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百七十七話決勝戦へ

昨日がっぽり(大銅貨一枚分)稼いだ俺は武器屋に来た

しのぶは今日もスロット屋で稼ぐそう、まあ数日は籠ることになりそうだ、たまに手伝ってやろう


「いらっしゃいまゆうたかよ...」


ひらっひらの服を着た死神にはまだ慣れない、というか基本避けられてますからね


「キープしてた杖くれ」


「キープしてた杖...」


日記っぽいのをぺらぺらしている、たぶん在庫が書かれているやつなのだろう


「もしかしてこの変な杖か?」


「そうやぞ」


う○この絵が書かれている、それだ


「まあ取ってきてやる、はやく帰れよ」


死神はう○こ杖を探しに奥まで行った、なぜこいつははやく帰れと言ってくるんだろう、もう顔も服装も見慣れたぞ、そんなに恥ずかしがらなくてもいいやんけ


「ただいまー!あーいらっしゃいませ」


武器屋の店員さんが帰ってきた


「もしかしてキープされていた商品の購入ですか?」


「はい、今死神が探しに行ってます」


「あったぞ...」


死神がう○こ杖を持ってきた


「死神ちゃん接客できて偉いねー、なでなで」


「あ...ありがとうお...姉ちゃん...」


「あれ?気分悪いの?」


「大丈夫だよお姉ちゃん!」


死神がキャラチェンジした、というか読めたぞ

こいつ雇ってもらうためにキャラを作ったな


それでそのキャラを俺に見られたくないからあんな張り紙したんやな


「はい、代金は大銅貨一枚になります!」


しゃべってる感じと表情が合ってない、目線ではよ帰れ!

と訴えかけてきてる、ちょっと嫌がらせしてやろう


「大銅貨一枚な、ありがとな死神、なでなで」


「ありがとうおn...って違う!はやく帰れー!!」


顔を真っ赤にしてキレた、今お兄ちゃんって言おうとしたよな?まあいいや、おもろいし


俺は商品(う○こ杖)を受け取って帰った





今日はAブロックの決勝戦、今日の試合に勝利すれば明日の頂上決戦に進むことができる

対戦相手はライダーってやつだ、あいつじゃないことを祈っている、たまたま名前が同じ獣人の戦士かもしれないしな


そしてその試合は昼から、なのでスロット屋に来た

今日も最低レートの台を一つ占領している


「しのぶ、今日も手伝うぞ」


「お昼から決勝戦ではないのでござるか?そのための準備とかはしないのでござるか?」


「武器買ってきた、これ」


俺はしのぶにう○こ杖を見せた


「変な杖でござるな...これで戦うつもりでござるか?」


「もちのろん」


「まあ、応援するでござる、もちろん見に行くでござるよ!」


「あー、ありがとう」


別に見に来なくてもいいんだが、まあ相手がマヨネーズのほうのライダーなら確実に負けますからね


そしてお昼までスロットで稼いだ




「あと数日で刀を買い戻すことができそうでござる」


「頑張れよ」


「頑張るでござる、ゆうた殿も」


「頑張るわ」


「じゃあ観客席から応援するでござる!」


しのぶは観客席に向かって行った



「よー、魔王ゆうた」


急に現れたわけではなくついてきていた魂魂が話しかけてきた、ということはあのライダーで確定である


「どうしたんや?」


「ライアとの試合楽しみにしとるしな、あとライアを脱がせたやつは絶対許さんかんな!」


脅しだった、これで脱がせて勝利というわけにはいかなくなった、前に普通にスキルがあったのにぼこられたというのにスキルなしでどう立ち向かえと...


俺は倒しかたを考えながら試合フィールドに立った



「いよいよブロック決勝kon、まずAブロック勝ち残ったのは空気を自由自在に操れるライダー選手、と変な勝ち進み方をしてきた魔王飛鳥田ゆうたくんkon」


変な勝ち進み方とは失礼な...まあ合ってるけど


「そしてBブロックで勝ち残ったのは我らが王、獣王フンバール」


そんな名前やったんあの獣王、それでフンバールってう○こをフンバールってこと?


「と魔王軍の大波使い波ちゃんの四人kon」


おーその試合見てみたい、どっちのほうが強いんやろ?

やっぱ波?でもう○こ王は見てないしよくわからんなー

まあその試合見れへんねやろけど


「ドール姫はこの時点で誰が優勝すると思うkon?」


「わたくしはまだゆうたくんを信じますわ、ゆうたくんは芯がマッチョですから」


俺の芯がいつの間にマッチョに...というか久しぶりにマッチョ姫からマッチョって聞いたな


「花狐さんは誰が優勝すると思われていますか?」


「もちろん我が愛する獣王様kon、ということで決勝戦開始kon」




流石決勝戦、観客が満員だ、それが俺の試合であったとて

というか俺のことが認められ始めてきたようだ、昨日今日は睨まれるだけで石を投げられていない


女神が言ってたけどこの国では強さがその人の判断基準みたいな設定やそうやしな


「久しぶりだな魔王ゆうた」


「久しぶりやなライダー」


でもこいつライダーと言うよりマヨネーズ女のイメージが強い、まあそれはいい


「この前の戦いの続きをしようぜ、魔王」


なんかこいつキャラ変わった?まあ魂魂のおかげかも知らんけど


「それよりなんで武闘大会に出てんの?」


「マヨネーズを買う金もゆうくんと暮らす金がないからだ」


マヨネーズが先...残念だったな魂魂


「そういうお前はどうなんだ?」


俺は...もちろん

「アスカ丸を取り戻すためや!!」



「Aブロック決勝、ライダー対魔王ゆうたくんの試合

レディーファイトkon!!」


「エアバイク」


「【閃光豪炎斬】」

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