新四十五話パンツを取り返せ
「パンツを返してやれーーー!!」
「パンツ!?」
パンツ泥棒は土偶顔だ、ライダーの連れやったよな……ってことはもしかして
「魔王ゆうた!!我々の邪魔をするなー!【エアカッター】」
「【爆散】」
「【エアウォール】うがーーー!!」
嘘やろ、ライダーがパンツ泥棒の仲間とは……
って爆散強っ
「それよりパンツ返してあげろよ!!」
「パンツってそんなもの盗んでませんよ!」
「お前が盗んだのはパンツやろ?」
「違いますよ、巻物……パンツだ……」
なんと巻物の紐だと思っていたものが桃色の紐パンツだった……それのどこが秘宝なんだろうか?
もしかして脱ぎたてとか……
「返しますよ、ほいっ、ではさようなら、ライダーさん頼みます!!」
「魔王ゆうた、次会ったときは容赦しねえからなー!【エアバイク】」
土偶顔とライダーは去っていった、なにがしたかったんだろうか、そして俺の手元にはパンツが……
俺が持ってるのは非常にまずいので滝汗に
って行くのはやっ
「秘宝のパンツ取り戻せましたよ」
あのーなんで俺が渡すの?滝汗はなぜ拒否する
それで俺は魔王様のにしか興味ないです……嘘です興味あります、すみませんでした
『さあゆうたさん、被ってください』
気のせいのことは無視して忍者の子にパンツを返す
におったのは内緒ですよー(無臭……)
「ありがとうでござる、これはせっしゃの勝負パンツなんでござる、取り戻してくれて本当にありがとうでござる」
『私はずっとノーパンですよ~』
すっごいいらない情報をもらった……本当にいらない
ことはない、これ勝負パンツなんや、へー
そういえば魔王様がパンツはいてるの見たことないな……
勝負パンツはどんなんだろうか?
そんで気のせいのには全く興味ないよ、本当にいらない
「それで秘宝の巻物は?」
「「え!?秘宝のパンツじゃないん!?」」
「嘘でござるよね……悲報のパンツって……」
しのぶと名乗る忍者?にでっかいお屋敷に連れてこられた
ここらへんは燃えなかったみたいだ、焦げてはいるけど
「親方!!秘宝の巻物を取り戻せなかったでござる!!」
「まあ盗まれたのはしょうがなくない!!許せん!!」
ごついおっさんだ、ここらへんの自治をしていたり、ここの冒険者ギルドのギルドマスターでもあるそうだ
「それでしのぶ、お前はここを出ていきなさい」
「なんででござるか!?」
「俺に迷惑かけすぎな!お前何回屋敷を燃やしたと思っている、しかも今回は街の三分の二だぞ!さらに秘宝も盗られた、もう擁護できん、すぐに出ていけ!!」
「えぇーーー!!」
俺たちはなにを見せられてんの……
それでなぜかしのぶごと帰されたわけやが
そんなときに魔王様がやってきた
「いやー魔王軍アワジ支部燃えちゃってたのう」
『「「おぅ……」」』
帰るところがない……しかもしのぶがついてくることになったし、一時的に
「うむ、どうしようかのう」
「宿とかないですかね?」
「宿屋は全部燃えたぞ」
「「「おぅ……」」」
泊まるとこなくなってもうたやないかい……
まさかの街中野宿ですか
『じゃあ女神様のところに行きましょう、そこに滝がありますし私もそこから出てきましたし』
「気のせいそれあり、女神んとこ乗り込むか」
「そうしよか!」「うむ、そうするしかなさそうじゃな」
「女神様のところに行くのでござるか!?」
「それでおぬしはなんなんじゃ?」
「せっしゃはしのぶ、ラストアワジ流忍者でござる、成り行きでゆうた殿の仲間になったでござる」
「ゆうた、そうなのか?」
「いいえ、勝手についてきました」
「いやいや、せっしゃの勝負パンツを取り返してくれた恩返しでついていくんでござるよ!」
「勝負パンツ!?」
魔王様……そんなのに引っ掛からないでください
それでなんかしのぶが魔王軍入りした
そんなしのぶのスキルは忍者と火属性超強化
うん、焼かないでね
目的の滝についたのでタンバのときみたいに穴にダイブする、滝汗と魔王様はすぐに降りていった
しのぶはまだ穴を覗いている
「こんなところに入るのでござるか!?」
『せいっ!』
「うんぎゃーーー!!」
しのぶは落下していった、さて俺も行きますか
『せいっ!』
「はっはっはっはっはー、魔王を押すことはできないですよー」
気のせいに落とされる未来が見えたのであらかじめ少し浮いておいたのだー!!
『じゃあ閉じますねー、ガガガガガ』
「ちょい待ち!!入る入る!!」
くそっ、気のせいに敗北した
穴閉じられるんや……
『女神空間にようこそなのじゃ!』
「あなたが女神様でござるか!?」
『そうじゃぞ、女神じゃぞ』
「えっとえっと、つまらない物ですがどうぞでござる」
『なぜパンツなのじゃ……』
女神が困っている……まあ初対面の相手にパンツ渡すやつはおらん……って目の前におるか
というか、俺もあげる物があったんやった
「女神さん、いいもんあげますよ」
『これじゃな』
「……」
なぜそこにマヨネーズジュースが、アイテム倉庫に入れてたやつが……
『残念じゃったのう、まあどっちみちわらわにかけてもすぐ消すから意味ないぞ、それでこれはアイテム倉庫にしまっておくぞ』
気のせいだけでなく女神にも敗北した
『それでおぬしらが来た理由は知っておる、ここを自由に使うといい』
女神は家を作った……ってそれ俺の実家よ、なっぜそれ?
「ものすごく見覚えのある家じゃのう、よく通った覚えが……」
「これ俺の実家なんですけど」
魔王様が俺の家を知っているし通っていたと……
本当に幼なじみなのでは?でもまだパラレルワールドの俺って可能性もあるし……
『中で詳しいことを話してやる、ついて来るんじゃ』
果たして俺たちは真実を知ることができるのか




