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八十九話アスカの異変

数日間の休養を経て新天地アスカへと向かうことになった

えっと……アスカ城を建てるとか、なんとか

みんなで話し合って決めたらしいね……


俺は個人的な要望だけを伝えたぞ



そしてみんなでアスカへ向かうために船に乗り込んだ、本当にみんな行くんですねー

姫は後から来るそうだ


「アスカの白米はおいしいし楽しみやな!」

「ん、里帰りー!」

「アスカ懐かしいなー」


北の村が見えてきた

なんか空から茶色いのがたくさん動いてる


なんだあれ、気持ち悪い……


『あれはう○こスライムですね~』


気のせいよ、なんだその気のせいが好きそうなやつは?


『気のせいの要望で作ったんじゃが湧く数の桁を無量大数桁ほど間違えたようじゃな……』


「無量大数桁!?」


初めて聞いたわ、なんやねん無量大数桁って

え?桁?ちょっと待ってごめん、意味わからん……


『あー、う○こスライムはとてもレアでスライム無量大数女神匹につき一匹出るはずなんじゃったが……』


あーもう桁外れすぎてわけわからん……


『それよりやばくないですか!?う○こスライムの死体はみなさんには激臭のはずですよね』


『うむ、だいぶヤバい……』






アスカへやってきたがここにもう○こスライムが大量にいるっぽい……


「「「んこー!んこー!んこー!」」」



んこんこうるさい、そしてなにより


「「「クサイ……げろげろ」」」


みんなが中の物を吐き出しばたばたと倒れていく……

うつせないのでモザイクをかけておこう


それでみんなはいいよな、すぐに倒れることができて

俺は自動再生の影響で倒れることができないからな!


「みんな生き返「ストップげろげろ」」


あーもう出るものがなくなってしまった、というか滝汗やめたげて、俺らにみんなを巻き込まないで……


『みなさん大丈夫ですか?』


お前はいいよな、鼻が曲がってて

それで現在無事?なのは俺と滝汗と気のせい……

あれ?女神は?


『チーン……』


「めがみーーー!!」


女神は両手を胸の上で組み、天に向かって笑顔で息を引き取っている、ただし俺の腰の高さで浮いている……

俺はすぐに女神の腰についている法螺貝を奪い


「ぶおーーー!!」


『うぎゃーーー!!』


やっぱり生きてた、なにしてんの

というかこのニオイに慣れてきた……

耐性がついちゃった


「というかどうするんですか?全部倒すんですか?」


『ダメですよ!う○こスライムさんたちも生きてるんです、ほらこの子とか可愛くないですか?』


「んこー!」


気のせい(大)がう○こスライムを持っている

そういや体の大きさを自由に変えられるんやったな


というかう○こスライムの違いがよくわからない……

う○こ型のスライムに目と口の黒線引いただけのこいつらいらんやろ


「チョップ、ぶちゅっ……」


『うわー!なにするんですか!?う○こスライムさん死んじゃったじゃないですか!!』


「いやー、いらんやろ」


『なにを言っているのですか!?う○こスライムさんたちは今を懸命に生きているんです、その命を軽々と奪うなんて、ゆうたさんひどいです!!』


いやー、せめてモデリングとかなんかこんな雑っついやつじゃなくてもっといいやつを


『そういうことじゃないです!もうゆうたさんなんて知りません!ふんっ!!』


気のせいがそっぽ向いた、まあいいか


『実はう○こスライムには魂が入っておる、じゃから倒すのはちょっとのう……』


「え……」


魂のことを前に女神から聞いたが、魂を持つ者は蘇生できるとか……


「生き返れ!」


「んこー!」


『あっ!う○こスライムさん!!』


気のせいとさっき俺が殺したう○こスライムが戯れている

というかどうすんだこの数……


「間引き……」


『ダメです!』


ですよねー


『でもこれだけの数はさすがに……』


気のせいもそれはわかってるようだ


「じゃあやっぱ間引き……」


『いや、しなくていい方法がある、全部合体させればいいんじゃ』


『それは可哀想です!』


わりといいと思ったけどダメか


「それじゃあ世界に散りばめる……とかはどう?」


『それはありじゃな』『ありですね~』


とはいえこの数やからなー、散りばめても世界がう○こスライムだらけになってしまう


『そうじゃ、あそこに送ればいいんじゃ』


『どこに送るのですか?』


『ハママツじゃ』


『賛成です』「俺も」「わいも」


あそこなら広いし元から汚いしまあ大丈夫でしょう


『それじゃあハママツに送ってこよう、気のせい、その子はどうするんじゃ?』


『この子は私と一緒がいいって言ってます』


「んこー!」


気のせい……言ってはないよ、たぶん……


『わかった、その子以外をハママツに送ってくる』


女神はとんでいった、じきにニオイもましになることだろう


それで街の人達が死んでるし仲間達も死んでるし

ドえらいことになってるな


あれ?ハママツ送りにしたら……

よしっ、考えるのをやめよう






しばらくするとニオイがましになってきたので滝汗がみんなを生き返らせ始めた、ご苦労様です


というか俺たちなんのためにアスカに来たんやっけ?

う○こスライム退治やったっけ?


「んこー?」


うん、こいつらのせいで目的を忘れてもうたわ


『ゆうたさん!アスカ城を建てるんですよ!』


そうやった、新拠点を建てるんだった!

う○こスライムというクソ生物をまた生み出してしまった

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