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魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 無理です逆バリアー
四章 獣王国編

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六十二話忍者屋敷へ

 

 俺は二人と別れ再び街に出てきた。

 まあ街ブラの続きだ。


「ゆうた殿でござる!」


 なんかしのぶがいた、見慣れない金の手裏剣を持っている。


「おう、それでその手裏剣はなんなん?」


「忍者屋敷でゲットしたでござるよ」


 忍者屋敷なんてあるんや、というかお前忍者やん

 あっ、俺もでしたわ。


「ぜひゆうた殿も忍者体験してほしいでござる」


「あっ、ちょっ」






 俺はしのぶに引っ張られ忍者屋敷とデコレーションされた金色の大きな看板のある建物にやってきた。


「さあさあ入るでござる」


 なんか外見が忍んでなかったけどまあいいか、そういうアミューズメント施設やと思えばいいしな。


「「修行するニンか?」」


 金色の服の忍者がたくさん、って忍べよ!!


 忍者が目立ってどうする、しのぶくらいがちょうどいいと思うんやけど、まあ別にいいんやが。


「彼が修行するでござる、もちろん上級コースで」


「ではこれに着替えるニン」


 金の忍者の服(全身)を渡された、嘘やろ、これは罰ゲームで嫌々着るやつやろ、しかも獣耳も入るように耳がついてるからなんかすごく嫌だ。


 あとさらっと上級コースにすな!


「ゆうた殿着替えるでござる」


 しのぶ、なぜ俺の服を脱がせていくんだ?

 着替えぐらい自分でできますよ。


「んふぅ~ゆうた殿のいい香りに包まれて幸せでござる」


 まあいいや、焼かれるよりは遥かにましやしもういいや


「では修行を始めるニン」


「よろしくお願いします」


「チッチッチッ、違うニン、返事はニンニンだニン」


「ニンニン!」


 なんか恥ずい




 金ピカの廊下に連れてこられた、忍者走りやろなーー、この床すごい音鳴りそうやし


「まずはこの廊下を音を立てずに歩くニン、ではやってみるニン、スタタタタタッ」


 すごい、でも微妙に音鳴ってるんよな。

 風切り音が


「コツはなるべく摩擦しないようにすることニン、ではやってみるニン」


「ニンニン!」


 さて、どうやるか、忍者スキルに忍者走り搭載されてるやろうけどそれじゃあおもんないよな


 ということで


「       」


 俺は優雅にスキップをした、もちろん無音でだ。


「え!? すごっ……」


 この忍者ガチで驚いてやがる、ニンを忘れてやがる、あーー、おもしれーー


 まあ種明かしをすると俺と忍者の間の空間の空気をなくしてやったんです、音ってのは空気とか粒子の振動で伝わるものって知ってたからですよ。


 え? でも床から音が伝わっちゃうって?


 まあ普通ならそうなんやけど俺ミリ浮いてたからな、魔王スキルでうまいことやったんや、褒めてくれてもいいんやで


「さっきの子もすごかったけど君もすごいニン」


「さっきの子ってしのぶのことですか?」


「たぶんそうニン」


「あいつはなにをしたんですか?」


「爆音で走って転んだニン」


 まあしのぶやしな。




 さてこの部屋の中央には大きな池がある。

 水面を走るやつ? かな?


「次は一番人気の手裏剣だニン」


 まさかの水辺で手裏剣、って普通に的あったわ……

 しかもそこまで道あるし


「はい、手裏剣五枚ニン、当たった数だけ持ち帰れるニン」


 へーー、そうなんや……しのぶ五枚持ってたような……

 あいつ全部当てたんかい、俺も負けられねえな!


「ではまずお手本を見せるニン」


 よろしくお願いします。


「投げ方はこうじゃないニン、縦だニン」


 知ってる、なんでその手のひらでシュッシュッてする投げ方が広まったんやろ?


 絶対とばんのに


「じゃあいくニン、サクッ」


 忍者が投げた手裏剣は的の中心にさくっと刺さった。

 すげえ


「ではやってみるニン」


「ニンニン!」


 これはあえて端っこに当てる理由もないしド真ん中を狙い


「とりゃっ、ドンっ、ドンっ、ドンっ、ドンっ──」


 手裏剣を投げただけのはずだがなぜか壁を突き破り……

 なんで!?


「ぎゃーー!」「うおーー!」「うぎゃーー!!」


「……」


 投擲の威力が強すぎて数十件先の建物まで破壊してしまった。


「こらぁ!! なにすんのよ! うちのお店がなくなっちゃったじゃないの!」


「なんなんだ!!」


 もしかしてやっちゃいました?


『んおほっ!』


 そして今なんか聞こえたけど気のせいか


『気のせいじゃないですよ、おしりに何かが刺さりましたよ!』


 気のせいがワープしてきた、どうやらソフトクソリーム屋さんが前方向にあったらしい、それでたまたま直線上にいた気のせいのおしりに、俺が投げた手裏剣がザックリ刺さったようだ、痛そう。


 抜いてあげよう。


『んおほっ!』


 変な声が出とるけどまあいいだろう。


「おい! 忍者こうなった責任はあんたらだからね!」


「違うニン、あいつが全て悪いニン!」


 やべえ、こうなったら逃げるしかないよな。


「気のせい、こっそり抜け出すぞ」


『ゆうたさんがこっそり逃げようとしてますよ!!』


 気のせいお前やりやがったな!


「とにかく捕まえろ!」「おーー!」


 ちょっと待って大男がたくさん来たけどどうすりゃ


『ゆうたさん、逃げたらまた指名手配されちゃいますよ、諦めたほうが得策です』


 確かにそうかもしれない、俺はハー勇世界で色々やらかし指名手配された、あのあとは大変だった。

 こっちでもそれは勘弁なので


「参りました」


 俺は土下座した。






「それじゃあまず有り金全部出しな」


 俺は有り金全部出した、といっても……


「たったこんだけ、有り物も全部出しな」


 俺が持っていたワイバーンやドラゴンの魔核も全て渡した。


「これだけ、これじゃあ全く足りないよ」


 嘘でしょ、ドラゴンの魔核って結構するよな!?


『獣王国では魔核はゴミ同然じゃ』


 女神が来てくれたようだ、って


「うそやろっ、というか女神助けて」


『すまないが助けられない』


「え……」


『そうですよ、自分の力でやらないと力になりませんよ!』


「いやちょっと待って、女神がなんか変なことしたからなんかスキルが暴走したとかじゃないん!?」


『違う、普通の仕様じゃ、バグじゃない、みかんの力スキルとおぬしのステータスのみじゃ』


「え!? ということは……」


『一人で頑張るのじゃ、逃げないようにおぬしのほとんどのスキルは使えなくしておいた、船はもらっておくぞ、あとこやつ魔神の弓とアスカ丸と魔王の杖とハンマーを持っておるぞ』


「じゃあそれを出せ」


「めーがみぃーそれはないってーー!!」


『わらわを疑った罰じゃ、ふふふふふーー、え○ちな報復を待っておるぞ』


 女神はどっかに行ってしまった……


『じゃあ私もえ○ちな報復待ってます』


 気のせいもどっかに行ってしまった……


「おい! はやく出せ」


「はい……」


 俺の大切な武器や小物類までもほとんどの物を失った……


 さらにスキルやステータスにも制限がかけられているようだ。


 詰んだ


 手元に残ったのはえ○ち券のみだ。

全然詰んでない

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