新五十九話毒草はドクソではないし俺やっちゃいましたかー?
アカシダンジョンのラスボス戦だ、赤い本なので赤本と呼ぶぞ
俺はMPがないのでなにもできない
なのであの三人に行かせてあげた
戦い足りないでしょうし、なんか俺を見つめてたし
「【滝汗レーザー】」「【大波─真空波】」
「【火遁の術】」
三人は赤本に攻撃をしている
ちょっと待って、これまずくね?
さっきからの傾向を見るにカウンター攻撃が来てしまう
俺はもちろん即「【エアウォール】」展開
女神は俺の後ろに来た、確定でカウンター攻撃来るやん
「ドゥーーーーーーン!」
おいおい、全方位波状攻撃ってしかも結構威力高そうだが
「【滝汗バリア】」「【大波─衝撃波】」
「【火遁の術】」
あいつら強くなってんなー、まあ一人そのままのやつもいるが、って俺のエアウォール壊れてもうた
あの攻撃だいぶ威力高いんやな
『あの攻撃は割合攻撃じゃ、三回半喰らったらわらわでも死ぬぞ』
「いやいや女神が死んでどうする」
『復活すればいいじゃろ』
「……」
三人は連携して赤本に攻撃を加えていく、俺はこっそりオートヘイトをONにして女神の後ろへ
つかまえた
『このままじゃとわらわ死ぬぞ、それで本当にいいのか?』
「復活するんですよね」
『それはそうじゃがか弱い女の子を盾にするなんて』
「か弱い……」
『間違えた、かわいいじゃ』
「……」
そしてとんできた攻撃全部消してますけど……
これが正解か
それより三人苦戦してんなー
滝汗レーザーソードも大波大振動も効いてなかったしもちろん火遁の術も効いてないしなにが効くんや?
本やのに燃えへんし水もどうもないし光と闇属性も無理やろうし風と雷属性のどっちかが効くんかな?
それとも
って滝汗なにしとんねん、自らの首を切るとは……
で復活して大魔法を……って自ら死んでMP回復すな
「【滝汗アクアフォールチャージ】」
そして知らん技や、なにあのでっかい水の玉ってやばいやろあれダンジョン崩壊必至やんけ
「あの技大丈夫なんですか?」
『大丈夫じゃない、アカシ丸ごと吹っ飛ぶぞ』
アカシ丸ごとって……
「え!?それは女神がなんとかしてくださいよ」
『いやー、もうチャージ始まってるし無理じゃ、おぬしがあの水の玉に攻撃すればいいんじゃ』
「俺に押し付けないでくださいよ、女神がやればいいでしょ」
俺ができることは女神もできるし
『わかった、じゃがおぬしもやるのじゃ、一緒にやれば怖くない、せーのでエターナルトルネードじゃ』
トルネードなんか、俺は魔王の杖をとりだした
なんか女神がMPを回復してくれた、チートだ、くれ
『せーの!』
「【エターナルトルネード】っておい女神!」
女神に裏切られた、というかあの水の玉が壊れてどんどん沈んでいくような……
「「うぎゃーーーーーー」」
ってちょい待ち、あん中にどんだけ水入っててん
『ごぼごぼごぼごぼごぼ』
いや女神溺れてる、まあこんなんほっといても大丈夫やろう
そして俺は壁にガンガンぶつかりながら再生している
息を止めてるけど再生のおかげでどうもない
女神も息止めたらよかったのに
「【大波】」
波がこの水をうまくコントロールして大丈夫な場所を作りそこにあの三人がいる、すごいな
って俺らよ!女神溺れとる!
「【火遁の術】」
いやいやこの状況でそれしたら水蒸気爆発しいひん?
まあしないことを祈……冷やすか
「【エターナルブリザード】」
ってさっむ……俺だけが寒くなるんかい!意味ないやんけー
というか敵の赤本どこ……?
あの黒い魔核ちゃうよな?あと水位が少しずつ下がってきてるのはあのゲートっぽいやつのせいか?
