六十九話勝ち筋は一つだけ
滝汗との戦いは終盤を迎えている。俺はなんとかうつ伏せの滝汗の上を取ることに成功したのだが、滝汗は一度死んで復活してしまいMPが全回復してしまった。
「【滝汗レーザー】【滝汗レーザー】」
まあそれ無駄です、レーザーが手のひらから発射されるのがわかってるんで対処は簡単、俺のいない方向に手のひらを向ければいい。
滝汗レーザーは噴水のようになっていることだろう。
そして滝汗のおしりの感触がしっかり俺のお腹に伝わってくる。
なんという柔らかさ、その柔らかさはえりちゃんに匹敵するかもしれない。
あーー!! えりちゃんのおしり触りたい!!
それより俺が勝ったっていうアナウンスがないんだが花狐さんサボってます?
「【滝汗レーザー】」
その瞬間俺はとんでいた。
なぜ!? ってもちろん原因はわかっている、地面に向かって滝汗レーザーされたのだ、抜けかたがバレてしまったか。
あーー、空には虹がかかっているなーー、キレイだなーー
下では滝汗ソードを構えたガチギレの滝汗が……
俺は落ちていく、滝汗の元へ
見える、切られてバラバラになってもまた再生する未来が……
さてどうしよう、ここから勝つ方法など思い付く訳がない、だがあんなことまでしたので勝たざるを得ない
事前に考えていた方法からは逃れられてしまった、だがまだ大量の石が残っている。
なんとかなるはずだ。
俺は滝汗の元へ落下する。
「【滝汗レーザーソード】」
最後の決め技やな、それを逃れればこっちの勝ちの確率が高くなる、まあ飛翔スキルで落下死からの復活をされるとこちらの負けが確定するんだが、そうならないことを全力で祈る。
「おりゃーーー!!!!」
俺は滝汗に空から全力で突進する。
「とりゃーー!!」
俺は空中で切られた、だがまだだ!
滝汗は全力をだしきったようだが俺はもう再生したぞ!
「おりゃーーー!!!!!!」
「なんで!」
「ドーーーン!!」
滝汗には当たらなかったが俺はすぐに再生した。
滝汗のMPは尽きたはず、なのであとは飛翔スキルを使わせないことだけだ。
「滝汗ーー!!」
俺は滝汗を殴りに行く
「ゆうたーー!!」
ここからは殴り合いだ!! なわけがない、殴りあっても決着がつくはずないし女の子を殴るとか普通に嫌だ、なので俺は絶対に嫌われるけど勝てる作戦をする決心をした。
「とりゃーー!」
滝汗のパンチを下に避け、滝汗のキックをつかみこかした。
「うそーー!? どーん」
今の俺は冴えているので滝汗よりはやい。
だがここからだ、大量の石があるがそんなもん必要ない
俺は滝汗の服に手を掛け脱がす。
「なにすんの!! はっ!」
どうやら気づいたようだ、だが脱がす。
「やめて!!」
そんなこと言われても、脱がす。
必死に抵抗されるが勝つためには仕方がない。
降参してもらうしか俺に勝ち目はない。
「ホンマにやめてや!!」
そして最後の一枚を脱がす。
するとチラリと白い布地が見えた、パンツだり
さすがに脱がさないぞ、上の薄っすいシャツもだ。
そして脱がした服を持ってさよーならー
すると
「もう負けでいいから服返してーー!!」
滝汗十八歳は大泣きした。
で、アナウンスが流れないんだが、流れないことには服を返せないんだが、観客も次の試合をみる人であふれているし滝汗が可哀想だ、まあやった俺が言うことじゃないけど
というかアナウンスはよしろや!!
「失礼しましたkon、勝者はゆうたくんkon……」
やっとか
俺は滝汗に謝りながら服を返す。
「滝汗ごめんな……」
「ぐすん、ぐすん……」
ちょっとやばいかもしれない……
でも俺は俺のマントを滝汗に被せ逃げ帰った。
帰ってから俺の部屋にいる石化しているえりちゃんに滝汗のことを相談した、もちろん聞いてもらっただけだ。
返事はかえってこないが楽になったので寝た。
「ん、ゆうた今日私と戦う、私は滝汗のために勝つから」
今日の対戦相手は波か、かなりやばそうだ。
「ゆうた殿、明日はせっしゃとの勝負でござるな、脱がされるの楽しみにしてるでござる」
「!?」
こいつはおかしい
とりあえず今日の対戦相手がわかったのはいいし昼からだそうなのでしばらく余裕がある、武器欲しいけど滝汗に謝らないと(女神のえ○ち券包んで)というかどっち優先するか、まあさすがに滝汗やな、武器はまずお金稼いでからやし、マントはなんか置いてあったからもらったよ。
俺は滝汗の部屋の前にやってきた。
気のせいがいるんだが話しかけていいやつ?
