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彼との彩食  作者: 日戸 暁
第3章 そして時は巡る
24/28

それはいつもの日常ー通年ー

【普段の料理】

ほうれん草は久々に白和えだった。

メインの豚ヒレのパン粉焼きはローズマリーのいい香りがする。


いつだったか、俺がローズマリーを知らなくて、

「ローズマリーって、緑の葉っぱなんだな。名前からして、赤い花なのかと思った」って言ったら

「お前、まさか、薔薇の花だと思ってたのか?」

と彼に驚かれたっけ。


豚のパン粉焼きに添えられたマッシュポテトは辛子ヨーグルトでさっぱりした味付けだし、千切りニンジンサラダはレモンが効いている。

葱と貝柱のスープはシンプルだが旨い。

和洋中の多国籍献立。

絶妙に合うので面白い。



【餃子イレギュラー】

円形の餃子だ。

しかし羽根つき円盤餃子ではない。

2枚の円形の皮の間に、具がはさまっているのだ。

挟み焼き、いや、ラビオリだろうか。形。

「お前が買って来……てくれたやつ、大きくて皮が薄いやつだったから」

普通の二つ折りだと皮が破れそうでさ。

と。

具を余らせて別のものを作るのも、

皮を買い足すのも面倒で。

と苦笑いの彼。

すまん、俺が買った餃子の皮がいつものと違ったんだな。


【麻婆豆腐】

油を引かず、肉から出た脂で葱、生姜、挽き肉を炒める。

挽き肉はパサつかないよう、極力ブロック状のまま火を通すのが彼のこだわりだ。

紹興酒や調味料、豆腐を入れて煮詰め、片栗粉でとろみをつける。

挽き肉が余った時だけ、彼が気まぐれに作る、花椒と山椒の爽やか麻婆豆腐。

実は俺の大好物。


【定番料理】

彼が頻繁に作るのは彼曰く“超手抜き炒飯”。

確かに人参、ネギ、玉ねぎはかなり粗微塵。でも野菜もソーセージも、具は全部一緒にチンして火を通すので大きさは特に構わないんだそうだ。

フライパンで卵炒飯を作り、チンした具を混ぜるだけ。

何ならこの具に冷や飯ぶっ込んでレンチンして混ぜご飯にしたって良い。

簡単なのに味はとっても美味い。


【柔らかいだけじゃない】

ある日、珍しく彼が高熱で倒れた。

俺はすっかり焦った。

熱があっても口にできるもの……よし、粥を作ろう。

白飯を湯でしっかりふやかして、彼の元へ運んだ。

しかし、彼は一口食べて匙を置いた。

食欲も全然ないのか。心配だ。

でも俺は今日は仕事で、いきなりは休めない。

午後休を取ろうにも、どう言えば良いのか。


こういうとき、俺とこいつの関係は何なのだろうと考えてしまう。


出勤間際の俺に、

「仕事帰りにさ、悪いけど、レトルトの粥買ってきてくれるか?一番安い白粥でいいから」

と彼が頼んできた。

「……え、食欲はあるの?」

「あー。作ってくれた奴は、あとで、その、ゆっくり食べる」

俺が居たら食べにくいってこと……?

