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魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 無理です逆バリアー
一章 この世界はバグだらけ編

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三話魔王さんと冒険者ギルドに行こう


 なんだろう……この口の中に入ってるのは、クリームパンかな? ペロペロ


 うーん、わからない


「おぬしはなぜわらわの手を舐めておるのじゃ?」


 俺はどうやら寝惚けて魔王さんの手を舐めていたらしい。ペロペロ


「おぬしはいつまで舐めておるのじゃ?」


「あの、手をどけてもらわないと俺動けないんでぺろぺろ」


「それはすまぬが、ちと舐めすぎじゃ?」


 魔王さんはどけてくれた。というか俺、抱きつかれてたような……? 気のせいか


『じーーー』


「?」


 なにか視線を感じたような? 気のせいか


『気のせいじゃないですか?』


 そうか気のせいか



 さて朝ですし顔を洗って、鏡には昔のちっちゃい頃の俺がいますね。異世界転生じゃなくて異世界俺転生若返りか、ややこし


「準備できたかーー? 出かけるぞーー」


「はーい、すぐ行きまーす!」






 街の中央部にやってきた、昨日見た噴水のあるところだ。魔王さんがその噴水を指さす。


「これは噴水じゃ」


 なにを言ってる魔王さん、というか顔がにやついてますけど、これはもしや俺が手を舐めたことへの報復か?


「知ってますよ」


「意外と物知りなのじゃな」


 たぶんそうだ、ということはこんな感じで今日は行くかんじ?


「ではどのようにして水が湧き出してきているかわかるか?」


 どうやらここからが本番のようだ、俺の知識で……ってガチで知らんしここはいっちょボケよう


「知ってます、あそこの下で雨が降ってるんですよね」


 どうだ! このおバカなギャルが言いそうな答えは!


「そうかも知れぬのう、では次行くぞ」


「え……」


 ボケを無視されるとは、それはすっごい効くやつよ、実際に効いてるし。



「さて本日のメイン、冒険者ギルドじゃ、ここでは……まあ中に入ってみよう」


 説明を放棄した、中の人に説明させるんやな。

 それにしても冒険者ギルドかーー、さすが異世界ですねーー


 まあ大体というかほとんど想像できる、そして転生者である俺が入るとあれが起こるんでしょうねー

 先輩冒険者が絡んでくるやつ


「おーい、はやく来るのじゃーー」


「はいはい」


 俺は冒険者ギルドの入り口に足を踏み入れた。






 うーん、そもそも人が少ないですねーー

 まあ田舎だからしゃーないかーー

 おーー! ごつい獣人のおっさんがいる!?

 何の動物かわからんけど耳としっぽが生えてるし顔がなんかの動物だ……異世界ですねーー


「さて、まずは冒険者登録をするのじゃ、冒険者をする人もしない人も基本はみんな登録するのじゃ、じゃからおぬしもするのじゃ、わからないことがあったらわらわがフォローするからのう」


「よろしくお願いします」


 それで人がみんな避けていくんだが、先輩冒険者が絡んでくるやつないかんじ?




 カウンターに来るまでに誰も絡んで来なかった、逆に避けられていたような?


 魔王さんが受付のお姉さんに話しかける。


「こやつの冒険者登録をしてやってくれ」


「わかりました、まずあなたのお名前は?」


「こやつには名前がないのじゃ」


 そうなんですよーー、そこだけ記憶が飛んじゃってるようなんですよねーー、なんででしょう?


「それは困りましたね、名前がないと登録できないですが今決められますか?」


「名前なににするのじゃ?」


 これはゲームのキャラの名前決めイベント的な……でも現実やから変な名前にはできないからねーー

 でも俺ゲームネームだけ覚えてるんよなーー、とりあえずそれでいくか


「世界最強で」


「おぬし、本当にそれでいいのか? 究極的にダサいぞ」


 俺のゲームネームが究極的にダサい、まあ自覚はある。

 ネーミングセンスがないのはね。


 それで本当のゲームネームは世界最強の魔王、なんだがさすがに魔王はまずいのでやめた。


「あのーー、なんかいい案ないですか?」


「あるぞ、ゆうた……とかはどうじゃ?」


 なんだろう、俺の名前はすっごいゆうたな気がする

 気のせいかもしれないけど


『気のせいじゃな……さよーならー』


 なんか今カウンターの奥になにかが見えたような?


 そんなわけないかーー


「それでどうなんじゃ?」


「ゆうたでいきます、なんか俺にぴったりな気がするんで」


「そうか、なんか嬉しいのう、ゆうた、ゆうた、ゆうた」


「俺の名前を連呼しないでください」


 俺の名前はゆうたに決定した。




「それではこの紙に必要事項を記入してください」


「ゆうた、字は書けるか?」


「書けますよ」


 俺は必要事項を記入した、魔王さんが俺を呼ぶときゆうたって呼んでくるんだがよほど名付けられて嬉しいんだろう


 でも俺はペットじゃないんだが……


「えっと本当にこの数字で合ってますか?」


「はい」「合っておるぞ」


「そうなんですか、では少々お待ちください」


 絶対にステータスのことやんな、数字やし





「お待たせしました、こちらギルドカードです」


 真っ黒いカードを渡された、これはブラックカード

 世界中のものを一括で全て買えるのさ、知らんけど


「血を一滴つけて登録してください、針です、これで指にぷちっとしてください」


 針を渡された、そんな……俺の指にぷちっとなんて……


「わらわが代わりにやってやろう、ぷちっ」


「ぎゃーー、って痛くない」


 魔王さんを信じてよかった、俺じゃあ指貫通してまうしな

 というか行動がはやいよ、迷いがなかった。


「ゆうた、はやくカードに血をつけるのじゃ、そうしないと出血多量で死んでしまうぞ」


「それはないです」



 俺はギルドカードに血を染み込ませた、すると?


 なんか免許証みたいなのになったーー!!

 写真撮ってないのに顔写真ついてるーー

 なんかすげーー、異世界すげーー


「そのギルドカードは身分証明書となっております、それがあれば冒険者ギルドでのサービスを受けることができます。失くした場合は再登録料などの諸費が必要になったり、再発行されるまで冒険者ギルドのサービスを受けることができませんのでご了承ください」


 この俺がこのカードを失くすわけないやないかーー、フラグじゃないよーー


「ゆうた、失くすんじゃないぞ」


「失くしませんよ」


 その後ギルドのお姉さんから冒険者のことについて教えてもらった。冒険者は魔物が落とす魔核を売って生計をたてる人が多いそうだ。魔物を倒せない人は雑務をこなして生計をたてるのもありっちゃありらしい。


 長々と説明されたが説明がめんどくさいのでまた今度ね。


 さてと、俺にはどんな異世界生活が待っているのだろうか

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