五十六話決戦邪神教団
どうやらこの部屋の中に敵が六人いるようだ、もちろん弱体化済み、もちろん俺は魔神弓を構えている、えりちゃんが開けた途端にドカーンだ。
「コンコンコンコンコンコンコンコン」
「合言葉は?」
「ゴンっゴンっ、あれ? 開かへんな?」
「引いて開かへんねやったら押したらいいねん」
「合言葉は?」
「あっ、そうか、ドンバリッ」
えりちゃんがドア壊しちゃった、まあいいや
「お前誰だ!?」
中にいたのは六人、その中の一人には見覚えがある。
「ゆうたとお前か!!」
「ライダー!! とりゃっ」
俺はすぐ目の前にいたライダーに魔神弓で攻撃した。
「うぎゃーーーーーー!! ドーーン!!」
ライダーは壁を突き破って外にとんでった。
あいつはメカさんとかに任せよう
「お前らは敵なのか!?」
「とりゃっ、たぶんそうですよ」
「【血界】こいつら敵だ、楽園あれ起動して」
「えーー、やだなーー【楽園化】」
この結界はタンゴで俺がやられたやつと一緒のねばねばしたやつ、あのミイラ男許せない。
楽園という名の敵がなんかスキルを使った瞬間周りの景色が荒野に変わり、敵五人との距離が離れた。
「えりちゃん、やっちゃって【魔炎】」
俺はとびながら結界を焼き払う、その間にえりちゃんが
「はいよっ【深淵大穴】」
いつものだ、これで結界男を倒すことができた。
だが敵はまだ四人だ。
「【召喚】──海獣──ドラゴン」
「【楽園──ゴブリンの軍勢】」
「【錬禁術】──スキル模倣付与【魔王】──」
「センキュー」
敵はどんどんスキルを発動してくる。
大量のゴブリンの軍勢、大海獣四体、大型のドラゴンが一体、そして眼鏡の男が疑似魔王になった。
「とんがり頭がラスボスかな?」
「余裕やろ?」
「まあな」
俺らの負け筋は俺が石化すること、ほぼ勝てる。
あと負けても女神いるから最終的には勝てる。
今度は魔王の杖を取り出し言い放つ!
「【ライトニングプラズマ】」
この技は相手の体力をじわじわと削る技だ、なんとか短期戦に持ち込みたい
「【エアバイク】」
ライダーは仲間の元に戻ろうとするが
「そうはさせない、ぼこっ」
天空の騎士モードのメカさんがそれを阻止する、しかし
「危ねえな【エアカッター】」
「防御、くっ」
メカさんはライダーにやられている、だがそこに
「【魂の波動】」
魂魂が疑似エアカッターでライダーを攻撃する。
「お前はゆうた!? まさかこっちの世界に来ていたとは」
「誰だ、ゆうたって、ってお前はライア!?」
ライダーの前世での名はライアだ、ということは
「ゆうた!! お前は私の敵だ、転生前の敵討ちをさせてもらう!!【全範囲エアカッター】」
ライダーは全方位広範囲へ向けエアカッターを放つ
「【魂の守り】」
魂魂はその攻撃を見えないなにかで簡単に防いだ。
実は魂魂はライダーの元カノでありライダーが死んだ原因なのだ、ゴミ収集車にポーイとしたのだ。
「ライア、本当にすまないあの時のことは後悔している、あれから毎日墓参りに行ったし、だがそれとこれでは話が違う、君は……なんの罪で指名手配なんだ!!」
「知らねえよ、私のことを殺した罪だろ!?」
「それは俺の罪だ、お前はこの世界でなにをした!?」
「ワタシもわからない!【機械武装】──キック」「!?」
「【エアウォール】ぐっ」
メカさんはパンチとキックで連続で攻撃する、隙を与えないためだ。
「ぐはっ……【エア……」
もうライダーは限界だ。
「今だ魂魂!」
「【魂の眠る場所】」
魂魂はライダーをお墓に閉じ込めた。
「すまない、ライア……」
召喚師の二人を倒し残り二人だ。
魔物全部を倒して俺のファイアボールでトドメをさした。
特に厄介な海獣とドラゴンを魔神の弓でワンパンできたので、後の雑魚はえりちゃんのいつもので抹殺してもらった、なんか今は頭の回転が悪い。
「まだだ!! 【ロックシューティング】」
いや、まだ厄介な疑似魔王(石化)と謎のラスボスがいる。
だが俺のMPがもうない、しばらく前からえりちゃんが魔法を一切うってないからえりちゃんもMP切れなのがわかっている。
「くそっ、とりゃっ」
俺は魔神の弓で攻撃を当てるしかない、だがこいつ魔王スキルで避けやがる、くそっ
「ふっ【ロックシューティング】」
くそっ、避けられないし後ろにいるえりちゃんだけはなんとか守っている。
「うっ」
あとMPが自動再生されないバグがあるんだ、やられれば回復できるかもしれないのでやられようとしてるんだが、こいつの攻撃痛みを感じるだけで大したダメージが入っていないのがまたイヤらしい。
しかもこいつ石化やのに石化を使ってこないのもまたまたイヤらしい。
「【ロックシューティング】」
「くそがーーー!! ダイレクト弓アタック!」
「くっ」
いやこいつ近接弱いぞ、だが近づくと石化を避けることができない、だが近づくしかないのか?
