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新二十九話魔王、

「「「「「ちょっと待てい!」」」」」


偽魔王城に入ろうとすると五人のおっさんたちが割り込んできた


「なんですか?」


「ここはガキなんかが来るようなところじゃねえぞ」


「あっそっすね」


「なめてんのかクソガキが!」


なんか怒ってるので煽ってみますか、まあ魔王様いるしどうにかなるでしょ


「あっそっすね」


「そろそろやめたほうがいいと思うぞ」


魔王様に助言をもらうが


「あっそっすね」


言うに決まっているだろう


「いいだろう四天王の名にかけてお前らを排除する」


もう手遅れだった


「俺は陸帝、四天王の中でも最弱だ、だがガキに負けるかよ!」


「〈滝汗〉レーザー」


「うがぁぁぁ」



KNOCK OUT



「じゃあ行きましょう」


「待て、俺は四天王の海帝だ、お前らを倒す……」


「〈滝汗〉レーザー」


「うがぁぁぁ」



KNOCK OUT



またおっさんがやられた


「進も!」


「待ちやがれ、お前らが陸帝海帝を倒した、だがこの空帝様には勝てないぜ……」


「〈滝汗〉レーザー」


「うがぁぁぁ」



KNOCK OUT



またおっさんがやられた


「ははは、行くのじゃ」


「この私、月帝に勝てると思わないことですよ」


「〈滝汗〉レーザー」


「うがぁぁぁ」



KNOCK OUT



「おいまて、これで俺は最後の四天王であり「〈滝汗〉レーザー」おっと」


なんか避けやがった、このおっさんだけ強いかも?

というか今四天王って言わへんかった?五人いるよな?


「話している最中に攻撃するのはよくありませんね?」


「いや、お前四天王の五人目なん?」


「そうだ、俺は最後の四天王であり最強の四天王?」


「なぜ聞くのじゃ」


「俺は四天王の妖帝だ?」


「なんで疑問系ー!」


「お前らを排除する?」


「聞きながら攻撃すなー!」


この四天王の五人目との戦いが白熱する?のか?


「〈滝汗〉レーザー」


「うがぁぁぁ」



KNOCK OUT



「一発目はたまたま避けただけなんかい」


五人目の四天王妖帝を楽々倒した


「よくやった」


「あとは魔王だけやで!」


「偽物な?」


「そうなん?」


「たぶんのう」


「さて、この扉の先に偽魔王がいるんやろな」



OPEN



「よくきたな、偽魔王」


ザ魔王なおっさんや


「おぬしが偽物じゃ?」


魔王様にさっきのおっさんが移った?かもしれない


「わしが魔王だ」


「お前を倒す!〈滝汗〉レーザー」


「急に攻撃してくんな【ウォーターボール】」


レーザーをウォーターボールで防いだ、こいつ強いぞ


「なにすんだ」


「〈滝汗〉レーザー」


「やめろ【ウォーターボール】」


「滝汗、わらわに任せろ、ゆうたスキルを」


「了解、〈弱体化〉」


「では始めるぞ、準備はいいか」


「いつでもかかってこい偽魔王」


「まずはこれじゃ【魔炎】」


「受けてたつ【ファイアボール】」


炎で受け止めた、魔王様は手加減しているようだ


そして次々と魔法が交わされる


魔王様の風魔法【風】を偽魔王は【ウインドボール】で受け止めた、土魔法【岩よ降れ】は【ストーンボール】で闇魔法【深淵小穴】は【ダークボール】で光魔法【シャイニング】は【ライトニングボール】で受け止めた


「おぬし本当に魔王か?」


「はぁ……はぁ……わしが魔王だー!【エレメンタリーボール】」


虹色のボールを繰り出した


「なんそれ!?」


「それならば【エレメンタリーボール】」


魔王様も同じ魔法を使い打ち消した


「うそだろ……わしの固有魔法が……」


「固有魔法ではないぞ、それになぜボール系の魔法しか使わないんじゃ?」


「ぐむっ……」


「もしやおぬし魔玉じゃな」


「魔玉?そんなのではないわしは魔王だ!」


「ではステータスをみてみろ、出でよステータスと言いなさい」


「いでよステータス……」



「……」



偽魔王が青ざめていく




「どうしたのじゃ?」


少し笑みを浮かべながら聞く、久しぶりのいじわる魔王様だ


「すいませんでしたー!」


まさかの魔玉の全力土下座!


「まさか漢字を見間違えていたとはな」


なんやこれ


「この魔王城は魔王様に捧げます、そしてわしは偉大なる魔王様に忠誠を誓います」


「では勇者がどこにいるか知らんか?」


「知っています、この城の地下におります」


「では行こう」






魔玉に地下へと案内された


「これが勇者です」



「……」



暗い部屋に石像が置かれている、暗いのでよくみえない


「確かに勇者じゃな、聖女もおるのう」


「いや、石像ですよ」


「石化じゃよ、それでなぜ石化しておるのじゃ?」


「それはですね、封印の地を勇者から守るために邪神教団?の石化が石化させました」


邪神教団、なんか聞いたことがあるようなないような

気のせいか


『さっき邪神教団の汚濁って人が帝国にいましたよ』


「……」


気のせいじゃないのか?汚濁って聞き覚えがある……

それでその謎の集団に石化ってやつがいるんやな


「それで石化は……どうやって治そうかの……とりあえずここから近いタンバの里まで持っていけばいいじゃろうか」


「手配しましょうか?」


「よい、われわれで向かうとする、どっちみちタンバダンジョンにもいかないといけないしな」


俺たちは次にタンバの里に向かうそうだ、というかそうやったな


「ではわしはどうすれば」


「おぬしはこの城を守れ、それとオオツにいる?と思われる仲間、波と死神にタンバの里に向かうことを知らせておくれ」


「わかりました」


「こいつ信用していいんですか?」


「大丈夫じゃろう、知らんけど」


まあいっか、直接害はなさそうやし


「それより四天王五人はおかしいよな」


「今なんと?」


「だから四天王が五人なのおかしいって」


「待て、四天王とかおらんぞ」


「「「え?」」」



四天王なんていなかった、俺たちはなにと戦っていたのだろう……


「幽霊にレーザー打ってもうた!呪われる!」


「たぶん大丈夫じゃ……」


魔王様が小刻みに震えてる


魔王様の弱点は幽霊なのか


「いや、なにもいませんでしたよ気のせいですよ」


『気のせいだと思います!』


「それじゃあタンバの里に向かいましょう」


「そ……そう……じゃのう……」


まだ小刻みに震えている、やばい抱きしめたい……

いやいや駄目だ気を取り直して


「行くぜタンバの里へ」


「おー!」






魔王城からしばらく歩いてきた


「そうじゃ勇者と聖女の石像を運ばねばならぬのじゃ」


魔王様は魔王城に向かってとんでいった


「てか魔王様あの石像運べるか?」


「いける!」


滝汗によるといけるそうだ

しばらくすると魔王様が石像に布を被せた状態のを木製の台車に乗せて運んできた


「すまんすまん待たせたのう」


木製のしょぼ台車のくせに石像に耐えているのはスルーしておこう


「それ台車潰れへん?」


滝汗よ、それ俺はスルーしたのに


「なんでじゃろうな?」


いやわからんのかい!


俺たちはタンバの里に石化した勇者たちをなぜか壊れないしょぼ台車にのせて運ぶのだった

魔王、

魔玉

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