八十四話歓楽街で迷子ってなんでやねん!
石化と陥落外ではなく歓楽街にやってきた。
こっちだったか……
さあう○こ杖はどこにあるんでしょうか、でもありそうにないんだが?
「なあホンマにこんなとこにう○こ杖あるん?」
「ある、聞いたし(ない、聞いてない)」
石化を信じてみよう、別になくても減るもんじゃないからね。
それにしても夜の街、こんなところに来たのは初めてだ。
照明の色が派手だな。
「ねえ君、うちに寄ってかない?」
色気ただようお姉さんだ、とりあえずこの人から話しかけてきたし聞いてみるか
「あの、う○こ杖がここらへんにあると聞いたんですけど知りませんか?」
「知ってるわよ」
「おっ!」「!?」
ラッキー、最初に知ってる人がいて助かる。
「それでどこにあるんですか?」
「ここよ」
お姉さんの後ろの建物だ、なんか怪しいが行かないと結果はわからないので行ってみる、まあもしなんかあってもステータスとスキルがあるので大丈夫だ。
「じゃあお姉さんと一緒に行きましょうね」
なんだろう、このお姉さん距離が近いような……
ここエッなお店じゃないやんな?
石化サイド
ボスだけが連れていかれた、俺はぼっちに……
なぜだ、俺はイケメンなのに……
まあここに一人で来るのが恥ずかしかったのでボスを誘ったんだが
「お兄さん迷子?」
色気がただようお姉さんが話しかけてきた、よしっ決意を決めて
「はい、迷子です」
「ばいばーい」
「……」
「それで君はどこで迷子になったのかな」
「なんでやねん!!」
石化は迷子センターに連れてこられたのだった。
「なんでやねんで迷子になったんだね」
「なんでやねん!! くそぅ」
石化はあまりの悔しさに涙を流した。
「迷子は辛いよねーー、でもなんでやねんはすぐそこだ」
「へ?」
迷子センターのおじさんが指差している方向にはなんでやねんの文字が書かれた看板が
「なんでやねん!!」
まさか予想通りにエッな店だとは……
真っ暗な部屋に連れられお姉さんがケツ丸出しになってきばりだしたし逃げたわ、俺が欲しいのはう○こ杖
リアルなう○こじゃねえ!
それで外に出たけど石化がおらぬ、石化は一体どこ行ったんや?
「ねえ、君迷子?」
「いいえ、仲間が迷子です」
いや、迷子ではないか……まあどっかの店に連れてかれたんかな?
「あっちに迷子センターがあるからそこにいるかもね、じゃあね」
「ありがとうございます……?」
迷子センターー? なんでこんなとこにそんなんあるんや?
とりあえず行くとこないし行ってみるか。
「君はどこで迷子になったのかな?」
「某は迷子じゃないぜ、立派な大人だぜ!」
迷子センターに行くとなんか見覚えのある緑髪のツインテールのやつがいた、誰やっけ?
「あっ、ゆうた……魔王……なんと呼べばいいんだぜ?」
あーー、しゃべり方でわかった、こいつ砲台ちゃんや、大砲がないから気づかなかった、こいつは俺と同じく王国のSランク冒険者の一人だ。
「好きに呼んでください、それで大砲は?」
「美術館に寄贈したぜ、スキルが強化されて大砲が必要なくなったんだぜ、でも大砲がなけりゃ某を認識しないとはなかなかに参ったぜ」
「大変ですね」
「でもゆうちゃんは認識してくれたからいいやつだぜ」
ゆうちゃん……呼び方よ、まあ自由やしいいけど
「それで砲台ちゃんはなぜここに?」
「某は立派な大人だから大人の街に来たんだぜ」
それは立派な大人が言うセリフではないだろう……
「逆にゆうちゃんはなんでこんなところに」
「俺はう○こ杖を探しに」
やっぱりゆうちゃんは違和感がすごいな。
「なんだそれ、ただただ汚なそうだな、それより知り合い見つかったしもう迷子じゃないんだぜ」
「そうだね、見つかってよかったね」
「あーー、あのーー、もう一人仲間がいるんですけど来てないですか? 眼鏡のイケメン風な」
「イケメンかどうかはわからないけど眼鏡の男はなんでやねんに行ったよ」
「なんでやねん?」
「あそこになんでやねんの看板が見えるでしょ」
ホンマや、店の名前か、どうやらBARらしい行ってみよう。
「ありがとうございました」
ここがなんでやねんか、なんか知らんが砲台ちゃんがついてきたけどまあいいや。
なんでだろう、店の扉? があの風呂のスライドして畳まれるやつなんだが……
そんな変な店の中に入ると
「なんでやねん!」
ついツッコミを入れてしまう空間だった。
天井には畳が敷かれている? でいいんかな?
床にはシャンデリアがひっくり返っている。
どないやねん!
「どうしたんだぜ?」
砲台ちゃん……こんなにツッコミ所満載なのになぜつっこまない?
「らっしゃーせー」「いらっしゃいボス!?」
「なんでやねん!」
女装した細めの男、年齢は30位、それやのに低い声だ……こういう人は普通高い声を出すでしょ、というか寄せろよ!
そして石化はなぜここで働いているんだ?
「店員さん、なに出します?」
「なんでやねん!」
お前名札にてんちょー(研修中)って書いてあるやん、お前店長やろ、あと俺は店員じゃなくて客や、しかも低い声で言うな、いい加減見た目に寄せろや!
それで石化は石化すな、って砲台ちゃんも石化してるやん
二人ともどうした?
「これは恋ね」
あの、そのセリフぐらい高い声で言ったらどうですか?
って恋?
「なんでやねん!」
なんでやねん!




