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彼との彩食  作者: 日戸 暁
第2章 合鍵と家と二人の飯
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記念日?

ある晩。

「ただいまー、あ一疲れた。 今晩、飯、何?」

と俺は聞いたが、 彼から一向に返事がない。廊下から台所を覗くと、彼が驚いた顔で 突っ立っていた。

「...…あ、ああ。お帰り」

え、何。そのとか、その表情とか。「決めた。明日はビーフカレーにする」

そう言う彼の頬が珍しく緩んでいた。

どうしたんだ?



【ただいま記念日ハンバーグ〜料理番の過去編〜】

「やっと、ただいまって言うようになったな」

通わせてもらっている学校から帰った俺に、〇〇さんは言った。

「今まで、戻りましただの、帰りましただの言ってたのに」

にやと笑う。

「ご、ごめんなさい」

思わず反射的に謝ると、ぺしっと頭をはたかれた。

「今ののどこが謝るとこか。今晩はハンバーグが良い」

脈絡なく注文される。

〇〇さんは、へへっと笑って、妙にご機嫌だった。



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