五十一話そらとぶモザイクがかかったおっさん
「【血界】ぐはっ」
包帯ぐるぐる巻きの男は手足から血を吹き出し倒れながら、邪神の周りを結界で囲んだ。
「今だテイマーー!」
テイマーは邪神の頭に触れテイムしようとした。
「【テイム】──失敗【テイム】──失敗【テイム】──失敗」
「ばりんっ」
決壊が壊れてしまった。なのでテイマーはそこからドラゴンにとび移り離れた。
「くそっ、できなかったか」
「ライダー血界を回収頼む」
ドラゴンに乗るとんがり頭は指示を出してゆく。
「次のフェイズに移行せよ!」
「了解」
とんがり頭とテイマーはドラゴンに乗ったまま邪神の上空を旋回する。
「【召喚】──海獣」
テイマーは七体の大型海獣を召喚した、こいつ地味にすごい
「やれ」
大型海獣たちは虹色に輝きビームを放った。
しかしほぼ効果はないようだ。
仕返しに邪神が海獣に邪神砲を放つ、邪神砲は邪神専用の最強技だ。
「ジャッシーーーン!!」
「ギュオーーードンッ」
海獣の一体は消滅した、残りは六体だ。
「戦闘斑はまだか、仕方ねえ、網をかけるか」
とんがり頭はなにもないところから網を取り出し邪神にかけた。
すると邪神は動かなくなった。
「よし」
とんがり頭が邪神にかけた網には痺れる効果がついている、しばらくは痺れてくれるだろう。
そしてとんがり頭は知っている、五分で邪神が痺れ耐性をつけることも、だって石板に書いてあったからね。
「今のうちに削れ!」
海獣たちはビームを放つ、テイマーととんがり頭が乗っているドラゴンもブレスを放つがほとんど効いてないようだ。
戦闘斑が到着した、といっても三人だ。
一人目は眼鏡のイケメン、石化だ。
「石化は石化を使ってくれ、う○ちよくでーるあるから全力で使え」
「おう、任しとき」
実はこいつが勇者と聖女を石化させた、スキルの副作用で超便秘になる。
現在王国で指名手配中
そして二人目楽園だ、変装が得意だ。
実はちょろっと出てた。
「楽園はまあ頑張ってくれ」
「まあまかしとけ」
そして三人目、ただのハゲデブだ。
「いっちょやるでごんす」
「気をつけてな」
「【石化】──失敗、またか、やっぱあかんみたいやな」
効果はなかったが副作用はちゃんと出るぞ!
便秘になってう○こは出なくなるが。
「【楽園──ゴブリンの軍勢】」
楽園はゴブリンを大量に実体化させた、数は三万くらい?
実はこいつ帝国の皇帝と一日入れ替わっていた、たまたま皇帝が捕まるのを見て入れ替わることを決行した変なやつだ。あのときの偽皇帝だ。
「【巨大化】でごんす!」
こいつはただのハゲデブではなく巨大化スキルを持っている。
重いのでものすごい火力を出すことができる。
ただし巨大化できるのは三分間だけだし巨大化中は全身にモザイクがかかっている。
色々な理由で見せられないからだ。
「なんじゃこりゃ……」
俺がその光景を見て感じたことである。
網がかけられた巨大な牛にモザイクがかかっている巨大な全裸のおっさんが馬乗りになっている。
その下では大量のゴブリンたちが蟻のように牛にたかっている。
一言で言うとカオスだ。
女神によるとあの牛が邪神だそう、見た目が完全に牛なんだが、鼻のとこに輪っかついてるし。
俺は気のせいと今、ここへやってきた。
こいつはなんかついてきた、他の人たちは遅れて来るそうだよ。
『ゆうたさん、とにかくうしさんに弱体化を食らわせてやりましょう』
「うしさん……まあそうやな【弱体化】」
そのとき邪神が網を弾きとばし全裸のおっさん
ゴブリンも吹き飛んだ。
そして巨大か全裸のおっさんがとんだ方向は──
「王都や!! まずい!!」
俺は大きく息をひと吸いしエア操作で空気をなくした空間を作りながら、全速力で飛翔スキルを使い王都に向かう。
その速度にはあの気のせいでさえも追い付けない
女神と特訓した成果が今頃出ている。
皆が必死におっさんを追いかけている。
そして俺は巨大な全裸のおっさんで抜いた。
間違えた巨大な全裸のおっさんを抜いた。
一応予備で少し先回りしておいた、そして
「……」
やべえ、攻撃魔法じゃダメだ、味方やそうやし
とりあえず今できるのは
「【弱体化】【エアクッション】」
俺は弱体化とエアクッションでなんとかおっさんを受けとめようとする。
しかしエアクッションにとんできたおっさんはバウンドして王城に一直線
やっばい、やらかした……
なにもしなければギリギリ城壁で止まるぐらいのかんじだったのに、弱体化スキルの影響でなぜかバウンド力が上昇し、さらにエアクッションで王城ぴったしに逆に調節してしまった。
俺は必死になっておっさんを追いかけた。
もちろんさっき追い抜いた方法で
再びおっさんで抜いた、また間違えたごめんね。
おっさんを抜いた。
それで俺は高いステータスのパワーでおっさんを受けとめ、きれず俺もおっさんと一緒に王城に一直線……
重い!!
俺は再生スキルを連打しながら必死になって押し返そうとするが重力とおっさんの重さには勝てない。
「うがっーーーーーー!!」
もう王城にぶつかるってなったとき、急におっさんが軽くなった気がした。
しかし重力には逆らえないので地面へと落下した。
なんとか再生スキルで落下ダメージをなくすことができた。だが俺は瓦礫に埋まっている、瓦礫が重い。
もしかすると王城を破壊してしまったのかもしれない、それよりここから抜け出さないといけない。
まだ邪神がいるからだ。
手探りで脱出ルートを探す、さらに壊せばすぐに出られるが王城でするそれをする勇気はさすがにない。
というかさらにひどくする自信があるのでしない。
とりあえず暗いので明るくする必要がある。
「【ライト】」
俺がいる暗い空間を弱い魔法で照らした。
そして俺は気づいてしまった。
モザイクの消えた意識のないおっさんが俺に馬乗りになっていることに
ゆっくーりと下を見ていくと
「うぎゃーーーーーー!!」
おっさんのあれが俺にぴったりひっついていたのだ。
モザイクち○ち○




