セット2
「ひろしさんお手伝いに来ましたシャンプーとブローどちらですか」
「ゆうこさんお手伝いありがとうそれじゃまずシャンプーお願いします」
この記憶は知ってる覚えてるそうだ私は 私は 「あの」ハッとして私は慌てて挨拶をした
「ご ご機嫌ウィンド殿下」
「あぁ 驚かせてすまない」
「見知った雑誌が見えたので つい声をかけてしまった」
「雑誌…ってこれのことですか」
「あぁ 僕その雑誌愛読書の1つなんだ」
「えっそうなんですか」
「うん 良いよねBLanTcut君いい趣味してるよ」
「あ ありがとうございます」
この出来事がきっかけでその日以降お昼休みになるとウィンド殿下がやって来て髪型や髪の毛の質など髪に関する話題からそうでない話まで色んな話をした
中でも殿下との話の中で1番驚かれたのは私が自分に似合う髪型を研究しまくっていた結果貴族のお茶会や国が主催するお祭りや行事ごとに一切出席した事がない事だった
「いや〜まさかお茶会どころか国が主催する行事ごとにも一切出席した事がないなんてくくく…」
「しかもその理由が髪型の研究とかくく…」
「そんなに笑わなくても…」
「あぁいやごめんね馬鹿にするつもりじゃなくて ただ君のその1つの事に熱中するその姿勢尊敬するなと思って」
「あの 怒っていないんですかその国の主催する行事ごとに一切出席した事ないって言う」
「確かに 貴族の令嬢としてはあまり褒められた行動とは言えないけど 僕個人としてはベル嬢の好きな物に一直線なところ嫌いじゃないよ」
そう言われて私は 自分のことを少し理解された気がして心がソワソワして嬉しい気持ちになりつつ一方で先程思い出したことで少し頭が混乱していた