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新三十八話泥船

「ガイコツになっておった……」


誰も起きてこないので魔王様がみんなを起こしに行った、そうしたらみんながガイコツの姿になっていたという……


「心当たりがないのじゃ」


「ぴよっ」


「?」


ステータス画面が自動で開いた、どうやら女神からのチャットの通知が来たらしい、えっとなんやろ?


>告知なしに変更したばかりに、すまぬ……


えっと、呪われた薬草の効果を本当の呪われた薬草に変更したと……それでみんなガイコツに、関係ないバネットさんまで


>滝汗が戻ってくるまでそのまま放置じゃ、とりあえず生き残った二人で魔法国に行くんじゃ、ガイコツに囲まれて生活するのは嫌じゃろう?


魔王様と相談し仲間を放置して魔法国に行くことを決めた


「というかなんで俺と魔王様はガイコツになってないんですかね?」


「さあのう?」


>ゆうたはスライムを食べたことがあるから無事なんじゃ、魔王は魔王スキルに状態異常軽減があるから無事なんじゃろう、だが二人とも弱くなっておるから気を付けるんじゃぞ



ゆうた15歳

職業〈魔王軍幹部〉

HP 10%

力 10%

防御 10%

知力 10%

器用 1%

俊敏 10%

MP 10%

状態 呪い(強)

スキル【弱体化】【爆散】【ヘイト管理】【みかんの力】

属性 全



本当に弱ってる、ゼロが減ってるやん

って言われても高いときを知らないのでなんとも言えない


「わらわも弱くなっておる……これで行けるのじゃろうか?」


「大丈夫ですよ、魔王様は魔王なんで」


「まあそうじゃな!それじゃあ魔法国に行こう」


「はい」


「あっ、プレゼント忘れておった」


「あっ!!」


もらう側やのにプレゼントのことすっかり忘れてた……


「これじゃ、つけてやる」


俺はマントをつけてもらった……見えないんですけど~

おっちょこちょいな魔王様~つけてくれるのはいいんですけど見えないんですよ~


「これでわらわとお揃いじゃな」


「え!?」


もしかしてこのマントって魔王様がつけてる魔王って書いてあるマントなん?俺は魔王じゃないんですけど、まあお揃いやし魔王様からのプレゼントはうれしいので文句は言わない


……ってお揃い!?


なんてハイレベルな


「それで魔法国ってどうやって行くんですか?」


「徒歩と船じゃな」


「船……」


船、それは俺が苦手な乗り物の中でも上位

もし船に乗るとげろるの確定だ

気のせいさえいれば、入れ歯……

そういえば歯にぶにってしたものを挟むと酔わないってどっかで聞いたような聞いてないような……


「魔王様、ぶにっとしたものなんかないですか?」


「ぶにっとしたもの?スライムとかか?」


ワンチャンスライムはありかも、降りるときに吐き出せばいいんやしそこら中におるし


「それでどこから船に乗るんですか?」


「う○こから船に乗るんじゃ」


あれ?聞き間違いじゃないやんな?

はっきりとう○こと聞こえたんだが……


「ちょっとよくわからなかったんですけど」


「うん(みずうみ)じゃぞ、汚いほうじゃないぞ」


聞き間違えじゃなかったようだ、うん湖って

ネーミングセンスクソやんけー、ダジャレじゃないよ




しばらく歩いていると汚くてくさい湖が姿を現した


近くの看板には大きな文字で

うん湖(UNCOIAKE)って書かれている、マジか


ちょっと待ってCO部分いらなくない?


なんちゃら川を英語にしたときなんちゃら川リバーになるやつと一緒の現象がこの世界でも起きとるがな!


「それにしても汚い湖じゃな、本当に誰かがう○こしたんじゃないか?」


「さすがにそれは」


というか魔王様ってう○こう○こ言ってるけど平気なんや

まあ年齢子供……十五やんな?中身変わってない?