俺はハッとして自分の“粥”を味見し、その不味さに驚いた。何故だ。

以前彼が俺に作ってくれた粥は旨かったのに。


【家のレシピ】

さっき焼いた豚肉を、鍋の湯にぶち込んだ。

と思ったらもう取り出している。

何がしたいんだ。

肉は普通の切り落とし。

今度はフライパンに酒を入れて、ぼーぼー燃やしている。

何なんだ。

皿には既に、焼いたピーマン&椎茸&かぼちゃが乗っている。

今日の献立はいったい。

「暇ならおろして」

と生姜を渡された。

そうして出来上がったのは、豚こま肉の生姜焼きだ。

「生姜焼きって、焼いた肉を生姜で味付けるだけだと思ってたわ。熱湯に肉ぶっこんだり、フライパン燃やしたりするんだな、案外面倒くさいのな」

って俺が言ったら、

彼は軽く肩をすくめた。

「さぁ、家によるんじゃないか?……あと、湯通しと、フランベだ」


【手間を省いて】

冷凍うどんは袋ごとチンして丼にあければ良いから楽だ。

と言いながら、豚ひきと玉ねぎを炒め、

カッテージチーズを加えてホワイトミートソースを作っている。

せっかく楽ができるのに、わざわざソースを手作りするなんて、変なやつだ。

そうそう、このソースも万能ソースの1つだ。豆乳でも牛乳でも足 せば濃くなるし、このままさっぱりでも旨いんだ。


【めんどくさい日もあるらしい】

少し怠そうな彼。

「飯...食うよな」

ぶつぶつ言いながら俺を見て、台所へ。

器に飯を盛る。

ツナ缶をあけ、その油を鍋に、ツナは飯の上に。

冷凍の刻み玉ねぎを鍋で炒める。

トマトペーストと少量の酒と水を加え、煮る。

チーズをどかっと入れ、溶け出したのをツナ飯にかけて出された。

味はまるでリゾット。


【おやつ】

ホットケーキミックスと豆乳だけで作るシンプルな生地。

俺は型抜きを楽しんでいる。

彼は横で黙々と揚げている。

ドーナツ。

俺のハートと俺の星と彼の真ん丸。

輪っかじゃなくて丸っこいやつ。



【バイトと昼ー料理番の餌付けー】

昼休憩。

今日は、俺の弁当を狙う男と時間が被る日だから、そいつのアレルギー &嫌いな食品詰め合わせ弁当にした。

揚げ鯖、ひじきの煮物、酢漬けのミニトマト、ピーマンの胡麻和え。

栄養ゼリーを啜りながら恨めしそうに俺を睨んでくるので、昨日作ったドーナツを与えたら無茶苦茶食いついてきた。

犬か。




【夕飯】

今日の夕飯は、ちっちゃな揚げ出し豆腐と鶏唐揚げのみぞれ餡かけ。

添えられた小ネギには山葵が混ぜ込んである。

小鉢は蓮根と長芋の梅酢漬け。

そして、わかめの味噌汁。

ちょっとした和定食だ。


「今朝もこれも明日の朝も味噌汁だし、 明日の弁当もメインは鶏唐だ。悪いな」 と彼。

いや、充分だってば。


【パスタ】

ツナとたまねぎをフライパンで炒める。

後から加えたほうれん草がしんなりしてきたところで火を止める。

隣の鍋ではスパゲッティが茹でられていく。指定の茹で時間より1分早く、麺を湯から上げてフライパンに移す。

火を入れ直して煮立たせること1分。具とよく麺が混ざったスパゲッティの完成。



【このメニューなら丼飯】作り置きの、生姜、玉ねぎ、ピーマンの微塵切りを豚ひき肉と炒めた奴は彼の夜勤明けの日曜の定番朝食だ。

先週はトマト缶で煮てパスタにかけた。今朝は紹興酒と出汁と片栗粉で餡に仕立てている。 ということは。俺が丼に飯を準備したら、礼を言いつつ彼が「肉みそ料理、レパートリー増やすわ」



【休日のオフ飯】

キャベツと豚こまを酒で蒸し上げ、ケチャップで和えて、白飯に乗っける。少し粉チーズもかける。「休日だから手抜きだ」と彼は言うが、食卓には玉葱入りのかきたまスープと、えのきとツナの小鉢もあるじゃないか。どこが手抜きなんだ。俺の母の作った飯よりも、ずっとバランスの良い食事だ。


【虫養い】

帰りが深夜を回りそうだから、今日は夕飯は要らないと伝えてあった。終電で漸く帰宅する。「今晩、何か、食えたか?」と起きていた彼に聞かれた。「いんや。風呂入ってもう寝るわ」と、腹が鳴るのを無視しつつ答えたら「これで、 虫、養ってやれよ」と、麦飯を入れた豆腐の吸い物を調えてくれた。




