三十六話女神にう○こつけてやる
「なあ滝汗、この後暗くなるけど大丈夫か?」
「へっ、へいきやで!」
ダメそうだ、声だけでもわかる。
「そやからすぐ女神様のところ行って頼んできて!」
「とはいえ時間かかるで、あの女神やし」
「わい頑張る! そやからゆうた頼む!」
「わかった、泣くなよーー」
「泣くわけないやろ! 生き返れ!」
俺は滝汗を置いて生き返った。
『箱ですねーー』
巨大ゾンビスケルトンは謎の文字が周囲に書かれた立方体の箱を落とした、バグかな? それにしては謎な箱だ。
「大鎌二つか、二刀流」「ん、いけてる」
大鎌の場合は二刀流ではないけど、って考えたらバッターとピッチャーで二刀流っておかしくないか?
いやそれがありなら大鎌でもありか、ならいいか
あと死神の服が増えた、ちょっとにおってた。
まあこれからはましになると思う。
「それより早く滝に行かんとな」
『はい、行きましょう』
俺たちはダンジョンから外に出た。
「べちゅっべちゅっ……」
俺はまたう○こまみれになった、トルネードでとばされて死ぬよりはましなのでいいですけど。
そのあとすぐ魔王様がとんできた。
「すまぬ、また霧が濃かったのじゃ、すぐに滝に行くといい、戻ってきたらプレゼントがあるから期待するのじゃぞ」
「プレゼント!!」
「その前に滝に行くんじゃ」
「はい、行ってきまーす」
この時はまだ魔王様と長時間離ればなれになるとは思ってもいなかった。
『ゆうたさん、女神さんにいたずらしませんか?』
「え? もしかしてう○こまみれのままあの穴に飛び込むん?」
『はい! 女神さんをう○こまみれにしちゃいましょう』
「それよりこの箱置いてくんの忘れたんやけど……」
『まあ持っていきましょう、私が持っておきますね』
「あっ、気のせいう○こついてんで」
『ほんとですね、ぱくっ! これでなくなりました』
「……」
食べたぞ!? う○こを迷いなく食べたぞこいつ
やべーやつだ、知ってるけど。
「ほんじゃせーので行くで、せーの! うぎゃーー」
俺は気のせいに落とされた。
顔出ししてる女神がいる、ちょっと不安定な空間みたいなところだ、とりあえずここを女神空間と呼ぶことにしよう。
『よくきたのう、う○こまみれのゆうたと気のせい、【クリーン】これでう○こを全て落としたぞ』
「『……』」
『残念じゃったのう、わらわにう○こをつけたいなら直接おしりから出してつけるしかないぞ』
対策済み……まあ本題本題
「それで滝汗は?」
『わかっとる、まああっちの時間を止めたからしばらく後でも大丈夫じゃ』
「時間を止める……」
ということは魔王様が止まってるってこと、あんなことやこんなことができてしまう。
『おぬし、え○ちなことでも考えとるのか?』
「いいえ、そんなこと考えるわけないじゃないですか」
『まあよい、おぬしには今から異世界に行ってもらう』
「ここが異世界ですけど」
『違う、ここでもなくおぬしの元いた世界でもないまた別の世界じゃ』
「あのーー、戻って魔王様にプレゼントもらいたいんですけど」
『とにかく気のせい、その箱を貸すんじゃ』
『はいどうぞ』
『ぱかっ「ん?ここは……?」』
「『えっ』」
箱の中からなんか銀髪のやつが出てきた。
『こやつはパンドラ、おぬしのパートナーじゃ』
「俺のパートナーは魔王様ですよ!」
『そうじゃなくて仕事のパートナーじゃ』
「仕事は嫌です、帰らせてください!」
『いやーー、せっかくゲームの世界に連れてってやろうと思ったんじゃがなーー』
「ゲームの世界!? どんなですか!?」
『箱娘、っていうソシャゲ風ゲームの世界じゃ』
「それ聞いたことないですけど……」
『そりゃそうじゃ、わらわが作ったゲームじゃから』
「帰ります!」
『待つんじゃ、もしやってくれたら、おぬしのステータスを爆上げすることを約束しよう』
「本当にですか?」
『わらわが嘘をついたことがあるか?』
ある……
『気のせいじゃないですか~』
「まあわかりましたよ、それでなにをやったらいいんですか?」
『バグを見つけたら報告するだけ、パンドラちゃんが案内してくれるから』
「えっとね……私パンドラって言うの……よろしくね……」
なんか心配な子だな……
『大丈夫じゃ、ほれ、これを持っていくのじゃ』
「お任せください……」
女神はパンドラちゃんに本を渡した。
『それでゆうたさん、行く前にちょっと、ちゅっ』
「!?」
なんか気のせいにキスされた、さっきう○こ食ってたからなんか変な気持ちに、ってファーストキス奪われたんだが、魔王様とのファーストキスが……
『これで契約完了です、私を呼び出すのが簡単になりましたよ』
『それで気のせい、おぬしには残ってもらう、やることが色々あるから手伝ってくれ』
『わかりました!』
『それじゃあ二人を転送する、まったの~う』
「「うぎゃーーー!!」」
テンポがはやすぎるって!!
『それでは気のせい、バグの報告を、っておぬしもバグみたいなもんじゃったな』
『いやーー、そうなんですよーー、まあ私はこの世界のバグじゃないですけどね、それでバグは──』
『よし、気のせいよくやった、それで作業をしながらゆうたが行った箱娘世界のことを教えてやろう』
『よろしくお願いします!』




