百七十八話一方的にやられる、はず?
ライダーとの決勝、実質準決勝がはじまった
俺がこいつに勝つ方法を思いつかないが負ける方法も思いつかない、さてどうしましょう
もちろん女神じゃないけど運頼みや!!
「エアバイク」
「【閃光豪炎斬】」
こいつのエアバイクはダサくて速い、だがそれをわかってさえいれば
「うぎゃーーー!!」
ひかれた、飛べない俺には避けることは不可能だ
そして攻撃も空気の壁で届かなかった
刀スキルの中で最高火力の閃光豪炎斬が通らないならほぼほぼ詰んでる、まあ一つだけ方法があるが後にとっておきたい
他の武器もあるけど武器スキル使えないから微妙なんよな
鎖鎌の鎖はそもそもハー勇に鎖鎌を実装してなかったはずやし武器スキルがあるはずないんよ
そしてスキル使えそうなう○こ杖はなんか物理仕様で武器スキルを使えないボンコツだ...?
あれ?武器スキルじゃないこっちの世界の魔法は使えるん?ってこれ設定やらかしてません?
とにかく使えるか試してみよう、なんやかんやで試す時間なかった
「エアバイク」
またライダーがエアバイクで向かってくる
だがその前にう○こ杖を取り出せた
「ファイアボール...」
あれ?出ないが...
その間にもライダーが近づいてきて
「うぎゃーーー!!」
またひかれた
なんじゃこのクソ杖!!ってホンマにクソ杖でしたわ
さてあと残る武器は余っている石たちだ、もちろん石は武器ではないので武器スキルはない、だが岩には武器スキルがあったりする、鎖鎌にはないけれど
「エアカッター」
話の最中やのにエアカッターしてきやがって、もちろん避けられるはずないので受け止...
「うぎゃーーー!!」
とばされた、なんで!?なんで切れへんねん!
カッターやろが!
いや違う、これは俺を切り裂くためのエアカッターではない!?
「エアキャッチ」
聞いたことないぞそれ、なにがどう来るんやそれ?
「...」
あれ?来ない?というか空気やから基本は見えん
「圧縮」
「ゔゔっ!」
一瞬にして潰された、でも再生するんですよねー
「そろそろ諦めろよ!」
諦めてても再生しちゃうんですよねー、ほらこのように
俺が邪神教団のトップを倒したときの技だった、たぶん盗まれた、まあ俺もこいつからスキルを盗んだししゃーないけど
さて反撃しますか
「来い!」
「来いと言われれば行ってやる、エアバイク!」
俺は切り札を使う、もしミスれば朝までジリ貧コースだ
今はまだ昼やけどな!
「【厳守の陣】」
これは刀の防御スキル、これで防いだ後のライダーの硬直を狙い攻撃する、一度外せば次に攻撃を当てることはさらに難しくなるはずだ
「ぐわっ!」
防いだ、今や!
「【閃光豪炎斬】」
俺は高速でライダーに詰めライダーの腹を切り裂いた
「エアハンマー」
「うぎゃーーー!ぶしっ」
あれ?潰されたんだが...
閃光豪炎斬で腹を切り裂いたはずやのに...?
だがライダーは無k...ちょっと腹部分が焦げている
嘘やんな?もしかして刃がない刀じゃこのスキルでも威力低いん!?
「やりやがったな!全力のこの技で倒してやる」
なにそれ知らない、まあ前に戦ったときからだいぶ経ってる?し変な技覚えててもしゃーないけど
「大気極限圧縮!!」
なんかエッグい名前の技で俺に攻撃
「ゔゔっ!!」
すごい圧力で全身が圧縮される、そしてなんか再生が遅く感じる、今までで受けた技で一番強いみたいだ
「勝者ゆうたくん!!頂上決戦進出おめでとうございますkon!!」
「はい!?」
潰されてる間に勝っていた...あれ?
ライダーはなぜか倒れている...なにもしてないが女神がなんかしたんか?
「ぴよっ」
女神の噂を頭の中でしていると女神から着信が来た
>ライダーの自爆、大気の空気全圧縮でまわりの空気なくなり酸欠でばたん、女神は関係ない、逆に観客や世界中の人を守った、あとエア操作弱体化決定のお知らせでした
なんか文章おかしいけど意味は伝わった、大気ってそんなん動かせるエア操作ってスキルおかしいわ!すぐ弱体化しろ!
「んあっ、どうやら負けちまったようだな」
あなたの自爆ですけどね
「頂上決勝がんばれよ、ここまでの賞金はいただいた、じゃあな、エアバイク」
ライダーはエアバイクでとんでった、なんなんやあいつ、あと腹の怪我治してもらえよ...
「まさかの試合でしたkonね」
「わたくしも予想できなかったですわ」
「まさか自分の技で酸欠になるkonとは」
「ゆうたくんもやりそうですわね」
俺にも聞こえてますよー、マッチョ姫もちょっとだけいじめてやらんとな、例えばマッチョ姫の部屋のマッチョ人形を全てチビデッパハゲデブしゃくれ人形に変えてやるとか
無理か...人形用意できひんか、いい案求む
「では一時間後に第二試合開始kon」
「それまでは休憩ですわ!」
「おつかれ様でござる」『お疲れ様でしたー』「お疲れ様なのだ!」
とうとう俺も観客席に入れるようになったのでやってきた
さっきまでは女神と滝汗と死神と波もいたがみんな逃げちゃった、まあしょうがないよねー
そして残った三人も俺の試合のことを喋らない、まあしょうがないよねー
『ゆうたさんは次の試合どちらが勝つと思いますか?』
「わからん、まあどっちでもいいんちゃう?」
獣王と波の試合、まであと三十分だ