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百八十一話カナザワでえりちゃんとデート

「それでどうする?」


他のみんなは海水浴に行ったようだが俺は出禁なのでなにしよう...


『私と爆裂ちゃんは海水浴に行くのでさようならー』

「わっちも行くのだ!?」


気のせいは爆裂を無理やり引っ張っていった、気のせいって意外と空気読めるんよな、まあ普段はわざと空気読まない変なやつやけどこういうときはありがたい、これでえりちゃんとデートできる!


「ゆうたどこいく?」


えりちゃんはまな板を押し付けてくる、石化している間に触りまくっていたんだが絶対知ってるよな...そのおかげかあれを抑えられている


「どこ行きたい?」


正直に言うと行きたい場所はない、そもそもこの街が嫌いだスロット屋さん以外...


「ゆうたが行きたいところでいいでー」


スロット屋さん行くか...うーん、デートにならんよな...?

あれでいくか


「えりちゃん」


俺が手を差し出すと胸に当て...まあいいか


「どこいくん?」


「ついてからのお楽しみ」


手を繋ぎなおして魔王軍支部の建物から出た


「なんじゃこの街!?金ピカで気持ちわるっ」


「...」


えりちゃん...デートする気ある?






「運だけで準優勝したくせに!」


「コンッ」


俺の頭に石が当たった、また街の人に石を投げられるようになった、優勝できなかったからですね、はい


「ゆうた大丈夫?」


「大丈夫やで」


えりちゃんがいるのに石を投げるとは、許せん

だがクソ獣人に抗う力がないのも事実なのでどうしようにもない、ただヘイト操作で俺に石が向かってくるようにできるからえりちゃんには絶対に当てない

ヘイト操作は前から使えたんよな、マジで女神に感謝やで


「殺る?」


「絶対アカンで」


暴力ではなにも解決しないからね





「つきました」


「スロット屋さん、スロットしたいん?」


「違います、稼ぎます」


「稼ぐ?ゆうた下手くそやのに?」


素で悪口言うよな、まあ悪気はないんやけどなー


「俺でも稼げる方法、あるんです!」




「...」


「...」


しゃべることないんよなー、これしてると


「なあえりちゃん」「なあゆうた」


「どうぞどうぞ」「どうぞどうぞ」


「...」「...」


「えりちゃんなに?」「ゆうたなに?」


「こんな被ることある!?」「こんな被ることある!?」


「えりちゃんからどうぞ」「ゆうたからどうぞ」


「えりちゃんからどうぞ」「ゆうたか...」


「私から話すわ」


やっと被りが終わった、なんでこんなに被ったんやろ?


「あっちやってきていい?」


えりちゃんはレートが高い台をご所望だ、というかおもんなさそうにしてたからそうしたらと言おうとしたんだが...


「それでなに?」


「やってきていいでってこと」


「内容まで被ってたんや、おもろっ」


えりちゃんは行ってしまった


あれ?デートする予定やったよな?まあそのための資金貯めってことにしますか

その後お昼まで頑張りました



「ゆうた、めっちゃ稼げたでー!」


「...」


知ってた、えりちゃんならすっごい稼ぐと思ってた

銀貨がこんなにたくさん、店潰れてまう


「昼からもやろうや」


「それはやめとこ、しのぶ爆死してたし」


「ゆうたが言うんやったらやめとく、悪いほうは大体当たるし」


そうやっけ?


「それでお昼なにたべる?というか持ってる?」


「持ってない」


「じゃあ一回帰ろうや」


「そうしよか、ビューン」


えりちゃんはとんでいった...俺は置いていかれた

まだスキル使えないしってえりちゃん水着着てたな

海行きたいんかな、昼から行くか

女神はどこいるんやろ、避けなアカンし聞くか、そうしよう


>えりちゃんと海水浴に行きたいんですがどこがおすすめですか?


これでちょうどいい答えが帰ってくるはずだ


>西のオオツの海がおすすめです、私たちは北の海にいるので会う心配はありませんよ、行くために魔王スキルをお昼から半日使えるようにしました、あと水着をアイテム倉庫に入れました


了解、西ですね、とりあえず帰るかってまだ魔王スキル使えへんから歩くか




「どこ行ってたん?」


「ちょっと昼からの予定決めてた、海に行こう」


「海!行きたい!」


でしょうね、まあその前に残ってるカレー食べましょうね


「まだ辛いで、牛汁入れるからちょっと待って」


えりちゃん牛乳のことを牛汁って呼ぶんよな変わってるよな、牛汁カレーはおいしかったぞ



「それで海ってどっち方向?」


「西やってさ」


「へー」


最初に船で西からとんできたはずなのだがわからない

あと曇ってるから太陽で方角がわからない、とべるけど雲の中で頭がこんがらがりそうだから雲越えはやめておく


「もしかしたらあっちちゃう?街の正面から王城がある方向の左が西やし」


「なんで知ってるん?」


「王城ってだいたい北にあるもんやろ?」


そうなんか?まあえりちゃんの言うことやし正しいんだろう


「じゃああっちやな」


「行くで」




海とビーチが見えてきた、船でとんできたときより速いかも、さすが魔王スキル

そしてビーチはお客さんで大にぎわいだ


「はい、きれいな着地」「ゆうたよりきれいな着地」


「え!?なんでゆうたおんの!?」


あれ?水着姿の滝汗が...


「お前出禁だぞ!?」


水着姿の死神が...


「ん!?」


水着姿の波が...


『なぜじゃ!?』『どうしているんですか!?』


水着姿の女神と貝殻をつけた気のせいが...


『ゆうたさん、えりちゃん!こっち北の海ですよ!』


「「ええー!?」」


方角間違えた?

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