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1000文字小説

傷ついて、時々 割れて。 それでも今は・・・。 [千文字小説]

作者: 尖角

篠宮さんから頂いた「ガラス」という言葉をキーワードとして書いた作品です。


ちなみに、小説ではないです。 どちらかと言いますと詩です。


では、どうぞ。。。



何かが(こわ)れる音がしたんだ。


心の奥底では共鳴した音がずっと残っていた。


サヨナラ―――。


そんなの嘘だって思っていたのに。


君は冗談では言っていなかったんだね。



君は冗談を言う人ではなかったけれども、


そうだと、、、冗談だと、、、僕は信じていたかった。


だけど、、、だけど、違うんだね。


―――本当は、僕が嫌い(すき)なんだね。






何かが壊れる音がしたんだ。


それは、君の心でもない。


それは、僕の心でもない。


二人で叶えるはずだった夢。


でも、今は叶わない。


何もかもが夢になって―――。






昔誰かが言っていた。


「ユメハ カナエル モノ」だって。


じゃあ、叶わなくなってしまった夢は、一体なんなの?


僕にはわからない。 誰にもわからない。


でも、僕は答えを知りたくて―――。






何かが(こわ)れる音がしたんだ。


それは、僕と君とで積み上げた、たった一つの記憶。


今までの経験が、全て無駄になってしまった。


全てが、、、何もかもが、、、音もなく崩れ落ちたていった。


「サヨナラ」だって、本当は僕の耳には届いていなかった。


ただ、君の口の動きでわかっただけ。


君の言うことなんて聞きたくなくて、僕は耳を塞いでいたんだ。






そう、僕は苦しかったんだ。


僕はとっても辛かったんだ。


“心”ではなく、“生”というものが―――。


そう、僕はとっても辛かったんだ。


“君の目を直接見なければならない”ということが―――。


じゃあ、僕にとって君という存在は一体―――?






僕は生きることを諦めようと思う。


だって、苦しいんだ。 君のいない空間で生きるのが。


だって、辛いんだ。 君が隣にいない人生が―――。






夢が消えることに気付いたんだ。


泡沫のように現れては消える。


そんな当たり前に気付けなかったんだ。











だけど、サヨナラなんて言わせない。


僕が僕である限り。 君が君である限り。


何もかもを失いたくはない。


僕は僕でいる限り。 君は君でいる限り。


たった一つのモノだけは護ってみせる。


例えサヨナラと言われたって、僕は諦めない。


僕だけは、この世にたった一人だけの君を絶対に諦めはしない。


辛くたって、苦しくたって、君を護れるのは僕一人。


だから、例えサヨナラと言われたって、


言っているのは君の口で、僕の想いは何も揺らぎなどしてはいない。


言いたいことがあるのなら、口を動かすんじゃなくて、想いで伝えてよ。


そうしないと、僕の心まで届かない。 僕の心には響かない。


ずっと、ずっと、僕は君を護るから。 そうすると誓ったから。



言いたいことが伝わりにくかったと思います。

なので、あらすじを見てくれればなんとなくわかると思います。


p.s.

篠宮さん、

出来が悪てすみません;

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― 新着の感想 ―
[一言] 想いの伝わってこない言葉、それは君が心から告げていないから。 彼を守りたい、彼女の理由があるのかなって思いました。 お互いにお互いの事を、護りあっているのかな。 なんだか切ない擦れ違いですね…
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