それで今えりちゃんは?
「ゆうた! どけて【ファイアボール】」
MPを残してたんか、さすがえりちゃん頭いいな
頼むぞえりちゃん!
俺はバグで全く回復さえできないからな
「【ストーンウォール】シュン……」
「くそっ」
えりちゃんの最後の魔法が防がれてしまった、もう突っ込むしかないのか
「【爆裂】」
「くそっ【石化】」
やばい、俺が石化したら負ける。
「ゆうた!! ドンっ!!」
えりちゃんに石化する寸前に押し出された。
えりちゃんは俺に笑いかけながら石化していく
「えりちゃん!!」
「後は頼……」
えりちゃんは完全に石化してしまった。
「……わかった、えりちゃん任せろ【エアプレス】!!」
「後はお前だけや」
石化は空気で圧縮されてきれいなダイヤモンドになった。
あとはとんがり頭だけだ。
「こうなったらやるしかないか【錬禁術】──スキル模倣【巨大化】」
巨大化したとんがり頭は全裸になりモザイクがかかっている。それにより天空要塞は崩壊し巨体は海に着地した。
「【巨大化】」
やつに対抗しこちらも巨大化する。
もちろん俺も全裸だ、モザイクがかかっているので大丈夫だ。
「いくぞ!!」
「来いっ!!」
大怪獣バトル、いいや大全裸バトルが始まった。
「うおーーーーーー!! ぼんっ」
「ぐおーーーーーー!! ぼんっ」
全裸の二人が海の上で殴りあっている、まあモザイクがかかっているので見た目はましだと思う……
「頑張ってーーー!! ゆうたくーーーん!! マッチョ!!」
「「マッチョーーー!!」」
応援してくれるのは嬉しいが応援の仕方がいまいちだ。あと、えりちゃんに応援してもらえないのが残念だ……
まあ全裸やけど
というかさっきわざとやられて全回復したからいつでもこいつを倒せるんやが、こいつをどうやって苦しませようか
そうや、あれや
「【ロックシューティング】ドド、ドド、ドドド」
ちょっと待って岩でかすぎ、巨大化したら魔法まででかくなるとか聞いてへん!!
なんかワンパンしちゃったし
ってそれより巨大化解けちゃうって待ってくれって!!
戦いには勝利した、だがまだ別の戦いが残っている。
俺は船の中に全裸のまま戻ってきた。
「……」
もちろん股関を両手で隠している。
「ゆうたくん……」
マッチョ姫、凝視すな!
「「……」」
おい、そこの滝汗とメカさんもや!
『えっとゆうた、アイテム倉庫にパンツあるぞ、なぜそのまま帰ってきたんじゃ? 先に履けばよかったじゃろ』
凝視しながら正論を言わないでください、って俺
ヘンタイじゃねーーーかーーー!!
今回捕まえた邪神教団のメンバーは八人、前のと合わせて九人だ、どうやらメンバー全員を捕まえられたようだ。
このあと王都で厳しい取り調べが行われるそう、捕まっていた? 子供たちも女神が先に保護をしていたらしい。
そして今は帰り道だ、船でとんでるけど道だ。
「コンコン、硬いな!」
笑いかけるえりちゃんの石像を滝汗がコンコンしている。壊すなよ、えりちゃんやし
そして俺たちの次の目的地が決まった。
タンバの里だ、石化をといてもらうために雲をいただくからだ、今回はう○こまみれになりませんように、というか女神さんよ、ダメ?
あーダメなのか
あと魂魂とライダーの関係を聞いたんだがよくわからなかった、ほっといてって言われて人をゴミに出すとかなに言ってんねん。
「じゃあね魔王ゆうたくん」
「じゃあな」「バーイ」
「わたくしも手伝ってきますわ」
メカさんと煙幕、魂魂、マッチョ姫は邪神教団の人たちを王都に連れていった、もちろん子供たちもだ。
「さて行くか」
俺と滝汗と女神はそのままタンバに直行する。
「待って私も行く」「せっしゃも行くでござる」
うるさいので波としのぶも連れていくことにした。死神は……ダンジョンか、俺たちはすぐに王都を出発した。
その頃気のせいは……
『ゆうたさんはやく帰ってきてくださーーーい!!』
はい、残念、もう行っちゃいましたよ~




