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半天の貴方に  作者: 小説家にならない
3/7

第2話

短く長く繋げていきたい

同級生との格差に焦り、半グレが吹っ飛び、

謎の少女から告られた次の日、まだコウタは頭の回転が追い付いていなかった。卵焼きを作ろうとして卵の中身を捨て殻をフライパンにいれてしまったり、コーヒーメーカーに水しかいれてなかったり、トイレで尻を拭くのを忘れたりと、これはもう頭が回ってないどころか、死んでいるのだろうかと思うほどだ。

コウタは昼前になってようやく落ち着き、

「今日は仕事休みだし、今日は家でゴロゴロしよう」

とテレビをつけた時だった。


ピンポーン


チャイムが鳴った。宅配便の覚えもない。ウーバー?頼んでない。じゃあ来客かな?

そう思いドアスコープを覗くと彼女がいた。

そう、昨日出会った彼女だ。あの後、何事もなかったかのように別れ、今に至る。

もしかして


「昨日酔ってて変なこといっちゃって...」


とか


「実はドッキリの企画で...」


とかだったらどうしよう、、辛いなァ泣いちゃうかなァ

などと考えていると、またチャイムがなった。

ドアスコープを覗かずにドアをあける。


「あ、こんにち...」

「やぁ少年、元気にしてるかい?」


コウタの控えめな挨拶は彼女の挨拶によってかき消された。


「あ、元気ですハイ」

「そうかそうかそれは良かった。昨日のことなんだが覚えてるかい?」

「あ、まぁ、一応」

「そうか、なら大丈夫だな」

「な、何がです?」

「君があまりにボケーッとした顔をしてるから一応確認にと思って来たのさ。」

「は、はぁ」

「これで心配事はなくなった。なんの隔たりもなく交際を始められる。それじゃ私はこれで。」


彼女は風のように去っていった。


もし、なんの特別な関係も持たない来客が彼女のような用件でここへ来たのならば、コウタは少なくとも少しは腹を立てただろう。

しかしコウタはニヤついていた。そう、あれだ。スマホ見ながらニヤニヤしてると家族から

「キモい」だの「きしょい」だの言われる顔だ。

おそらく今のコウタの顔は、大衆に晒せば一瞬で好感度が下がるであろう。そんなニヤつきをしていた。

どうやら昨晩のことは紛れもない事実だったらしい。コウタは心の底から喜んだ。久々に誰もいないところでガッツポーズしたほどだ。キモいと思うかもだが、どうせこれを読んでる人も一度はやったことがあるだろう。


しかし、コウタはまだ1つの違和感に気付いていなかった。

投稿してから気づいたけど、鬼短いの草

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