新八十三話魔神の弓を取り戻せ
「【エアハンマー】」
最後の海獣を倒した、このエア操作とか言うスキルがあまりに強すぎる……
「私も武器欲しいな、海獣相手にはなんにもできんし」
海獣魔法耐性高いみたいやしなー、今回えりちゃんは俺を見守ることしかできなかった
「えりちゃんは武器買ったらいいやん、お金あるんやし」
「お金尽きた……」
「あっ……」
そして思い出した、えりちゃんからお金をぼったくったあいつらの存在を……
下を見るとう○こ被ったやつらが俺らを呼んでいるようだ、だいぶ距離があるのでサイレンで声が書き消されて聞こえない
さあどうだろう、魔神の弓をくれるかな?
しかしまだ少し嫌な予感が残っている
「俺らの獲物取りやがって!」「そうよそうよ!」
なんだこいつら、悪やん、悪そのものじゃないか……なんで女神はこんなやべーやつらを野放しに
「あのー魔核全部あげるんで」
「そんなんじゃ足らん!そもそも倒すことに意義があるというのに」
貴族のおじさん……魔神の弓返してほしい
「こんな意味のない会話をしても埒があかないわ、黄金様に聞いてみましょう」
「それもそうだ、黄金様の言うことは絶対だからな」
なんや黄金様って、てかこの世界にそんなんいたらアカンよな?
「あれ?繋がりません……」
「なんだと!?」
なにが繋がるんや?頭のう○こに手を当ててさー
「でも留守電があります、聞くのでちょっと待ってください」
留守電!?どんなシステムなん?
「おじさん!その二人が黄金様を殺したようです!!そいつらを殺りましょう!!」
「「!?」」
なになにどういうこと!?どうしてそうなる
「なんだと!?殺るか」
おじさんは俺に向け魔神弓を構え
「黄金様の敵討ちよ!」
高速仕事押し付けおばさんはえりちゃんに向けタックルの構えだ、その他の人たちも弓や槍などを構えた
俺とえりちゃんは囲まれている
「ゆうた、これまずい?」
「うん、これクソまずい、俺がヘイト全部買うからえりちゃんは逃げて」
「わかった、信じてるからな」
「任しとけ」
と言った瞬間、高速おばさんがえりちゃんに向かって高速タックル、俺はヘイトを買う
だがおばさんが速すぎて……
ってそこまで速くねーな
どうやらこのおばさん飛翔スキルよりは遅いみたい
エア操作でうまいことしてえりちゃんを退避させた
ならばやることは簡単だ
「【エアプッシュ】」
風でとばした
その直後とんできた魔神弓の攻撃を
「【爆裂】ドカーン!」
「なんだと!?」「「うわーーー!!」」
こいつらを半殺しにする必要があるから難しい、殺すのなら一瞬でできるんだが
「隙あり!!【高速】」
「マジか!?【爆裂】あっ!ドカーン!!」
やばい、女神も滝汗もいいひんのに殺してしまった……
「どろどろどろギュギュギュギュギュ、よくもやってくれたね、でもこのとおり何度も復活できるんだよ」
なんだこのおばさん気持ち悪い……リアルう○こやないか、というか今まで感じてた違和感の正体がわかったぞ
こいつら魔物なんだ
もちろん魔物を倒す以外の選択肢はないので躊躇はしない
俺は空中にとんで
「【ウォーターとけろーーー!!】」
俺が作り出した水の玉で敵を包み込み水にとかし弾けさせた、辺りには液体う○こが散らばった
この世界の魔法はイメージだ、しかも俺一人しかいないので名前がクソでも問題ない!
う○こマン(仮名)はまだ数体残っている、俺の魔神の弓を持ったおじさん体のやつもだ
もう一度この技を使うのもいいが魔神の弓がう○こまみれになるのを避けたい、なので飛び回りながら
「【魔炎】」
焼いた、でもう○こマンは燃えないようだ
でも体自体を一旦壊すことができたのでその間に魔神弓を取り戻すことはできた、ならばもう簡単だ
「【炸裂う○こ水】」
さっきの技で全滅と、辺りにはう○この池が広がっている
これは倒せてるでしょう
帰ろうと思い西の方角を向くと遠くに黒いドラゴンが見えた、ものすごく遅い
ドラゴンにはテイマー、石化、楽園とあいつが乗っていた
「あれ?海獣は?」「倒しに来たのに」「見に来たのになー」
石化、お前は来なくてよかったんだぞー
「とっくに倒した、でえりちゃんは?」
『いますよ』
「お前は気のせいやろが」
気のせいはえりちゃんの見た目だ正々堂々なんちゃらかんちゃら言うてなかったか?
『さあ、ゆうたさんを騙した罪で私を裁いてください』
そういうことか、だからわざとわかりやすいように顔が背脂でテカテカなんですね
「わかったし、後でな」
『それであの汚ない水はなんなんですか、まるで下痢う○こじゃないですか』
「気のせい正解、ということでお仕置きがなくなりました」
『ええー!!』
「魔神の弓もゲットしたし帝国に戻ろう」
「魔王、ここも帝国やで」
「え?じゃああそこはなんなんや?」
「あそこは帝都ギフだ」
知らなかった
そして俺たちはドラゴンに乗って帝都ギフに戻った
えりちゃんがなぜか行方不明なので確実に見つけてくれる気のせいに頼んだ、えりちゃんのことなのでたぶん方角間違えたとかだと思う
なぜか嫌な予感がしない
『仕方ないですね、ゆうたさんのために!探して来ます、ゆうたさんのために!ですよ』
「よろしくなー」
こき使ったお礼に高級なう○こクリームを塗ってやろう
楽しみに待っておけ、いや舞っておけ
「後はう○こ杖だけやな、なんか情報あった?」
テイマーと楽園はないそうだ、でも石化はあるそうだ
「あー俺なー、歓楽街で聞いたんやけどう○こ杖が歓楽街にあるっぽいんやけど全然わからんねん」
「そうなん?じゃあその陥落外を探そう、どこにあるん?」
陥落外ってなんなんやろう?まあ行ってみましょう
「今から行こうとすんな、夜だけしか開いてへんど」
へー、そういうギミックなんかー
「あー、俺はパス」「俺もパス」
「え!?なんでなん?」
「まあ俺らはアタッチメントの情報をな、楽園」
「おーそうやな、そうしよう、というわけで別れよう、さらば」
テイマーと楽園は去っていった
「それじゃあ夜になったら歓楽街に行くぞー!」
「おー!!」
ゆうたは魔神の弓にミニう○こGPSがついていること
う○こ杖がない歓楽街に連れていかれることに気づいていなかった
う○こGPSってなんやねん




