セルフィー族と言う種族がいるようです……
不定期投稿になると思いますがよろしくお願いします。
風に髪が通るのを感じながら今まさに目に映る建物を見ていた…
リィーネ「ここが…ここがそうなのね…」
この世界・エドラントはとても特殊だと母が言っていた…
どうしてそんな事まで知れるのかはわからないけど普通は目の前の建物はないだろうなぁ…と思ってしまう。
冒険者学校……それはとても大きな場所だ。
私はお父様との約束の為にここに来ている。ここで私は三年学ぶ事になる……かつて知恵高い母様の様に………
セルフィー族の中でも母は長く生きた為今ではセルフィークイーンと一部呼ぶ者もいる(それだけが理由では無いけど…)。
リィーネ「まず挨拶からよね…何処なのかな…校長室……
誰か居ないのかな……?」
リィーネ「あの…すみません?」
警備1「あ?なんだ?」
リィーネ「校長室に行きたいですが何処なのか分かりますか?」
警備1「知らん!俺たちは……校内では入れないからな…先生達ならいる筈だ。」
リィーネ「そうですか…ありがとうございました。先生方を探します。」
警備2「先輩、いくらなんでもあの言い方はないでしょう!」
警備1「お前…見てねかよ…アレ…セルフィー族の可能性が高いぞ…!」
警備2「…セルフィー族って………ハハハ、まさか〜!ここ数年姿さえ現れないのに精々エルフだろう。ハハハ」
警備1「それでも白髪と白眼の奴は避けたい……聞いた事あるだろ数年前、何処かの国が本格的に奴隷にする為セルフィー族の集落が居る所を攻めたって話」
警備2「ただの噂でしょう?数人しか居ない時に数百人もの兵士や訓練された騎士まで倒すなんて無理だろ……」
警備1「それはお前がセルフィー族の事知らなさすぎさだ…情報があんまり流れてこないのは彼らの頭脳と知識もあるからだ」
警備2「……どう言う事ですか?」
警備1「当時の俺は小さな子供だったが今でも覚えている……誰一人戻らなかった…」
警備2「あの…ここの出身ですよね?なのに一人も戻らなかったってなんですか?」
警備1「あぁ…出身はここだが駆り出された者達もいるんだ…そこには親父と兄が駆り出された………
二人の事は俺が見てきたから知ってる優秀だった
それでも戻ったのは………体だけだった…」
警備2「あの…先輩はどうして知ってるんですか?セルフィー族の事…」
警備1「全てじゃないと………思う。けどあの種族はちゃんと接していれば温厚だが怒らせれば命は無い……現れてから千年以上もたった今でも何一つ彼らの事は簡単入ってこない…お前も気よつけろよ?」