新八十五話つっこみます
石化がとけた石化が砲台ちゃんに呼び掛けたが砲台ちゃんが逃げてしまった
「ボス……俺嫌われたんかな……?イケメンやのに」
そういうとこやぞ!と言いかけたがたぶん違う
えりちゃんが前に逃げたときに似ていた
「あれは恥ずかしくなって逃げたんや、嫌われたわけじゃないしたぶんいけると思うで」
「ボス……」
まあ嫌われるかどうかは今後の石化次第だ
「行ってこい!」
「はい!てんちょーボスにあれ見せたげて」
「わかったわ」
石化は店を後にした、がんばれ
「これが注文の品ね」
もうてんちょーの低い声にはつっこまないぞって
「なんでやねん!」
てんちょーがカウンターに置いたのは鎖鎌の鎖と刀の刃なしだ、ものすごく見覚えしかない
「どうしたのかしら?間違ってる?」
低い声だからお嬢様言葉のかしらが頭のほうに聞こえる
「いえ間違ってません」
というかいらないんですよねー、大事なところがないし
「元の持ち主に返さないとね」
「いらないんであげます」
「なんでやねん!」
なんでやねんだけ高い声ーーー、なんでやねーん!
「なんでやねん!」『なんでやねん!』
おっ!迎えが来たようだ
「迎えが来たんで帰ります」
「石化ちゃんから聞いたわ、あなた泊まるところないんでしょう?ここに泊まってもいいわよ、お客さんなんて来ないしね、もちろんお代は結構よ」
「なんでやねん!そこは取りましょうよ」
「わかったわ、なら青銅貨百枚でどう?」
「うーん、わかりずらい」
「そこはなんでやねんでしょうに」
低い声で突っ込まないでおくれ……
『ゆうたさーんえりちゃん連れてきましたよー』
「ありがとう、それでどこでなにしてたん?」
「楽園捕まえて皇帝に突き出してお金稼いで武器買った」
「おう……」
楽園……可哀想に、それでその武器はなんですか?
手につけるグローブみたいなやつ?
「それとアーマーギア数機ゲットしたで、後で取りに行くときについてきてな」
「おう……」
なにに使うんや?波が持ってたやつも使ってるところ見てないし、というかあれ獣王国に置きっぱなし……さすがに女神が回収してるか
「というか楽園捕まえる前はなにしててん?」
楽園は俺を助けにわざわざハママツまで来てくれたんだがその間がわからん
「寝てた、眠かったし」
そりゃそうか、って俺昨日の夜寝てへんし無理矢理自動再生スキルで起きてたから眠くなってきた……
「ばたんっ」
「ゆうた!」『ゆうたさん!』「てんちょー!」
「なんで……やね……ん……」
「おはようザウルス!」『おはようございますご主人様』「おっはよー!そしておやすみー」
「なんでやねん!」
恐竜のかわいいやつを着たえりちゃんのおはようザウルスとてんちょーの気合が入った高い声のおっはよー!で目覚めた、ということは朝なんでしょう
てんちょーは二度寝しに行ったが
「昼やで」
「昼なん!?朝ちゃうん?」
『ゆうたさん、ちゃんとこのお店のルールを使ってつっこまないとダメですよ~』
あー気のせいは胸のところがぱっかりあいているメイド服ですねー、いつものちっちゃい姿で
「なんでやねん!その姿でやっても意味ないやろがー」
『でもゆうたさんはこのほうが好きですよね』
「うぐっ」
そうです、俺は小さいほうが好きですよ!!
「気のせいを見てる間におそっちゃうぞー、ガオー」
「なんでやねん!ステゴサウルスは草食やろがー」
「え!?ステゴサウルス?トリケラトプスじゃないん!?」
「どっちみち草食や!」
「えー!?というかつっこむところそこじゃない!」
「どこなん」
「おそうのに言っちゃってたとこ!」
「あー」
『なんでやねん!』
「それでおはようザウルスってなんやねーーーん!!」
バネットさんの料理を食べに……違う違う、欲が出過ぎた
アーマーギアを受け取りに皇帝のいる宮殿に来た
気のせいは用があるらしくさよならした
「こんないる!?」
宮殿の広場に約二十機以上のアーマーギアが置いてある
「一人一つやからこんなもんちゃう?」
「一人一ついる?というより人数よりも多ない?」
俺ら魔王軍って何人いたっけ?いても十五人くらいよな?
「アイテム倉庫にいくらでも入るしあっても困らんやろ?」
「まあそうやけど、いるぅー?」
「いるやろ、死神とかしのぶとか爆裂とか、あと波は二機目欲しいやろ?」
「まあ死神とかしのぶはイメージわくけど波の二機目いるぅー?」
「さあ?」
わからんのかい、って俺もわからんしそりゃわからんよな
「それでえりちゃんは何機欲しいん?」
「私?あったらあるだけ」
「強欲やなー」
「そんなゆうたはどうなん?」
「俺はもちろん一機やぞ、全部盛りの」
「強欲やなー」
そんなに強欲か?なんでもできるんやぞ、最高にロマンがあるやないか、でもロマン砲も捨てがたいなー
「やっぱ二機にしよっかなー」
「まあとりあえず持って帰ろ」
「それもそうやな」
俺はアーマーギアを数えながらしまった
「五十あったぞ……」
「まあええやん」
もらいすぎな気もするがまあいいだろう
「いっただっきまーす!」
ガパオライスとおでんと春巻きですねー
間違えた、カバオライスでしたわ
ここでも相変わらずの献立だ、誰からも文句を言われないのだろうか、ってうまっ……カバオライスの肉部分うまっ
あいつ元気にしてるかなー?実家の近所の毎回吠えてくるカバオって名前のイッヌ
あいつに俺が名前を付けられるならバカオにするぞ
「それでこの後どうする?帰る?」
「まだう○こ杖見つかってないんよなー」
「うっきー!食事中に汚いことを言うな!」
食事中にケツかっぽじってるあなたにだけは言われたくない言葉ランキング一位受賞おめでとーございまーす
「すいませんでしたー」
まあこういうのには相手しないほうがいいので素直に謝った
「ならよし、気を付けるがいい、ぱくっ、まっず!!」
「なんでやねん!!」
「えりちゃーん……」
アカーン、つっこんだらダメーーー!!
そして猿さんあなたもっとダメーーー!!
またケツに指突っ込んでやがるしー
そこに一体なにがあるんだ?
「ぱくっ、まっず!!」
ケツ論、ケツの中にはう○こがある
はい、ケツ論破!




