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九話馬小屋掃除ならできるやろ

昨日まではひどかったけど

今日の俺はちょっと違うのさ


朝イチにギルドへ行き

馬小屋掃除の依頼を受けたのだ


この程度の依頼を達成できなければ

Dランクに上がることはできないからね


しかも馬小屋掃除には注意点がひとつしかない


“馬の後ろに立つな” 以上である


そしてその馬がいない


失敗する要素がないのだ


”勝ったな“


俺は掃除し始めた

ふんをとっては捨てて

とっては捨ててを繰り返す


そしてモップでこする

最後に水を流して終了


やったぁ無職の俺でもできたぜ


よし、あとは管理人さんに報告するだけ

管理人さんのもとへレッツゴー


「つるっ」すべった


「あっ!」


「がんっ...ぷちゅ」


「...」


俺はまいた水ですべって馬糞にダイブしていたのだ


「くそがぁ!!!!!!」


ただ銅貨3枚もらえた






そのころ魔王は


「弱体化の効果がきれたようじゃな」


噴水の中にはいっている滝汗に話しかける


「そう!切れたみたい」


滝汗からは汗が大量にでていた


魔王が力業でおさえているのでまわりに影響はでていない


「これまではどうやって汗を管理していたのじゃ?」


「これまでは〈滝汗〉じゃなくて〈汗〉ってスキルだったからタオルでふくだけでまにあってたの!」


「そうかスキルが進化して迷惑なスキルになってしまったのか」


スキルは進化することがあるらしい原因は不明


迷惑なスキルとは迷惑なスキルのこと


わかりやすいね...?


「それでゆうたは?」


「もうすぐギルドにくると思うが」


「すいません、遅れました」






俺は馬糞を水で流して魔王様のもとに到着した


拠点に帰ったら風呂に入ろう


「おぬし、なんか臭いぞ」


「すっごい馬糞まみれやん!すっごい汚いやん!」


経緯を説明した、もちろん笑われるだろう


「ぷっはっはっはっは─」


「ごぼ、ごぼ、ごぼ......」


魔王様には笑われたが

一人は笑いすぎて溺れている


「と...とにかくスキルを使うのじゃ」


「スキル〈弱体化〉」


「ふぅ...助かった!」


「そういえばなぜスキルって言うのじゃ」


「え?、言わなくても使えるんですか?」


「しらなかったのか、なら覚えとくといいぞ」


次からは言わずに使こう、いいことを聞いた


「それで滝汗よ、おぬしも魔王軍に入らないか?」


「え?わいが?」


「ゆうたもおるしスキルが暴走せんようになんとかしてやるから入るといい」


「よろしく頼む!」


なんやかんやすませて帰宅する


もちろん俺は風呂に直行する


「ここがわらわたちの拠点じゃ」


「今日からよろしく!」


「さあ晩飯なにかな」


「焼きそばじゃ」


やったぁでもチキンライスって予想してたんよな

まあうまいしいいか


「マヨネーズありますか?」


やっぱり焼きそばにはマヨネーズだろう


「あるぞ」


魔王様はたくさんのマヨネーズを出してきた


「おおー!!」






「このソースうまし、魔王様このソースはなんのソースですか?」


「スライムソースではなく焼きそばソースじゃ」


これは突っ込むべきではないな


あと焼きそばソースってやつがあるんやな


「スライムソースってなに?」


滝汗よ、聞いちゃだめなことを聞いちゃたな


「それはの、スライムをつぶしてソースにしたやつじゃ」


「へーそうなんだ!」


会話終わっちゃったぞどうすんだ

焼きそば食べればいいでしょ

そうやうまいな焼きそばさすが焼きそば

マヨネーズもやっぱりうまい




食べ終わり寝ようとする


「じゃあ滝汗、おぬしはソファーで寝るとよい」


「わらわたちはいつもどおりベッドで添い寝するからのう」


「「え?」」


ソファーがあるなら最初からそれでよかったのでは?と思ったが言わないことにする、だって


添い寝は最高だから


「そうじゃ、おぬし今日は馬糞にまみれておったのじゃからベッドじゃなく床じゃ」


くそがぁ!!!!!!


もうやだ

くそw


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