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新四十四話アワジの大火災

「ガチャン」


爆裂と名乗る赤髪の少女を俺の鎖で捕まえた


「捕まっちゃったのだ……」


被害者はテガス ベッター、この旅館の管理人だ

そして俺たち三人の推理はこうだ、さっきの爆発により驚いてひっくり返り頭から床に刺さったと

なんかおかしいな


『おかしいのは気のせいです』


まあ他に犯人が思い付かないし死因がこれやししゃーないか


「それでわっちはどうなるのだ?」


「「『……』」」


「なにか言うのだ!」


「考えてなかったのじゃ」『はははははー』


「ぴよっ」


あれ?変なタイミングに女神から着信……

って女神とチャットできることを忘れていたっていうのは気のせいですか?


『それより内容はなんですか?』


>滝汗がそっちに戻るぞ、あと十秒後におぬしの後ろに


俺は後ろを振り向いた


いないが……


「ゆうた久しぶりー!」


「うぎゃー!」


元の向きに戻った瞬間に現れた、心臓止まったやろが

知らんけど


「あっ、死んでる、生き返れ!」


「はっ……私は?」


管理人のテガス ベッターさんは生き返った

頭に変なドリルみたいなの被ってはるけど……


「あなたは死んでました!」


「いやー手が滑ってドリルヘルメットを被ってしまいさらにこけてしまって死んでしまうとは」


「「「『……』」」」


「これで事件解決なのだ!わっちを解放するのだ!」


「カチャ」


「やったーなのだー!これで解放されたのだー!」


「それでこの穴はなんですか?」


「こいつが作った穴ですけど」


「ちょっと君、事務所へ来てもらえるかな?」


「ぎゃーーー!!逃げるのだー!」


爆裂は逃げ出した


「皆さん追いかけてください、あっ手が滑ったー」


穴のあいた天井が直った……


「追いかけてください」


「「「『……』」」」


「えっとそうじゃな、とりあえず追いかけるとするか」


『そうしましょう』


俺たちはみんなで爆裂を追いかけた、というかなんか直ったよな?




「晴れてるのう……」「晴れてるで」『晴れてますねー』

「あいつおらんなー」


外に出てきたら爆裂がいなかった、それで晴れてる


「えっと、晴れてるしアワジに飛ばないか?」


『私もそれがいいと思います』


「なんのこと言ってんの?」


「ああ、説明忘れてたのう─」


魔王様は滝汗にこれまでの経緯とこれからについて話した


「わいもアワジ行く、それからみんな復活させにいく」


「でも気のせい、滝汗を運べるか?」


『無理です』


「わい飛べるで」


「「『え!?』」」




「ほら、むっちゃとべるやろー!」


滝汗がとんでるー、無敵やん

もしかしたら魔王様より強いんちゃう?

滝汗は女神に飛翔スキルをもらったそう

このスキル飛ぶのが一番はやいそう


それで飛べない俺は魔王様に包まれてますよ


「おっと、手が滑った!」


「うぎゃーーー!!」


俺は平泳ぎで落下速度を穏やかに……穏やかに……

ってなんかとべてるんだがなんで?


「なんかゆうたもとんでるー!」


「もしかしてここバグってる?」


今俺たちがいるのはアワジからはるか西の海、だと思われる場所の上空三百メートル?ぐらいのところにいる


「いや、そんなことはないぞ、ほら」


魔王様は俺の上下左右を回っている、いやー魔王様の黒い水着が見えてるんですが……まあ日常的に見てるんですが


「それでおぬしはなぜ飛べてるんじゃ?」


「飛べるバグ?」


『スキルが生えたんじゃないですか?う○こみたいに』


「う○こは関係ないじゃろ」


『すいませんでした~』


気のせいは下がっていった、というか一応ステータス見とくか



ゆうた15歳

職業〈魔王〉

HP 70%

力 70%

防御 70%

知力 70%

器用 7%

俊敏 70%

MP 70%

状態 通常

スキル【弱体化】【爆散】【ヘイト管理】【みかんの力】

【魔王】【エア操作】【爆裂】

属性 全



「なんじゃこらーーー!!」


「急に大声出してどうしたのじゃ?」


魔王になっとる……それと知らんスキルが増えてたりステータスが上がってたりしてるけどどうなってんの?


「どうしたん?ステータスおかしいん?」


「じゃあこれをご覧ください」


俺はステータスを三人に見せた


『「「!?」」』




「おぬしも魔王……わらわも魔王、これでお揃いじゃな」


「それはいいん!?」


非常によくない、魔王様と同じ立場はさすがにまずい

免許返納ならぬ魔王返納をしたい


「ちょっと女神に交渉するわ」


「え……わらわはいいのに」


「魔王様と同じ立場はちょっと」


なぜか魔王様ががっかりしている、うん、やめよう


「わかりました、俺魔王になります」


「お揃いじゃな!」


「お揃いです」


あれ?魔王様のことはなんて呼べば……

まあ呼び慣れた魔王様でいっか


その後超早朝に寝ながらアワジに到着したのだが……


「燃えとるのう……すやすや」「すやすや」「すやすや」

『燃えてますねー』


アワジで大火災が起こっていた


「ってみんな起きるのじゃ!」


「魔王様なんですか!?って燃えてるってクサっ」


煙クサい、というか危うくアワジを通りすぎるところだった、それより居眠り運転は危険だからやったらダメだぞ!


「魔王どうし……ってなにあれ!燃えてるやん!急いで消さんと!〈滝汗〉レーザーシャワー」


いつもの滝汗レーザーをシャワーみたいにして街を覆った

おかげですぐに消火できたようだ


「ふー、でもMPなくなったわ!」


滝汗のスキルは強すぎたので弱体化を食らいMPを消費するようになった、とはいえ依然チートのままだ


「ちょっと魔王軍アワジ支部が無事か見てくる」


魔王様はとんでいった、それより空中に見覚えのあるライダーという女がいるんですけど


「ライダーなにしてんの?」


「魔王ゆうた、今は仕事中だ邪魔するな」


「あっ、すいませんでしたー」


この人怖い、威圧感がすごい

というかなんの仕事……

まあこんなん置いといて魔王様を追いかけますか


「また燃えてる!なんで!?消したよな?」


ホンマや、燃えてる……いやそんな燃えたら街なくなんで


「待つでござるーーー!【火遁の術】」


犯人キターーー!えっぐい火魔法使いの忍者?が建物を燃やしながら土人形……土偶を追いかけている


「ぜーはーぜーはー、そこの人!あいつを捕まえるの手伝って欲しいでござる!せっしゃのパンツと秘宝が盗まれたでござる」


「「秘宝のパンツ!?」」


『う○こ!?』

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