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魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 無理です逆バリアー
五章 ギア帝国編

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七十五話宮殿のセキュリティがガバガバすぎる!

 

「ねえ、そこのかわいこちゃん」


「私でしょうか?」


「そうそう君、この後どう?」


「キモッ」


「……」


 石化、お前はどこでナンパしとんねんここ宮殿やぞ、皇帝おんねんぞ、ってフラれて石化してやがる。


 あれはほっとこう。


 宮殿にやってきたのは俺とえりちゃん、テイマー、とんがり頭だ、楽園は……さっきと顔変わってる、前に帝国でやらかしたから顔を変えているそうだ、なんだそりゃ。


 土偶顔は血界から出られないので放置

 ミイラは倒れたので放置、石化は?


「次や次、こんどこそは」


 ついてきた、そして持っていく物は寸胴に入った味噌汁だ。これで勝負だ皇帝、もちろん服は囚人服から着替えたぞ。

 女神ガチ神と書かれたダサTと下は女神にもらった水着だ。

 これしかなかったんだ、文句言うな!


「うっきーー、ここには上様がおられまするぞ、用がないなら帰るのだ」


 猿だ、まず顔が猿だ、しゃべり方も猿だ。

 ケツを掻いたぞ、たぶん赤いな。

 そしてその手で鼻をほじる。


「くっせーー」


「「「……」」」


「なんだお前たち!」


 こっちのセリフじゃ、なにしとんねん!






「皇帝に謝りに来ました」


「そうか、入れ、奥に皇帝はおられるぞ」


 猿さん、そんな簡単にここを通していいんか……セキュリティカバカバやぞ。


 間違えたバカバカやぞ。


「わしが皇帝だ、用があるなら申せ」


 ちょんまげのじいさんが豪華な椅子に座っている、なんかすっごい違和感を感じるが気にしないぞ。


「謝りに来ました」


 とんがり頭、なにについて謝るんか話さんと……って緊張して石化しとる。


「なにについての謝罪だ?」


「う○こです」


「「「……」」」


 もうあいつアカンわ、テイマーなんとかしろ

 俺は目線で合図を送った。


「アーマーギアをう○こに変えたことについての謝罪です」


 ちっがーーーう! なに即興で事件作っとんねん、やってないやろ。


「あーー、あれか」


 ええーーー!? 口が半開きのえりちゃんと目があった。アーマーギアう○こに変えたん!? マジで!?

 ほんで話したテイマーもびっくりすな!


「まあ直接謝罪に来たのだから許そう」


 許すんかい! じゃあ本題のほうもいけるかな?


「刑務所を破壊したのは俺たちです」


「あーあれね、無駄にでかいから壊そうとしていたのだ、許そう」


 いいんかい、がばがばやな、セキュリティも皇帝も、それじゃあ俺の個人的な謝罪を


「あと俺は刑務所から脱走しました、すいませんでした」


「君は飛鳥田ゆうた、罪名は……確認する、少し待つんだ」


 おーー、これ話ちゃってよかった感じ?


「ゆうた、もしやばかったら逃げよ」


「えりちゃん、そのときは頼んだ」


「俺らも手伝うぞ」


「ありがとうテイマー」


 でも逆に許されれば……ガバガバやしいけるかな?




 長い紙を巻きながら皇帝が戻ってきた。


「君、罪犯しすぎでは?」


 その紙には俺がやったことが事細かに書かれている。


「君は寸胴を食べたのか!?」


「そこですか!?」


 なぜみんなそこに引っ掛かる、ってお前らも驚くなよ。


「まあ許そう」


 ガバガバだーー


「しかしこのまま許すのでは裁判所に示しがつかん」


 まあそうですよねーー、許されなかったとき用に用意してある味噌汁(バネットさん作)をえりちゃんが作ったことにして出すぞ。


「ではこれをどうぞ」


「これは味噌汁ではないか、こんなもので示しがつくと」


「とりあえず食べてみてください」


 えりちゃんが器に取り分け皇帝に差し出した。


「ごくごく」


 毒味なし!? セキュリティがガバガバだ。


「なんだこの味は!? 濃厚なうまみが口の中に染み渡って、まるで海だ」


 すみません、よくわかりません


「この料理を作った者は?」


「はい」


 えりちゃんが手を上げた。


「では飛鳥田ゆうた、君のことを許す、その代わりそのおなごに宮廷料理人になってもらう」


「え!?」


 このままではえりちゃんがとられてしまう、なにか考えないと


「はい!」


 えりちゃんが手を上げた。


「なんだ?」


「その味噌汁は私じゃなくて私の師匠が作った料理です」


「ほう、ではその師匠に宮廷料理人になってもらおうか、その師匠はどこにいる誰なんだ?」


「刑務所の料理人、バネットさんです」


 バネットさんを身代わりにした、さすがえりちゃんというか元からこういう作戦だ。


「わかった、サル! 手配せよ!」


「ははっ、仰せのままに」


 あの猿顔ガチで呼び名も猿なんや


「では飛鳥田ゆうた、君を許す、他に用件はないか?」


 もうない、これでやっと武器探しができる。


「俺あります」


 ん? 楽園が手を上げた、一発ギャグのノリだ。

 スベって逮捕とかマジでやめてね。


「なんだ? 申せ」


「【変身──皇帝】」


 楽園は皇帝に変身した。


「前に本物の皇帝の真似をしてた偽物が俺です」


 そんなやばいことやってたん!? そりゃ顔変える……か

 というかセキュリティガバガバすぎるねん!


「お前……あの逃亡していまだに見つかっていない皇帝の偽物か?」


「はい、そうです」


「許さん!!」


 急な威圧感でみんなが石化した。


「プゥーー」


 なんてタイミングでかわいいおならすんねん、石化よぉ!


「ハッハッハッハッハ、おもしろいから許そう」


 許すんや……


「でもお前は許さんぞ、サル! こいつを牢屋に」


 残念だ楽園、さらばだ。


「……」


「サル?」


「……」


「あっ、サルは料理人を手配しにいったのかっていない!?」


 どうやら楽園は逃げたようだ。


「まあ今回だけは見逃してやろう」


 セキュリティよ。


「それでお前たち、今後帝国に来るときは検問所を通るように! では帰れ」





 俺たちは宮殿から出てきた。


「よかったな許されて」


「よかったわーー」


「おい! お前たち! なに勝手に宮殿に入ってるんだ!」


「「え?」」


 皇帝と話して許されたことを告げると帰された。


「次からは勝手に入らないように!」


 この宮殿、セキュリティがガバガバすぎる!!

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