【秋】

炙ったエリンギと豆腐の吸い物。茄子の味噌田楽。さつま芋と蓮根の精進揚げ。 メインは秋刀魚に大根おろし。今日も食卓が秋だねぇ。


【丸いもの】

ボウル一杯に盛られた、一口サイズのじゃが芋。蒸して、切れ込みを入れたそれに、お子ちゃま(俺の継弟)はバターをたっぷりつけている。俺は烏賊の塩辛や明太子を挟んで食うのにハマった。


今日は中秋の名月。里芋が手に入らず、 新じゃがの小芋で代用だそうだけど、旨いから構わない。



【柿の料理】

椎茸とえのきの炊き込みご飯。牛のトマトシチュー。ほうれん草とチーズの和え物。柿と大根の酢の物は生まれて初めて食った。「柿の酸っぱいのも旨いな」と言ったら、

「柿なます、また作ろうか」

彼は答えた。




【名前】

塩胡椒で味を調えた、ポトフ風の煮込み。

冷凍保存できるようにと、人参はあえて煮崩してある。よく焼いてから煮たポークリブの肉は、ほろほろと解れ、粗微塵の玉ねぎは甘くとろけている。むっちゃ旨いのに。


彼、この煮込みを『離乳食』って呼びやがる。



【下味】

職場で昼休憩中に彼からメッセージが届いた。

“夕飯のイワシ、酒浸りの奴か、ヨーグルトパック&ハーブやってる奴か”

どっちがいいと訊かれても。

何その選択肢。

“前者は梅煮、塩焼き、唐揚げなど。後者はトマト煮、パン粉焼き、フライなどに変身”

と続いた。最初の2択は、下味のことか。


【飯と仕込みと味見】

イワシの梅煮に、豆腐の吸い物。

ほうれん草の胡麻和え、れんこんの炒めなます。

遅くなっても飯があるって幸せだな。

と思いつつ俺が食っている間、彼はまだ台所で立ち働いている。

作り置き惣菜の仕込み中なのだ。

くぅ、いい匂いがしてくる。

「味見、する?」

取皿に、豚と生姜と梅干しを炒め煮にしたのを盛ってくれた。



【予想外】

さっと両面を炙り、酒で蒸しあげた薄切りの牛肉がたっぷりと、白飯に盛られ、 しめじとエリンギのバター焼きも乗っている。わさび菜と水菜のサラダも付き、 ローストビーフ丼だと思っていたら。 さっきの酒蒸しの出汁で作ったスープが来た。具は、ネギとわかめと、胡麻。

「キムチ要る?」と彼。



【だから、言い方。】

すり下ろした大量の玉ねぎをベーコンと炒め、それをセロリや様々な野菜の切れ端でとった出汁で煮込み始めた。「パンだけど、スープに浸かってふやけてるのとチーズで焦げてるの、どっちか選べ」

