三十七話帰ってきた
箱娘世界はバグが多くて大変だった、女の子になってたくさんの箱娘たち、気のせい、滝汗と色んなことをしたなーー、最後あれやったけど……
『おかえりなのじゃ、どうじゃった?』
「ものすっごく後味が悪いです」
俺はゴーちゃんって箱娘にバグで吸われ死亡した。ゴーちゃん大丈夫かな? あの子メンタル弱いからなーー
俺を吸っちゃって泣いてるんちゃうかーー?
あと気のせいも吸われたけど
あれ? 気のせいは?
『それが困ったことに行方不明なんじゃ、消えてはおらんじゃろうがどこにいったのかのう?』
なんと気のせいが行方不明、呼び出しにも応答しないと思ったら……
『まあ気のせいのことはわらわに任せるんじゃ、それでおぬしは南にある魔法国に行くんじゃ』
「魔法国? って行かないといけないんですか?」
『行くことをおすすめする、これは強制ではないし別に行かなくてもいいが損するだけじゃ』
「じゃあ行きます、それで滝汗は?」
『あやつにはまだやることがあるから残ってもらう、あとステータス画面でわらわとチャットできるようにしておいたしおぬしにだけアイテム倉庫を実装した』
「ありがとうございます、でもチャットの送信ボタンがないとかはないですよね」
『さすがにないじゃ……直しておいたぞ』
「……」
箱娘世界で同じミスしてたですよね、学んでくださいよ……
『あーー、それでステータス画面を更新したからちょっと見ておくれ、言わなくても出せるはずじゃぞ』
ゆうた15歳
職業〈魔王軍幹部〉
HP 100%
力 100%
防御 100%
知力 100%
器用 10%
俊敏 100%
MP 100%
状態 通常
スキル【弱体化】【爆散】【ヘイト管理】【みかんの力】
属性 全
「あのーー、どこから突っ込んだらいいのか……」
『まず15歳の誕生日おめでとうなのじゃ』
「あのーー、せいぜい一ヶ月ですよね」
『時間の流れというのは──「もうわかりました、納得したらいいんですね」そうじゃ』
『えっと、ステータスを数値化するのをやめたのじゃ、ややこしかったし』
「でも%はおかしい気がするんですけど」
『おかしかったら直せばいいじゃろ』
正論だ、でも器用のところだけゼロが少ないように見えるんだがさすがに気のせいですよねーー
女神さん、目を反らさないでください、まあなんか理由があるんかな?
それと状態異常を表示するようになったと、これはいいと思う、けどこの世界の状態異常石化しか知らんが……
『そこそこあるぞ、まあおかしくなったら見てみるといいじゃろう』
で、問題はスキルだ、三つ知らんやつがある。
みかんの力は箱娘のスキルやけどあっちの世界のとこっちの世界のはまた別仕様なはずやけど
『みかんの力は投てき能力上昇だけじゃぞ』
ということは肩が強くなったということか、今の俺なら球速二百キロくらいで投げられたりして
「それで自爆が爆散に、オートヘイトがヘイト管理になってますけどどう変わったんですか?」
『まず自爆じゃが滝汗がおらんのに自爆したら終わるじゃろ、だから少々のダメージを受けながら攻撃する反動技にしたんじゃ』
反動技か、ロマンがありますね~
自爆はやりすぎやったからこれで丁度いいのかもしれない。
『それでヘイト管理はオートヘイト状態のオンオフができるようになったやつじゃ、実はこの機能をつけ忘れていたというのは内緒じゃ』
「オートヘイトですっごい痛い目に合ったんですけどね」
『すまぬすまぬ』
「それでこの世界のバグって直したんですか?」
『おぬしが見つけたバグは気のせいから全て聞いた、じゃから大丈夫じゃろう、その他にもバグっていたのがあったからそれも直しておいたぞ』
「ご苦労様です」
『それで一番大事なやつを忘れておるぞ、この最後の全の文字が見えないのか?』
「あっ、変わってましたね、でこれはなんですか?」
『これは全属性を使えるということじゃ、じゃからおぬしは今日から全属性の魔法が使えるぞ、ということで再度この本を渡す』
「ありがとうございます」
例が汚い本だ、次はう○こまみれになりませんように、というか、魔法使えるようになった?
『その通り、おぬしはこの世界の全属性の魔法を使えるようになったぞ、すごいご褒美じゃろ』
「ありがとうございます!」
『ちゃんと魔王に教えてもらうのじゃぞ』
「はい」
やっと魔法か、箱娘世界ではずっとみかん投げてたから使ってないよ
『それでおぬしの装備をおぬしの大きさに合わせたぞ、身長伸びとるから気を付けるんじゃぞ』
「あっ、はい」
俺は武器と防具を返してもらった、久しぶりのアスカ丸と魔法弓だ。
『それじゃあ行ってくるのじゃ、死んだら蘇生できないからそれだけは忘れるんじゃないぞーー』
「!?」
「おぬしはどこに行ってたんじゃ?」
ヤバい……、魔王様が成長してますます可愛くなってる、というか滝汗いないから復活できないんか、まあステータス上がってるし死ぬことはないはず……
「ちょっと異世界行ってました」
「話を聞かせてもらおうか」
魔王様に箱娘世界での話やこれからの話をした。
「まあとりあえず花狐さんの家でパーティーじゃな」
「パーティー?」
どうやら花狐さんのおかげであの家の出禁が解かれたようだ。
「ん、ゆうた帰ってきた、草食べる?」
波が帰ってきて早々怪しい黒い草を見せてきた。
確かなんやっけ?
「違うkon、これは呪われた薬草だkon」
確かこれ、名前詐偽のおいしい薬草やっけ?
ほんで風邪薬にもなるんやっけな?
「ん、それで食べる?」
「こっちに揚げたものもたくさんあるkon」
「揚げたやつ食べるわ」
生はさすがにね、スライムとう○こ食べたのにとか言うのはなしね!!
「ゆうた、ほれ」
「ありがとうございます」
魔王様にマヨネーズをもらった。
ナイスです魔王様、さすがわかってらっしゃる
草にマヨネーズを一巻き二巻きとたっぷりかけて
しゃりしゃり
久しぶりのマヨネーズがおいしくてついたくさん食べてしまった。
そのあとしばらくみんなで食事を楽しんだ。
でもまさかあんなことになるとはこれっぽっちも思わなかった。




