ダンジョンを作るんです。
「あれ?この花…図鑑に載ってないぞ?」
ユウはビックリした。
「それ、こっちの世界には存在しないはずよ」
カナはどや顔で言う。
「えっ?どういうこと?」
「…話すと長くなるけど、あなたには知る権利があるわ」
二人は歩く。
それは果てしない道のようだった。
「えっ、ダンジョンって…作るものなの?」
「この世界ではね。君には“迷宮核”の適性がある。だから選ばれたの」
「選ばれたって…俺、ただの園芸部員なんだけど!?」
「植物の知識は、ダンジョンの生態系構築に役立つわ。さあ、最初の階層を設計しましょう」
【第1層:苔むす導入の森】
スライムの群れ:初心者向けだけど、特殊な属性(毒・粘着・分裂)を持つ個体も。
ギミック:植物のツタでできた迷路。時間帯で道が変わる。
目的:迷宮核のエネルギーを集めるための“魔力の泉”を設置。
そう説明書【デスノートみたいな】に書いてあった。
誰の文字かはわからない。
「説明書どおりに、とりあえず初めてみる」
一時間後。
やっとできた。
便利できれいな花の世界が待っているような世界にした。
そして、スライムの群れを用意した。
「どう?」
「まだこれから」
「え、どういうこと」
「まだ一層目」
「そうだった」
泉ができた。
二人は笑いあう。
今日はここで終わり。