と彼に究極の選択を迫られる。

.......かりかりのチーズトーストと、ポタージュみたいに濃い野菜スープ。

食感の違いが、一層、旨い。


【シンプルイズベスト】

細く切ってチンした人参に塩振って、さらに炒めただけのもの。

砂糖も味醂も使ってないのに、甘い。

そんで、とんでもなく旨い。

「もう一本、つけるか」と言って、彼は俺の猪口に注ぎ切った。

「アテがこれで良いなら安上がりだ」と彼が笑う。

人参で酒がこんなに進むとは。


【某,隣人のお化けなアニメのお弁当】

日曜の朝。

白飯と沢庵、葱の味噌汁だけが食卓に並んでいる。

金曜夜にTVを観る俺の隣で熱心に読んでた時代小説の影響か。

と思ったら。

えんどう豆の塩茹でと目刺しが出てきた。「これ、かけるよな?」と差し出されたのは桜でんぶ。

俺が観てたアニメの......。

「お前が、旨そうって言ってたから」



【さかな】

「魚屋のおっちゃんが格安で売ってくれた!!」と彼が目を輝かせている。

パックにたっぷり入った、色んな魚の身の切れ端。

「こっち譲ってくれた!!」

海老や何かの魚の、頭や太い背骨。


「これ、大トロじゃね?」

「最高」

不揃いだけど極上の刺身の盛り合わせと、海老が香るあら汁が食卓に並んだ。



【アフタヌーンティー】

このアフタヌーンティーの、栗と抹茶のムースケーキ美味そう。

そう俺が言うと

「○○って洋菓子店に似たのがあるけど」と彼。

違うそうじゃない、料理とスコーンを食ってから、ミニサイズのスイーツでメる。

この流れが良いんだよ。

と力説したら、

「独りで行けば?」。

三十路の俺独りで?



次の休日。

結局、予約が取れなくて、ホテルのアフタヌーンティーは諦めたのだけれど。

彼が、メニュー写真を見て作ってくれた。


胡瓜のサンドイッチ、玉ねぎのマリネ& スモークサーモンなどのピンチョス。

見事なウルフマウスのスコーンに、クロテッドクリームとレモンカード。

抹茶とマロンのミニケーキに俺が感激したら、

「男一人だけでも行きゃぁいいのに。ホテルのちゃんとしたアフタヌーンティ ―」

彼がぼそっと呟いた。


【洗い物】

ハムと刻み小ネギのうどん。

冷凍保存のをチンして、つゆは魚介の顆粒だし、風味づけに醤油を少々。


食欲はあり胃腸も元気だけど、微熱と上気道炎で寝込んでいる俺の飯。


......包丁もまな板も要らない。

生ごみも出ない。後片付けが非常に楽だ。普段の飯もこれでいいか?

真顔で彼が、俺に訊く。


【家の呼び名】

ポタージュってさ。基本的にクリーム使うんじゃね?と言ったら、彼はふっと笑った。


「俺ん家だと、生クリーム入れたらそれはクリームスープ。牛乳か豆乳で伸ばしたらポタージュ、出汁でのばしたらすり流し」


クリーム入りは、料理名にもクリームってつくのね。いや、最後の、何?



【違う】

フライパンに油を引いて溶き卵を流し入大雑把に混ぜる。

水洗いした冷飯と、刻んだソーセージと小ネギの微塵切りも加えて炒めていく。

最後にカレー粉を振りかけて、香りが立つまで炒めれば。

「ドライカレー!!」

喜ぶ俺に、

「これはカレー炒飯。挽き肉の奴が俺のドライカレー」と彼。


【料理名なんてー料理男子の呟きー】

レシピを確かめて作る俺に、

「カレーピラフとカレー炒飯とドライカレーの違いなど、他国の料理がアレンジされて別の国の家庭料理になった途端に消えてなくなって、国地域どころか家ごとに味と名前が付くもんさ」

......って豪快に笑って言ってのけたあの人に、会いたくなった。





【家庭料理の名前】

酢キャベツと焼きソーセージって彼は言うんだ。家レシピ的にはそうだけど、ザウアークラウトの方がカッコ良くない?