『ゆうたさん』
逆に話しかけてきたやつ
「俺としゃべっていいん?」
『いいですよ、でもここは通せません』
たぶん女神が滝汗を慰めてるんやろう、俺のせいで、心に傷を……俺にもダメージが、ここはさっさと立ち去ろう。
「じゃあな」
『ゆうたさん、これどうぞ』
「え?」
青銅貨三枚を渡された、なんだろうパシらされるのか?
『私からの武器代です、これで武器を買ってください』
これ三十円やしなんも買えないが……
『スロットでちまちま稼ぐのがおすすめですよ、やり方教えてあげましょうか?』
スロットか、まあレート低いやつは当たるようになってるみたいやしそれで稼げってことやんな、まあレート高いのに手を出してしまわなければいいだけ
前にハー勇世界で最高レートに手をだして爆死したけどこれなら大丈夫でしょう。
「ほんで教えてもらわんでもいけるし」
『せいぜい頑張ってくださいね~』
ちょっとムカつく……
スロット屋にやってきました、ダウトーーー!!
ここだけ機械とかあるぞ、世界観無視女神め!
まあいいんやけどな、金策には必要やし……
「ゆうた殿もスロットでござるか」
一番低いレートの台にしのぶがいたので横に座る。
「もしかしてまた金なくなった?」
「違うでござる、一番稼げるのがこの台なのでござるよ」
そうか、しのぶは核心に気づいたか
で、すっごい高速で回してやがる
まあ俺もやろう、青銅貨一枚で一回転なので三回分だ。
一回転目
クソ フン う○こ
はずれた、ってなんやねんこのクソ仕様
まあこの街やししゃーないか
あと二回はずしたら詰みだ、いやしのぶが貸してくれるかも?
二回転目
う○こ ウ○コ う○こ
ちょっと待って揃ったと思ったんだが違った。
なんやねんひらがなとカタカナ混ぜやがって
さて、ラストが来ちまったようだな、これではずれれば負け、当たらなければ武器なしだ。
いざ! 勝負!!
三回転目
金う○こ 金う○こ 回転中
頼む、ラスイチ揃ってくれ!
目押しなんてできないので目をつぶって押した。
来い! 金う○こ!!
俺のう○こを信じる、間違えた運を信じる!
金う○こ
「よっしゃーーーーーー!!」
「ゆうた殿、最低レートだから五回に一回は当たるでござる、しかも金う○こは五枚しか増えないでござるよ」
「えっ五枚?」
ということはこれで稼げているんだが、全然しかじゃない
もちろん鹿じゃないし歯科でもない
「はははははっ、ガンガン稼いでやりますか!!」
俺もしのぶみたいに高速回転を開始した。
まもなく終了した。
「もう終わるんでござるか?」
「じゃあ昼な、俺の活躍を見るがいい」
銅貨三枚分稼げたところで即終了した、というのもこれ以上今は必要ないからだ、大銅貨一枚のあのう○こ武器は今日じゃなくてもいいからね、ってこれ無茶苦茶稼げるな
また来よう
俺はお金を持って武器屋へと向かった。
武器屋へとやってきたがいいものの、中には俺をずっと避けている死神がいそうだ。
まあ試合やってないから確実にいるんだがな、さりげなーく買い物してさりげなーく帰ろう。
「すいませーん」
「いらっしゃいませ……」
「……」
ひらっひらの服を着た可愛げのある少女が接客を……
「張り紙見ろ、ゆうた出禁やぞ……」
全然可愛げがないセリフを可愛らしく言っている。顔を隠して、なんかおもろいのでいじってやろう。
「その服よく似合ってるぞ」
「それより帰れ!」
追い出され……
「いや普通に武器買いにきただけやぞ」
「帰れよ、はやく」
「はあ!? キープしてた鎖鎌の鎖と刃のない刀買いにきただけやねんけど」
「あれゆうたがキープしてたのか!?」
「そうやぞ」
俺をバカにしてるようやがそれほどに武器も金もないんや
「まあ取ってきてやる、それで帰れよ、すぐに」
死神は取ってきてくれた、こいつ意外と優しいところがある。
「ありがとな死神」
「まあ別にいいだろ……」
さてもう一度最後にいじってやろう。
「死神って意外とかわいいところあるよな」
「帰れ!」
俺は新しい武器を手に入れウキウキで帰った。
もちろん代金は支払いましたよ。