いいや俺こそか、二十歳越えてたのにう○こネタガンガン言ってた覚えが……


「前はきれいじゃったんじゃがな」


「私も同意します」


「そうなんですか!?」


誰このおっさん、でもどこかで見たような


「あのー?どこかで会いませんでしたか?」


「いいえ、あなたがたのことは知りませんね」


「というか、おぬしはなにもんなんなんじゃ?船の船長か?」


「いいえ、私は邪神教団の汚濁と申します」


「「!?」」


その名前は記憶にある、サカイダンジョンを泥で沈めてレベル上げしていた男の名前だ、そういやこんな顔だったわ


「それで邪神教団とはなんなんじゃ?」


「おもしろい質問ですね」


どこがやねん、というか気になるし、とくに邪神部分

そんなんがいるって女神が言ってへんし


「私が命名したのですよ」


おっと、質問に対する答えが合ってない、いやもしかしたら魔王様との高度すぎる頭脳戦が繰り広げられているのかもしれない


「そ、そうなんじゃな」


違うっぽい、もしかして汚濁ってただのバカだったりする?


「それで汚濁よ、おぬしはなにをしておったのじゃ?」


「私は次の任務の地である竜宮島へ向かう途中ここに寄ったのですよ」


内容の理解に苦しむ俺は脳ミソをフル回転させて理解しようとする、うーん竜宮島ってのは魔法国の南にある孤島やな


でもここは魔法国からはるか北なんだよなー

うーんつながらない


「おぬし、もしや極度の方向音痴じゃないか?」


そうか方向音痴か、いやあまりに音痴すぎない?


「わらわもちょうど近くに行こうと思っておったのじゃ、おぬしも一緒に行かぬか?」


「ええ、それはいいですね」


うそでしょー、一緒に行くのー?

魔王様はなにを考えてんの?


「ではあそこの乗船場で」


出港の時間が書かれた看板に紙が貼られている


「……湖が汚れている為欠航じゃと」


「すみません、私が間違えてスキルを誤射してしまって」


「……」


嘘でしょ、うん湖が汚いのってこいつのせいなんか

とはいえ誤射で出過ぎではないですか?


「どうしようかの、船じゃないとかなり時間がかかるのう」


「船なら作れますよ」


「え?」


「泥船ですけどね」


ほなあかんやろ、あの水の上に置いたら即沈むやつね


「じゃあそれで行こう」


「いいんですか!?」


「沈んだら飛べばいいじゃろ?」


確かに……いや俺は沈むんですけど


そんな会話の間に汚濁は即興で泥船を作っていた

こいつ結構有能では?三人で泥船に乗り込んだ

泥パワーの影響で沈まなそうだ、結構これすごくね?


「では行きましょう、それであなたがたは?」


「わらわは魔王じゃ、そしてこやつはゆうたじゃ」


「よろしくお願いしますね」


「よろしくじゃ」「よろしくお願いします」




さて問題、俺が船に乗ると必ずあることが起こります、それは一体なんでしょう


はい、シンキングタイム終了です


「ゆうた、大丈夫か?」


「げろげろげろ」


正解は船酔いです

気のせいがいれば船酔いしないのに残念ながら気のせいはいない……


「まだ湖の中ですよ?」


いいな!!酔わなくて

あといつもより酔いがひどいんよ

理由は簡単


「臭い……」


酔っているときはだいたいは呼吸できていないとか聞いたことがあるが、こんな臭いのに呼吸なんかできるかー


「息を吸ってー、吐いてー」


「すーーー、げろげろげろ」


「わー汚いですねー」


お前には言われたくない、ついでに魔王様にはかかっていない、俺のげろげろ砲は船の外に向かってうったからだ


「そうじゃ、スライムじゃ、スライムをとってくる」


魔王様はとんでいった、そういえば酔い止めのスライムのことを忘れていた


「げろげろげろ」


「汚いですねー」


「お前が言うなーげろげろげろ」


「船か汚れてしまったではないかー」


「元から汚いですげろげろげろ」


というかどんだけ出んの、食べた量より多いって


「ゆうたー、とってきたぞー」


「魔王様うがっ……」


スライム一口分を口に入れられた、ものすごくまずい

吐きたいけどスライムがのどにつっかかって……

息はできるからいいんやけど吐けない


「私にも羊羮を分けてもらえませんか?」


「え?羊羮?まあいいぞ、ほれ」


ちょっと汚濁さん、羊羮じゃねえよ、夜じゃないのに間違えんな、よしつっかかってたのがとれた


「「げろげろげろ」」

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