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百七十六話ほぼしのぶ

俺は試合会場へとやって来た

相手はもちろんしのぶだ

今回からは武器を持っているので楽な試合?になる?かどうかはわからない


「ゆうた殿、期待してるでござる」


さあしのぶはなにを期待してるんでしょう


「Aブロック準決勝第一試合、しのぶちゃん対ゆうたくんの試合ですkon、そろそろ真面目な試合を期待していいkonか?」


「これは裏情報ですけどゆうたくんが武器屋で武器を買ったそうですわ」


「それならもう安心konね」


はい、こちらも安心です


今回は速攻で勝負を決めます、閃光斬で一気に詰めて

捕まえてウォーターボールで溺死させます


対戦よろしくお願いします!


「レディーファイト!」


「【閃光斬】」


試合開始前から持っていた刀で一気に距離を詰めた...!?


しのぶは大の字になって寝転んでいる...


降参がはやい、せめてちょっと戦ってからにしろよ


「さあ、脱がせるでござる!」


あーそういえば言ってたな...ガチやったんやな


とりあえず一回頭を冷やしてもらおうか、まあウォーターボール一回分残しといたらいいしな


「【アイス】」


「たくさん愛してほしいでござる」


こいつには俺のこのぬっるい氷が見えないのか...ってとけてもうた

まあもういいや、倒そう


俺はしのぶのお腹に乗り

「【ウォーターボール】」


「ゆうた殿がせっしゃの上に乗ってるでござるー!!」


このウォーターボールが見えないのか、ならば今すぐ溺れさせてやる


「ぶく?ぶくぶくぶくぶく?」


あれ?こいつ水ん中で普通に呼吸してやがるが...


エラでもついてんのか?


いやもしかしたら水中呼吸の術とかか?


「ちょっとゆうた殿!水じゃなくてはやく脱がせるでござるよ!」


「戦えよ」


「戦いたいのでござるか?」


「そういう場所やろが!」


「ではゆうた殿はなぜ滝汗ちゃんをここで脱がせたんでござるか?」


なかなかに鋭い質問だ...?


「勝つために仕方なくや、あれ以外に勝つ方法を思い付かんかった」


「そうなんでござるか!?」


なにを驚いている


「ゆうた殿は変態ではないのでござるか!?」


「よししのぶ、お前を倒してやる」


「じゃあ受けてたつでござる」


なんか自分でもよくわからんがしのぶとの真剣勝負が始まった


「【閃光斬】」


「遅いでござるよ、それじゃあせっしゃに追い付けないでござるよ!」


やっぱり忍者スキルは複雑で速い、閃光斬じゃ追い付けない、でも対人戦やからスキルゲージ関係ないしもっと連続で出せへんかな?


「【閃光斬】【閃光斬】【閃光斬】【閃光斬】【閃光斬】」


連続で出せた、それでしのぶに追い付けたので


「【閃光豪炎斬】」


刃形の炎で攻撃だ

刃がなくてもスキルの炎は出せるからね


「うわぁー、ってちっとも痛くないでござる」


忘れてた、しのぶが火属性耐性を持っていることを...


「じゃあ攻撃のお返し?に【火楯の術】」


これは避けられないです、燃えるしかない






会場の熱気がすごい、もちろん観客少ないからそっちの意味ではないぞ


「さあ、ゆうた殿、降参するでござる」


確かにかなりまずい、滝汗が強いから滝汗対策ばっかし考えてたけどこいつもかなり厄介だ、たとえ武器があってもスキルが使えないのでかなり厳しい


だが詰める方法はわかるが問題はそこからだ...詰める?


すっごい嫌なこと思いついちゃった、まあやるか


「降参するわけないやろ!【閃光斬】【閃光斬】」


しのぶが油断しきっていたため容易に近づくことができた


そして


「捕まえた」


「捕まっちゃったでござる!」


いや、今火楯の術やったらいいやろ、とは思うがさっき焼き殺されたし一回痛め付けてやろう



俺はしのぶを地面に押し倒しアイテム倉庫にしまっていた石を取り出ししのぶの口に突っ込んだ


「あわわわわわ!」


石のせいでなにを言ってるかわからんがさらに詰め込む


「うががががが...」


そして仕上げに

鼻にも石を突き刺した


「...」


倒した


「勝者はゆうたくんkon、Aブロックの決勝進出kon...」


勝ったので酸欠で倒れているしのぶの口と鼻に入れた石を取り出してやった、ではお望み通り脱がせてやりましょう


「...」


すぐに戻した、上も下も履いてなかった...って見てないからな!!


「んわー、負けちゃったようでござるな」


戻した瞬間に起きた、危なっ


「どうかしたでござるか?石を詰めた罪悪感を感じているでござるか?」


それはまあ、あるっちゃあるけど丁度いいしそういうことにしよう


「まあ、そうやな」


「じゃあ今度せっしゃとデートするでござる、一回でいいから」


なぜそんな話に...まだちゃんとえりちゃんともデートしたことないんやが

というかこれしのぶの策略にハマっちまった感じやな?


あれ?しのぶって頭よかったっけ?いや成長か


あれ?ちょっと待てよ?

こいつ刀買ってなかったっけ?もしかして忘れてる?


「なあ、試合中にあの刀使ってないよな?」


「あれは基本は護身用でござる、あとゆうた殿は斬れないから今日は置いてきたでござる」


「なんで?」


「ゆうた殿がすk...言わせないでほしいでござる!!」


しのぶが照れた


「って護身用ならずっと持っておくべきでは?」


「実は嘘でござる、借金を返すために売っちゃったでござる」


あー、さすがしのぶ、ちょっといいこと考えちまった


「しのぶ、デートしよ」


「デートしてくれるんでござるか?」


「ほら」


俺が手を差し出すと手を握ってきた、反応が楽しみだ


「行くでござる!」





「ついたぞ」


「スロット屋さんでござる...もしかしてここでデートするでござるか!?」


「そうやぞ、刀買い戻せるように手伝ったるから」


「それはデートなんでござるか?」


「手繋いだしデートやぞ」


「うぐっ、デートでござるな...」


なんのために手を繋いだか、もちろんデートじゃないと言わせないためだ、これでデートの約束はコンプだ


さらに明日の試合のためにう○こ杖買う分を稼がせてもらう、なんと頭がいいのか、俺


二つのことを同時に進めるのってスゲーよな!


「じゃあいっぱい稼ぐぞ!」


「おー!でござる...」

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