十八話ダンジョンの新通路
魔王様が帰ってきた次の日
俺はもちろん馬小屋の掃除をしてギルドへきた
すると魔王様含めて全員が集合していた
「おう、きたのう」
「どうしたんですか?」
「ダンジョンの五階層に新たな通路が見つかったそうじゃ、理由はわかるじゃろ、それでそこの調査依頼を受けるのじゃ、もしかしたらお宝が手に入るかもしれないからのう、もちろんおぬしもついてくるのじゃ」
絶対水没の影響やん
「はい、いきます」
魔王様とダンジョンにいくことになった
ダンジョンでは俺のレベル上げのため俺がスキルを使うと魔王様が魔核だけが残るように焼いていった
便利やな、魔核はリュックに入れる
今日は全員リュックを背負っている、魔王様は黒いリュックだ、こだわりらしい
「ここが新通路じゃ」
通ったことがないところだそれでは進んでいこう
マッピングも忘れずに、もちろんマッピングは波がやってくれている
俺は不器用なのでできない
しばらく歩くと階段があった
「六階層じゃな」といって進んでいく
怖い怖い、でも魔王様いるし大丈夫か
しばらく進むとキングゴブリンがいた
あいつボスじゃなかったっけ?
もちろん魔王様が焼いた
六階層はだいぶ広いようだ
しかも普通にキングゴブリンがいるし
すると魔王様が「すこし休んでいるといい」といってとんでいった
しばらくすると六階層全てをマッピングしてさらに宝箱を何個か背負って帰ってきた
一体なにをしたの
そして魔王様が宝箱を3個置いた
「この中に一つはずれがはいっておる、おぬし開けてみい」
これは全部はずれってオチじゃないよな
「オープン─ばんっ...」
痛い、顔面に宝箱パンチをくらってしまっま
「残念じゃったのう」
他の宝箱からはお宝?が普通にでてきた
素ではずしたのか、くそっ
七階層があったそうなので向かう
もちろん敵は全部魔王様が焼いた
七階層にはいってすぐに扉があった、五階層のボス部屋と同じだ
「はいるぞ、ボスがおるかもしれんが気をつけるのじゃぞ」と言っておいて普通に入るんかい
扉を開くとキングゴブリンが7匹、そして3メートル以上はある硬そうな鉄っぽいゴブリンがいた、仮にメカキングゴブリンと名付けよう
でかすぎ俺の3倍以上あるやん
「ゆうたは全部にスキル発動、滝汗はウォーターボールうちまくれ、波はウォーターボールで波を作って攻撃じゃ、そのあと焼くぞ」
俺たちは魔王様の指示どおり動く
「〈弱体化〉×8」「【ウォーターボール】連射」
「〈波〉発動」
「これで準備は整った【魔炎】」
魔王の一撃
水がなくなり魔核だけが残った
すごい、さすが魔王様
ついでにレベル上げまで手伝ってくれている
あの鉄っぽいのまで蒸発してる
「すごい!」「すごい」
メカキングゴブリンの魔核はすごく大きい
きっと普通に戦えば強いのだろう、そしてみんなのレベルが上がったようだ、あとで見よう
魔核を拾い奥に進むと扉があった
ひらくと中には
一本の刀と転移門があった
転移門は出口だろう
魔王様は刀を確認する
「これはすごいのう、お宝じゃ」
「これはなんなんですか?」
「これは伝説の刀アスカ丸じゃ、たぶん」
「伝説!」
「あっ...あのアスカ丸なの?」
「波なにそれ?」
「とにかくすごいものだよ、国宝級だよ、よく知らないけど」
「すげー!!!」
すぐに帰ってギルドに報告をしに行った
いやいやよく知らんのかい
「そんなものが!」
ギルマス?がでてきた
魔王様はギルマスと話をするため奥へ行った
俺たちは魔核を売りにいく
「これは銀貨1枚ですね」
「「「え?」」」
メカキングゴブリンの魔核高っか
その他の魔核もあわせて銀貨3枚になった
すげえ
レベルも見ておこう
ゆうた10歳
職業〈魔王軍幹部〉
レベル17(+12)
HP25/25(+12)
力8(+6)
防御9(+6)
知力8(+6)
器用2(+1)
俊敏8(+6)
MP35/35(+10)
スキル〈弱体化〉─〈+オートロック機能〉
属性無
称号〈力尽きし者〉〈ミミックに食われし者〉
滝汗10歳
職業〈僧侶〉
レベル19(+7)
HP49/49(+12)
力12(+1)
防御30(+6)
知力65(+9)
器用35
俊敏32(+5)
MP110/110(+5)
スキル〈滝汗〉─〈+汎用変化〉
属性水
魔法【ウォーターボール】【ウォーターレーザー】
称号〈水没王〉
波10歳
職業〈冒険者〉
レベル19(+6)
HP54/54(+12)
力49(+5)
防御55(+5)
知力12(+2)
器用42
俊敏49(+6)
MP65/65(+5)
スキル〈波〉─〈+汎用変化〉
属性無
称号なし
むちゃくちゃレベルあがってるしスキル全員進化してる、見ていたら魔王様がやってきた
「どうやらアスカダンジョンが最後の七大ダンジョンだったようじゃ」
「それがどうしたんですか?」
「七大ダンジョンって知っておるか?」
「いいえ」
「七大ダンジョンとは七つの大ダンジョンのことなのじゃが一つだけ見つかっておらんでの、さっきクリアしたアスカダンジョンが最後の一つだったようじゃ、それである封印が解除されたようじゃ」
「封印?」
「まあもうじき勇者かなんかに調査されるじゃろう」
勇者っているんや
「まあこんなところで話すことじゃないから拠点に戻ってから話そう」
「はい」
なんか大きなことに巻き込まれそうな予感がする