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新しい人生は何かおかしい
新しい人生は
何かおいしい気がした
そう、ケーキが甘くておいしくて……
って、ちがう!
何かおかしい
だって今も間違えた
そんなはずがあるのに
ちがう、そんなはずがないのに!
――それはね、小娘――
小娘じゃない
俺は――
僕は、だれだ?
私も!
――とにかくね、それは君の頭のねじが
外れてしまっているからなのだよ――
じゃあ僕は
ロボットだってことなのか
――そんなの、どうでもいいだろう――
俺は前の人生でさ
人間になりたかったような気がしてならない
――さてね。知ったこっちゃないさ――
私にできることは
頭のねじを探すことだけらしかった