って倒せたんか……
『げほげほっ、助けてくれてもいいと思うんじゃが』
「一緒にうってくれたら助けたんですけどね」
『すまぬ、げほげほっ』
「大丈夫ですか?」
『いや水が肺に入ったままで大丈夫じゃないんじゃ、げほげほ、じゃから人工呼吸で助けてくれ、げほげほ』
さりげなくダジャレ言ってるがそんなんおいといて助けてあげよう
「わかりました、ザシュッ」
『うぎゃーーー!げろげろげろげろうえ~』
女神を無事救出した
『ひどいのじゃ、また鼻の中に指をブッさすなんて……』
「でもびっくりして水全部出てきたじゃないですか」
『結果はそうじゃろうが、ひどいぞ!!』
「まあまあ、なでなで」
『うへー』
女神ちょろい
『ちょろい言うな!』
まあ女神の鼻クソを女神の金色の髪の毛で拭いてるのは内緒だよ~
『ひどい……』
そしてみんなで魔王軍アカシ支部へ向かっていると
「魔王様!」
「あっ、フレアさん」
「お久しぶりです、ってそれより大変なんです!」
「校長が変態なんですか?」
「違います、私が作った料理を食べた人が次々と死んでいってるんです」
なんやて!?まあマヨネーズジュースとかいうのを作るぐらいやしか?
「それは事件なのだ!」
「!?」
なぜか現れた赤毛の女、爆裂だ
「それでお前が犯人なのだ!」
「え、俺!?」
「そうなのだ!お前以外考えられない!」
「いやいやさっきまでアカシダンジョン行ってたし、こんだけ証人いるし」
「そうですよ、魔王様が悪いわけないじゃないですか」
いやいや名前は完全悪ですし見た目も悪よりやし
まあ俺はやってないんやけど
『ところでその人たちの死因はなんなんじゃ?』
「毒です、いつの間にか入っていたんです」
『不思議じゃな』
あれ?作ったフレアさん元気やけどもしかして味見してない?
「フレアさん、味見はしましたか?」
「味見ってなんですか?」
わおー、だからあんな変なマヨネーズジュースとか出せたんか
「それでその毒の入っていた料理にはなにが入っていたのだ?」
「ドラゴンの肉とマヨネーズと油と魔王様にいただいた薬草などです」
あれ?薬草って……もしかして……
「フレアさん、薬草っていつのやつですか?」
「こないだ魔王様にいただいたやつを入れました」
こないだ……あれ?もしかして犯人俺かもしれない……
滝汗にもらった薬草という名の毒草をあげちゃったし
あれ?滝汗の顔が真っ青だ……
「犯人がわからないのだ……」
うそっ、こいつバカや、まあバレてへんならどうにかなるか、っとその前に
「滝汗と女神、生き返らせに行こう」
『そうじゃな』
滝汗と女神がみんなを生き返らせた……犯人は俺だ
「捕まえた犯人はどうするん?」
「牢屋にぶちこんでやります、その後被害に合った方全員でぼこります」
滝汗の顔が真っ青だ……まあ髪色が青いから違和感ないけど
というかこの事件の犯人俺やねんけど、こんなん言い出しずらすぎるやろ、俺ぼこられるん?
そして女神笑うな
キッチンにやってきた、現場検証するらしい
「じゃあ昨日みたいに作ってみるのだ!」
「わかりました、魔王様、材料持ってませんか?」
これはもしかして挽回チャンスでは?
「はい、ドラゴンの肉と薬草です」
ここで薬草と毒草を間違えればあれ?やっちゃいましたかー?ってできるしな、あと毒草ちょっとだけ残した過去の俺を褒めたい、そしてこのことは女神に筒抜けなのでなんとかしてくれるでしょう
「毒味するのだ!ムシャムシャ」
ちょっと待ってー、それ毒草っすよー
そして女神笑うなー
「おいしいから毒じゃないのだ!」
毒です、おいしくても毒です、前に俺が食べた毒キノコおいしかったです
「じゃあ私も味見を、ムシャムシャ」
フレアさん、それ生のドラゴン肉、そんなん食べられるんやったら腹最強や
これは女神笑っていい
「完成しました、魔王様もみなさんもどうぞ」
食べた、俺には再生があるからね、そして美味だった
というか女神ってなんで普通に扱われてるんや?
まあなんかの魔法やろな
そしてなにも起こらないまま夕方になった
「うぅーお腹が痛いのだー!!」
予定どおり爆裂のお腹が爆裂に?なったので女神協力のもと俺やっちゃいましたかー?作戦を実行する
波と滝汗としのぶはまあ……薬草を食べないようにこっそり言っといたので無事だ、チクられたら終わる……
『その症状は毒草によるものじゃな』
「毒草!?」
もちろん知っている、俺がフレアさんに渡したのは毒草だ、ちゃんとアイテム倉庫の毒草欄からとったから間違いない、だからここからは演技力が試される
「ということは、この料理に毒草を入れたのは魔王様!?」
なんかフレアさん間とんでるけどまあ、やるぞ!!
「俺やっちゃいましたかー?」
いや四人ともこそこそと笑うな!
俺の必死の演技を笑うな!!




