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新四十一話ここが魔法学園か

「エベレーター!?」


「エレベーターです」


街中にそこそこの頻度で見かけた箱はエレベーターだった

そして俺たちはこれに乗るみたいだ


「あの、これ天国に通じてるとかないですよね?」


「違いますよ、地下です」


よかった、天国じゃなくて


「魔王様、天国ってなんですか?」


「別に知らなくていいです」





「「おぉーーー!」」


すげー景色だ、たくさんの光ってる(エレベーター)があったりしてキレイだ



「ここがスベン魔法学園です」


「「おおー」」


この中心部には大きな、いや巨大な建物が鎮座している

ほぼ城だ、でも学校って


「こちらです、ガチャ」


廊下を数回、階段を三回登り奥の部屋に案内された

ここは校長室!?


「こんにちは、あなたたちは?魔王?」


紳士が話しかけてきた、というか校長室やしその椅子に座ってるってことは校長なのか?


「魔王様と……」


「魔王じゃ」


「「ダブル魔王!?」」


なんやかんやあったが校長はフローさん、兵士のほうはフレアさん、親子だ


「魔王様はドラゴンから私を守ってくれました、そのお礼がしたいです」


「フレアがしたいならするといい、というか魔王に献上する用の武器があるはずだが、どちらの魔王に献上すれはいいのだろうか?」


「わらわに聞かれても、なにがもらえるのかわからずに決めることはできぬ」


なにがもらえても魔王様に譲ります、ゴミじゃなければ


「わかりました、フレア、あれを持ってこい」


「はーい、持ってきまーす」



しばらく



「持ってきましたー」


「ちがーう!」


フレアさんはう○この化石を持ってきた……

なんでこんなもん保管してんねん

なんかもらったけど、とりあえずアイテム倉庫にぽーい


「魔王の杖だ、私が取ってくる、面白い話でもしておきなさい」


「はーい」


校長は魔王の杖を取りに行った、ネタバレ……






「これが魔王の杖だ」


校長が戻ってくるまでフレアさんは面白い話をしなかった

魔王様に俺のことを聞いてたわ……魔王様俺のこと褒めすぎじゃない?スライム食べたこと言われたけど


「ほう、これが魔王の杖か」


魔王の杖は黒い、魔王様によく似合いそうだ


「ゆうた、あげるぞ」「魔王様どうぞ」


「あげる」「どうぞ」


俺と魔王様、どちらも譲ろうとしているので決まらない

押し付けではない、正直欲しいけど魔王様に似合うしねぇ


「あのー、じゃんけんでもして決めたらどうですか?」


「そうじゃな、それがいいじゃろう、勝ったほうがゲットでどうじゃ?」


「えっ、じゃんけん……まあいいですけど」


俺は中二のころ悪魔と契約してじゃんけんでグーしか出せなくなった、だけど魔王様はそのことを知らない、だから魔王様がパーを出すしか魔王様に譲る手段がない


祈りましょう


「それでは、じゃんけんぽん!」


「グー」「チョキ」


「ほれ、おぬしの勝ちじゃ」


「あ、ありがとうございます?」


勝っちゃったけどまあいいや、この杖を大事にしよう

それにしてもあの悪魔はなんやったんやろう?


「それでお二人とも汚れているので、お風呂に入ってはいかがでしょうか、一つしかありませんが」


「では魔王様の背中を流させていただきます、さあ魔王様」


「俺じゃなくてあっちの魔王様のをお願いします」


「了解しました、魔王様、では行きましょう魔王さん」


「お、おう、よろしく頼む」


魔王様とフレアさんはお風呂へ行ってしまった

俺は後ですね


「では魔王ゆうたさん、お暇でしょうし私の研究室へ来ませんか」


「行きます」


暇だからねー




「ご覧ください」


「おー!」


船だ……なんか羽生えてるし飛びそう、研究室っていうか船置き場やねーか


「こちらの空とぶ船も魔王様へ献上します」


「えぇーーー!?」


なんかすげー船ももらえるようだ、俺は船の見学をしていると魔王様とフレアさんがやってきた


「魔王様、お風呂が開きましたよ、お背中流しますか?」


「あっちの魔王様を見張っといてください」


「わかりました、魔王様」


フレアさんの扱い方簡単やなー

なんやろな俺の子分みたいな?





お風呂から上がり船のところに戻ると魔王様が船のソファーでくつろいでいた


「魔王様、おかえりなさい、魔王さん異常なしです!」


「ありがとうございます」


本当に見張ってたんやな、真面目なんやなフレアさん


「それでゆうた、このあとの予定が決まった、次はアワジへ行くぞ」


「あの急に言われてもなんのことかわからないんですけど」


「あー、それがコアとなるワイバーンの魔核がなくてこの船が動かせなくてのう、だからアワジダンジョンへワイバーン狩りに行く運びになったんじゃ」


ワイバーンってなんやっけ?聞いたことあるはずやしあの本に書かれてたはずやけど忘れてもうて


「じゃが色々あって出発は明後日じゃ」


「色々とは?」


「私が説明します、まず外では雨が降り続く予想なので陸路でアワジへ行くのは難しいから船で行くことが決まりました」


「その出港の日が明後日ってことですか?」


「そうです、それで明日はたまたま魔王祭なんでぜひ楽しんでいってください」


「魔王祭!?」


俺と魔王様はこれから二日間泊まる部屋を用意され

フレアさんと校長に校内を案内された


「ここがカウンセリング室です」


「そんなんまであるんですね」


「そりゃ学校じゃからな」


普通の教室、体育館や音楽室などどこの学校にもあるようなものから実験室や暗室、ガラス室などというちょっと変わった部屋もあったがなんといっても


「ぶっ壊れた部屋が多かったですね」


「あの部屋たちは元は実験室で、失敗したらああなるらしいです」


「え……実験してた人はどうなったのですか?」


「ピンピンしてますよ、ほら」


「え……もしかして」


「私です」


「なんの実験をしたらああなったのじゃ?」


「爆薬に火をつける実験をしていました」


そりゃそうなるよ、ってか


「なんで無事なんですか?」


「ここには優秀な魔法使いがたくさんいるんですよ、死んでさえいなければ簡単に直してくれますよ」


死んでても簡単になおしてくれるやつもいるからな、まあいるんでしょう


「さて案内も終わりましたし食堂で食べませんか?」


「そうですね、ここ食堂ですからね」


俺はタコライスとからあげを注文する

なんとタコライスにはタコがはいっていないらしい


詐欺だ


魔王様と校長とフレアさんもタコライスにするそう

周りを見てもタコライスを食べている人が多い

タコに侵略でもされたのか?


いやタコライスにタコ入ってなかったわ


食券を渡すとタコライスとからあげをゲットだ

からあげにはレモンがついている

だけどあれが足りない


あれ?アイテム倉庫の中からあれを探すが


「マヨネーズがない!!」


まあそりゃそうか、入れた覚えがないんだもの

でもレモンでも十分うまい、マヨネーズが欲しかったけど


食べ後わり部屋に戻ろうとしているときにふと見たトッピングのところにマヨネーズがあるのを発見してしまった


「俺のマヨネーーーズ!!」


「違うぞ、あれは共用のじゃ!」


ゆうたがマヨネーズ好きなことを聞いたフレアさんはいけない悪巧みをしていた

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