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五話魔王様による街の案内

ギルドでの登録を終えた


魔王様が街を案内してくれるらしい


すこし顔がにやついているような?


気のせいか


「知ってるか?今でてきたのが冒険者ギルドじゃ」


「知ってますよそこまで馬鹿じゃないんで」


なんかすごく馬鹿にされてるような


気にしない気にしない


いやもしかしてボケてるんやな

うまくスルーしてやろうじゃないか


魔王様は噴水を指さした


「これは噴水じゃ」


「知ってますよ」


「そうか意外と物知りなのじゃな」


猿かなんかに話してますか?


「ここは宿屋じゃ、1泊銅貨3枚からで泊まれるぞ」


300円かすごく安いとは思うよ


「おぬしには泊まれぬがな」


すごくいじわるだ


「ここは図書館じゃ、まあおぬしには関係ないか」


「字ぐらい読めますよ」


「そうか、なら覚えておくといい」


今度調べものしにこよう

あとやっぱりいじわるだ


「さてとりあえずこんぐらいでいいか」


さっきから一歩も動いてないんだよな


「それじゃいくか」


「どこへ?」


「食堂じゃ」


宿屋の食堂なんだよな...ほぼ移動してないんよな


IN宿屋の食堂


「ゆうたはスライム食べるか?おごってやるぞ」


「食べませんよ、あとそんなんメニューにないですよ」


やっぱいじわるだ


「ご注文は?」


店員さんが聞きにきた


「からあげ定食2つで、おぬしは?」


「?」


2つとは?それ俺の分じゃないの?


「なにをぼけっとしておる注文せんか」


「ああ...野菜炒め定食で」


「かしこまりました、からあげ定食2つ野菜炒め定食がお1つでよろしいですね」


店員さんは去っていった

野菜炒め定食は適当に選んだ


それより


「2つも食べるんですか?」


「逆に1つでいいのか?」


そうきたか

あと、なにそのドヤ顔


「それよりちゃんと街の案内してくださいよ」


「わかったから食べてからで頼むぞ」


よかった


そんなことより注文したものが運ばれてきた


俺は野菜炒めとライス、魔王様はからあげ×2ライス×2

運ばれてきた


ついでにからあげのとなりにちょっとだけ野菜がのっている、そして値段も安い銅貨1枚だ


俺は持ってないけど


さて食べますか


まずはライスをひとくち


「ぱくっ」


うまい


そして野菜炒めの野菜部分をひとくち


「ぱくっ」


うまい


語彙力のなさは気にしないでほしい

おいしかったのですぐ食べちゃったといえば伝わるはずだ


スライムなんかとは比べものにならない

スライムはもう二度と食べないと誓った

そもそもスライムは食べ物じゃないけど


食べながら街のことを教えてもらった


街の北には平原、東には森がありそこにはゴブリンの狩り場やダンジョンがある

西には畑や田んぼが、スライムしかいないそう

あと南の森は魔物が強くて危ないということらしいという話を聞いた


さっき帰ってきたときに通ったのは東門らしい


そして太陽の方角をみて帰ろうとしたというと笑われた、しょうがないでしょ昼まで寝過ごしたと思ったからやのになんて話をしていた


それで魔王様も食べ終わったので外に出る

なんか一人前じゃ少なかった気がする


「次はあっちじゃ」


大通りを北に進んでいくと教会があった


「ここが教会じゃ、おぬしの誕生の地じゃ」


「違いますよ、ここで生まれてませんよ」


またボケてきたやん、まあ次はほっとこ


「ついでなので入りませんか?」


「そうじゃな、ついでに祈っておこう」


教会に入る

相変わらず教会やな...なにいってんだろう俺


そうだ祈るんだ、お金を少し恵んでください女神様


これでよし


「...」


降ってこない、紙もお金も


「どうしたのじゃ?」


「いや、降ってこないなって」


「?」


「お金が」


「ぶっははははは─」笑われた


「お金をもらえるわけないじゃろう」


「ですよね~」


しょうがないよな...

女神のケチ...


教会をでると魔王様がこっちこっちと手招いて連れていかれた


「ついたぞ」


そこには小屋がたっていた

庭もあるが庭のほうがとても広い


「この小屋は?」


「ここはわらわの拠点じゃ、ここらへんの庭も私有地じゃ」


なぜ広い場所があるのにでかい家を建てなかったのか聞くと、十分だからとかえってきた、そうですか


「それでおぬし、いやゆうたよ魔王軍に入らぬか?」


「え?」


突然のお誘いにびっくりするのであった

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