおおかみをつかむとその小さな体のどこにそんな力があるんだと思うぐらいの力でおもいっきりかまどの中に投げつけました。

そして見事命中!

赤ずきんはかまどのところに走って行き、バタンとかまどの小さなどあをしめました。

そしておおかみが出れぬよう、自分の背中でドアをおさえました。

『おい!だせ!なにすんだ!!』

と中でさけぶおおかみの声は一切むし。

ドアをどんどんたたく音にひるみもしませんでした。

そしてドアをたたく音も声もしなくなりもういいか、と赤ずきんがドアから背中をどかした時でした。

「おい!!てめぇ、孫だろ!私も殺す気か!」

と声が聞こえ、     

ばん!!

と音をたててかまどのドアが開いたのです

その拍子に赤ずきんはふっとばされ、壁に背中をぶつけたのでドアをにらみつけました。

そして、なんと!ドアから出てきたのは赤ずきんのおばあちゃんだったのです!

ていうかよく生きてたなぁ。

「ふつう、ここは場面的に私を助けておおかみをやっつけるとこじゃないの?!」

そういうおばあちゃんを無視して赤ずきんは開きっぱなしのドアからへこんだおおかみのおなかを見て、心底がっかりした表情を見せました。

「えぇ!!なにこの子!私ごと食べる気だったんかい!!こわっ!いいもん!娘の所に行くもん!!」

そういっておばあさんは娘の所=赤ずきんの家へにげて行きました。

赤ずきんはそんなおばあさんをにらみつつ、かまどのドアをしめました。

そして約10分ほどたっておおかみをかまどから取り出すと、テーブルの上におき、

「いっただきま~す!!」

と言い、かみつきました。

 そして口に入れた瞬間、

「うえっ!!まず!」

赤ずきんはおおかみの焼死体を残したまま、おばあさんの家を後にしました。


                                  おわり


短編にしてはもしかしたら長かったかもしれません…。

初投稿なのでよくわかりませんが。


とにかく、ここまで読んでくださりありがとうございました<(_ _)>

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― 新着の感想 ―
[一言]  え、これ小学生のときに書いたんですか? 色々と問題はあるし童話というよりコメディーですけど、これだけ書ける小学生ってすごいですね。こんなちょっとブラックな想像を働かせる陽向さんの小学生時代…
2012/08/10 23:19 退会済み
管理
[一言] ちょwwwwおまwwwwやめろwwww 面白いお話ですねw
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