ロールパンを割って、ザウアークラウトを詰め、添えられた辛子をつけて食いながら俺が言うと、同僚曰く

「今日は酢キャベツと焼きソーセージって、朝お前も言ってたぞ」。

マジか。


【ある日の夕食】

鯖餃子5つ。ターサイと卵の炒め物。

あと、この汁物は何だ。

薄い餡の中に、白いハンバーグみたいなものが、でんと入っている。

箸で切ると、もちねちと粘りがある。あれ?この味。

「そうだよ、蓮根。芋餅を蓮根で作ったんだ。干し海老と豆板醤も入ってる」

なるほどこれは蓮根餅。

味も香りも食感も旨い。



【ハンドミキサー】

先日、台所でハンドミキサーを見つけた。

「あぁ、......前の同居人がのこした物だ」

と彼は言い、

「久々に作るか」

と笑った。

彼を笑顔にするのか、前の同居人は。

そして今日。

日曜の昼下がり。

ヴィインとハンドミキサーを唸らせて。

彼が作ったのはコーヒークリームのブッセ。 穏やかな、少し寂しそうな顔の彼。


【カレー】

夕方に、“昼飯、カレー食った?”とだけトークアプリに送られてきたから、今夜はカレーだな。

ビーフかな、ポークかな。

彼が作るならチキンもいいな。


side:料理番

合挽き肉が安かったので買ったは良いが、さて。夕飯の献立は奴の昼次第。

力レーじゃないなら夕飯はカレーにしよう。

いや、昼にカレー食っててもいいや、夜もカレー食わせよう。

肉と玉ねぎにラム酒を振って炒める。

それをトマト缶と、スパイスが色々入ってるカレールーで煮る。

あとは、人参とキャベツのサラダとほうれん草とチーズの和え物。よし。


【晩酌】

夜は鯖

とだけ昼に連絡があった。

夕方、たまたま立ち寄ったスーパーで、ふと目についた食材を買った。

“値引きの鯛の刺身と、オリーブの実を買った”

と連絡したら。


“明日は休みだな”

と日本酒の絵文字付きでトークアプリの返信。

よし。今夜は酒盛りだ。


【ファミレス再現】

春雨ときくらげ、人参のきんぴら風サラダは胡麻と鷹の爪が効いている。

黒酢の餡掛けハンバーグには焼き野菜と大根おろし。

あとはワカメとネギがたっぷりの味噌汁。

大根の甘酢漬けと飯。

見た目は俺が前に食ったファミレスの定食だけど、何かこう、旨い。

写真を送ると、数日後に彼流 で作ってくれるのだ。


【いつの間にか、“当たり前”】

チンして水気をきっても、凄い嵩のキャベツともやし、白髪ねぎ。

グリルでは、紹興酒と味噌で濃いめに下味をつけた豚こまが焼きあがった。

彼は、八方出汁と山椒、ヒハツ、にんにく、醤油を丼に用意している。

鍋の湯が沸いた。麺をぶち込む俺に、

「右がお前のな」

と彼が言った。

いつものラーメン。

俺はにんにく多め、山椒少な目。


【外食】

週末、出掛けた先で、彼とファストフードの店に入った。チーズバーガーにピクルスが入っているのが気に入ったようだ。別の日に、別のチェーン店に連れて行ったら、チーズバーガーにトマトや玉ねぎも挟んであって、感動していた。......たまにはこういう外食もいいかな。


【家のハンバーガー】

トーストにマスタードとケチャップを塗り、チーズ乗せハンバーグ、玉ねぎ、トマト、レタス、ピクルスを挟んでかぶりつく。オリーブオイルをまとわせてグリルした、ざく切りのじゃがいもも美味いな。



【完全栄養食】

ピーマンとえのきと玉ねぎが刻まれ、鶏むね挽き肉とツナも器に準備されている。それが全部、炊飯器にぶち込まれる。顆粒だし、紹興酒、ジンジャーパウダーを加え、ケチャップをどばっと入れて、炊き上げる。彼が時々作る炊き込みご飯。肉、魚、野菜、米が一度に食える、超便利なやつ。



【デパートの高級品】

珍しくビーフカレーを仕込んでくれた。

カレーと言うより、香辛料の効いた濃厚なビーフシチューの味だ。

かなり良い牛肉の、切り落としを使っている。

彼が唯一行くデパートで買ったのだ。

ほら、星也といっしょに行った日に。

一人じゃ滅多に行かない上、必ず買うとも限らないので、 この肉が食えるのは年に数度らしい。

いい肉を使うとカレーが一層旨いなぁ。




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