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二話レベルを上げてみよう、スライムまずっ

辺りは真っ暗 


そして俺は草むらの中ですやすや?


なぜこんなことになったのか


5時間ぐらい前にさかのぼる






女神の手紙?に書かれていたように

スライム退治をしに北の平原へ向かっている


途中で武器屋や防具屋を見かけたが


「お金が...ないんだよな」


女神さんよお金をちょっとぐらいもらってもいいのでは?


異世界転生って最初はお金もらったりせめてスマホもってたり元の世界の服を売ったりとかあるのにな


でも俺なんかスマホは家に置きっぱやし服もこっちの世界のだっさい服になってるし他にもなんも持ってないし物を売ることさえできないやないか


もう女神さんはけちですな


しょうがないしスライムを狩るか


こういうときは切り替えが大事やからな

スライムが金落とすのかもしれんしな


門番さんに軽くあいさつして北門をでると

近くの草原にスライムが数匹いるのが見えた


「ほんまにいた、スライムや」


近づいてみる


草を食べているのに夢中だ

スライムは草食みたい


大きさが岩サイズやけど倒せるかな?


殴っても痛くなさそうなので殴ってみる


軽く拳を叩きつけた


「ぼよよん」


効果はないようだ


そりゃ試しにやっただけやし


スライムは草を食べるのをやめない


「どうやら俺をなめてるようやな俺の力を見せてやる」


こんどは強めに拳を叩きつけた


これでどうだ


「ぼよよん」


効果はないようだ


スライムは草を食べるのをまだやめない


「こっからは本気でいかなあかんようやな」


スライムから距離をとり助走をする


そしてドロップキックを


はずした


「痛い...」


でもこのぐらい痛いなら当たれば倒せるぞ、たぶん


もう一度や


ドロップキック


「ぶよよん」


当たった


けど効果はないようだ



「くっそぅ─」


力が1やからか!


金さえあれば武器が買えたのに


いやまてよ

とんがった長い鉄の棒が落ちている

いーこと思い付いちゃった


これでスライムをさしてみるぞ


「─ボキッ」


棒は折れたがスライムが赤くなって動かなくなった

倒せたみたいや


この棒、ただの鉄じゃなかったようだ


スライムにさした感触は気持ち悪かったが今はそれどころではない


「ぐぅぅぅぅぅ~」


腹が減った


そういえば毒キノコしか食ってなかったな

そりゃ腹減るか


下にあるスライムの残骸をみつめる


「...」


「スライム食べるか」


腹が減っているので正常ではないのかもしれない


「ばくっ ムニュムニュ グチュウ ゴクッ」


「...」


くそまずかったけれど

残すのはなんかもったいないから完食した


毒はないだろう


たぶん


中からでてきた赤い石は食べずにもっておくことにした

さすがに石は食べない、いや食べられない




しばらく歩いているとまた1匹のスライムがいた


今度はスキルを使ってみよう、さっきは忘れていた


「スキル〈弱体化〉」


スライムにかけることができたみたいだ

見た目に変化はないが

かかっているという感覚がある

感覚なので説明はできないが


試しにけってみよう


助走してからのドロップキック


「ぷよんぷよんぷよん」


すごくバウンドしてとんでいった

サッカーボールよりも高く遠くとんだ

なにこれおもしろい


こんどは軽めにけってみよう


「ぷよんぷよん」


バウンドしている

サッカーよりおもしろいかも


しかもサッカーボールより柔らかいから足が痛くならないのもポイント高め


ならばしばらくけってみよう...


いや遊んじゃおう






約1時間後


「なんか倒せちゃった」


長い間スライムでサッカーをしていたら

スライムを倒してしまった


また腹が減ってきたな

なのでスライムはもちろん腹の中へ

やっぱりくそまずい


でも毒はないみたいだから安心だ

くそまずいけど


そしてゆっくりスライムを食べていると

辺りは薄暗くなってきた

やべえなんにも見えねえ


つい夢中になってスライムをけっていたからだ

食事にも時間がかかったけどそれほどでもない


まあこんなこともあったよね


小学生のとき、サッカーやってて門限破っておこられたな、あのころとなんら変わってないな


見た目もそのころと今も同じやから変わってないと言えるなそうやそうや別にそれでいいんや、前と違って帰るところもないしな


あれっ涙がでてきた...


いやこんなときこそ切り替えが大事なんや

とにかく今日は野宿や


初めてする野宿は寝られないってどっかで聞いたことあるけどどうなんだろうか

普通は野宿なんてしないからな

ちょっと遠に草むらがあったのでその中に隠れることにした、いちおう奥まで行っとこう

よしこれで誰にもみつからないだろう


しばらくの安全?を手に入れた

一応スライムに食べられないことも祈りながら

眠るのであった


「すやすや...ねれない」


暗いし怖い

しかもなんかわけわからん音がするから怖さを引き立てやがる


そうだこんなときは落ち着くためにステータスをみよう


「いでよステータス」


小声で言った


出たみたいだが暗くてよくみえない

だがレベル1なのは確認できた

ということは今日一日でレベルが上がっていない


レベル上げとはなんなんだろう?

とか考えているうちに眠りについてすやすやしてしまった

女神(ごめん、お金渡すの忘れてたw)

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