七十二話脱獄は計画的に
「おい新人、お前どっかで会ったことあるような?」
「気のせいじゃないですか~」
「そうか、気のせいか」
薄目のテイマーにバレなかった、まあ目が見えないんでしょうね、知らんけど。
ここにいるのは俺とさっきのテイマー、とんがり頭、ミイラ男、眼鏡をしてる石化、土偶だ。
皆さんはアーマーギアを組み立てる作業をしている。
俺はアーマーギアを組み立てながらここからの脱出方法を考えている、意外と考えるのはおもろいぞ、こいつらの能力は女神を通して知っている。
とんがり頭は錬金術、前はバグでシステムを見ることができたらしい、そのせいで邪神を復活させたそうだ。
まあその邪神の記憶は女神がちゃんと消したとさ、そして今の錬金術の能力は金属をう○こに変えられるそう……
う○こ……
石化はえりちゃんを石化させた犯人だ、だがもうそれは許している、だって石化してるときのえりちゃんは触り放題だったのでね、へへへへへへへへへへ
それでこいつの能力は相手を石化させるだけでなく自分自身のう○こも石化させてしまうそうだ……
こいつもう○こ……
ミイラ男は血界、血で弱いねばねばした結界を張ることができる、血を使うので多用できない、もし滝汗とコンビを組めば、弱い結界がたくさん張れる、いらねえ
そして血界を使った後はう○こが緩くなるとか……
またう○こ……
土偶顔は土偶、土偶を作れるし動かせる、それと他の似たような置物を土偶に変えられる、もちろんう○こ色の土偶も作れるぞ……
ごめんこれは無理やり……
最後にテイマー、はもうわかるよね! 魔物を使役できる。
コツは目で会話すること……
あなたのどこに目があるんですか……
なんかこうやって見ると脱獄超簡単そうですよね。鉄扉とかはう○こ化させればいいし、見張りは血界で囲めばいいし、土偶で暴れてもらったり、まあラストは海獣でどかーんてしたらいいじゃねえか
まあ説得できればの話なんですけどね。
「ういーー! 今日三機ちょい組み立てたぞ」
「俺は二機や」
「俺もほぼ三機!」「俺一機やわごめん」「僕七機」
「土偶くんは殿堂入りやから」
「「はっはっはっはっはっ」」
楽しそうに談笑してる、この人らを説得できる気がせん。まあ説得は後だ、それよりも帰りに大事なことを確認しなければならない。
それで俺は一機もできてないんよなーー、聞かれたらどうしよう……
「おい新人! お前は何機や?」
やべえ、聞かれてしまった!
えっとなんかないかなんかないか……あった!!
「俺は元気です!」
「「……」」
仕事の時間が終わり牢屋の見張りの人に最初の部屋まで連れてこられた。
ここまでのルートは把握した、そして俺は確信した
えりちゃんはここにいない。
まあ途中にあった地図に男子寮と書かれていたし、男子トイレしかなかったし、男湯しかなかったし、もうこれは確定でしょ、ということでこのまま脱獄したいと思います。
そのまえに
「飯だ、今度は入れ物まで食べるなよ」
夕飯は寸胴パエリアと焼きそばパーーーン! 二十個と一匹まるごと北京ダックだ、多いし全てプロの味だ。
焼きそばパーーーン! がこんなにうまいと思ったのは初めてだ、もちろん残りはアイテム倉庫にどーんだ。
入れ物は……脱獄するから別に返さなくていいよね。
そして脱獄方法だがあいつらがいないで脱獄できるの? って思うかもしれない、だが暇な間に武器を触っていると気づいてしまった。
う○こ杖のう○こ部分が取り外し可能なことに、そして中からメモが出てきた、アタッチメントの替え方が
俺は思わず笑ってしまった、今までついてたう○こはハンマーのアタッチメントだったことに、もしやと思い置いてあった金う○この裏面のカバーをはずすと、中にこれは杖のアタッチメントだ、と書かれていたことに
これで全てが繋がった、俺は今夜脱獄を開始する。もちろんこのう○こはいただいたぞ。
三分脱獄クッキング~(あの音楽が流れる♪︎)
たぶん夜中になりました、これから三分脱獄クッキングを始めたいと思います、それではタイマースタート
まずは壊したらここからでられそうな壁をハンマーのアタッチメントをつけたう○こ杖で破壊します、その前に見張りが目の前にいないことを確認してくださいねーー
「どりゃー!!」
そしたら牢屋から出ますよーー
おっと、見張りに見つかりました。
確認したのにいましたね」ー、ちょうど死角だったようです。
もちろん必死に逃げましょうねーー
「脱獄だーー!! 応援頼む!」
走って逃げながらう○こ杖のアタッチメントをハンマーから杖に変更しましょうねーー
変更……
変更!! します、アタッチメントの変更は個人の技術に依存します、俺は不器用なので時間がかかりましたよーー!
「がんばれーー!!」
見張りの人が応援されてますねーー、せいぜい頑張ってくださいねーー
そして杖のアタッチメントに変更できました、その後はもちろん見張りの人向けて
「ファイアボール」
「……」
あれ? 魔法が使えない、あっ首輪の存在忘れてたーー!
「確保!!」
「うぎゃーーー!!」
──ガチャン──
タイムは二分四十一秒でした。
以上で再投獄RTAを終わります、って違ぇーーー!!
なんだろうこの後半の気持ちいいスピード感は?




