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百七十一話寝過ごし遅刻し初戦からきつすぎるし

「起きるのだ!武闘大会に遅刻するのだ!!」


爆裂に起こされた、え?


「武闘大会って明後日じゃなかったっけ?」


「丸二日寝てたのだ!」


「え!?」


まあ邪神と戦ってる三日間寝てなかったし昨日?も寝てなかったし...なんかややこいけど寝てなかった分寝ちゃったってことか、ハハッって笑えねー


「それでどうしたら?」


「はやく会場に行くのだ!はやく着替えて」


俺は急いで着替えて会場へ向かった

あれ?なんか忘れてるような?




会場につくとくじ引きが始まっていた


「ゆうた!遅刻やで!」「ん、ねぼすけ」「寝すぎだ」

「寝すぎでござる」


そんなん言うんなら起こして欲しかったな


「次の方」


「ん、ゆうた」


「あーはいはい」


なんか引いて欲しそうなくじを引いた、こういうくじが当たりだ、そして最初の対戦相手は予選からの人で名前が魂魂...てあいつかよ


まああれなら余裕で...あっ!!


武器がねぇ...


「なあ、誰か武器貸して」


「ん、ない」「ないで!」「貸さないからな」

「ゆうた殿なら素手で優勝できるでござる」


やっぱ無理かー、って素手じゃ無理よ


「では一回戦Aブロック最初の試合に出場する、魂魂選手、ゆうたくんは急ぎ入場してください」


嘘やろ、一番!?あとなんでマッチョ姫がやってんの?


「ゆうた、早よ行け」「がんばってな!」「ワンパン期待してるぞ」「ゆうた殿なら余裕でござる」


「えー」


素手で魂魂との戦いかよ...




「えー、いよいよ待ちに待った武闘大会が始まるkon、実況は我、花狐と」


「わたくしドールがお送りします」


なんでお前らが実況やねん、まあいいけどさ


「最初の試合はAブロックの一回戦konね、早速優勝候補筆頭のゆうたくんが出るkonね」


いやいや、武器なしやしワンパンでやられる自信があるからそれやめてね


「ゆうたくんは自称最強の魔王らしいkonね、どんな技で勝ち上がるのか見てみたいkonね」


いやもうホンマに自称です、勝てる気がしない


「「それじゃあゆうたくん頑張って!!」」


放送で応援すな、すぐ負けんのに


そして俺は入場した


「死ねー!!」「帰れー!!」「消えろー!!」


はい、罵声の数々が俺にとんできてますねー


『う○こー!!』


気のせいの声が...気のせいか


「ようゆうた、まさかお前と戦うことになるなんてな」

で、相手は普通に魂魂と


「降参していい?」


「駄目に決まってるやろ」


「俺武器持ってないねん」


「スキルがあるやろ」


「没収された」


「嘘をつくな、やるぞ」


嘘じゃないんだが


「レディーファイト!!」


始まってもうた、どうしよ...


「先手必勝【魂の波動】」


えっ、ちょ待っエアカッターみたいなやつとんできたけどこんなん知らん、そうか女神がなんかやったんやっけ?じゃなくて避けないと...って無理


見えるんやけど体が動かない、いつもスキルで無理やり動いてるからなー


「うごっ...どんっどんっどん」


攻撃をもろに受けてとばされた、バウンドしながらね



「ゆうたくん派手にやられちゃったkonね」


「まだです、ゆうたくんはここからです」


まあ体にはダメージはないんや、でもどうやったらいいん?やられはしないけど倒せもしな...いや武器がないなんてのは嘘だ、実はしょぼいのなら持っている


「おっとゆうたくんが立ち上がったkon、試合続行kon」


「そうじゃないとな【魂の波動】」


その技は覚えた、一回見たから避けられ


「うごっ...どんっどんっどん」


ない


クソっ!!今までスキルに頼りすぎた弊害が出てやがる

そもそも俺反応悪いから体の動きだしが遅いんよ、それをスキルでうまく補ってたのにそのスキルがなかったらなにもかもが無理でしょがー!



「【魂の波動】」


二回目でもう追い討ちかよ、魂魂め、それを俺が避けられるとでも思ったか!


「うごっ...どんっどんっどん」


魂魂は右手を天に掲げた、これはチャンスだ


俺はすぐ立ち上がり持っていた武器を魂魂に投げつけた


「とりゃー」


「...」


俺がノーコンすぎて辛い、俺が投げた道端に落ちていた石は魂魂の横をスルーした、一個しか持っていなかったため武器は完全になくなった


それでみかんの力スキルなかったら当たらんねやな...

たぶん器用値のせいや、あれスキルには関係ないからスキルでカバーしてたんやけどってホンマ俺スキルなかったらただの雑魚やな...


「お前まだ動けるんやな!?」


「まあな、でも今ので完全に武器なくなった」


「じゃあ【魂の波動】」


くそー、わかってるのに避けられない、だから詰めることもできない


「うごっ...どんっどんっどん」


「【魂の波動】」


「うごっ...どんっどんっどん」


超絶間略


「【魂の波動】」


「うごっ...どんっどんっどん」


「はあーはあーはあー」


やっと途切れたか、まあ俺は立ってるんで負けてないんですけど勝てもしないんですよねー


「はあーはあーはあー、もうMPがねえ...」


MP使ってたんや、よかった、MP使わんやつやったら永遠にやられ続けるところやった


さて、やっとこちらのターンや

俺は魂魂に近づいていく、一応武器なしでもできる魔法がないこともない、魂魂は息をきらしながら剣を構えた


「【ファイアボール】」


「シュイン─」


切られて消滅した...ってファイアボールちっちゃ!?


ソフトボールサイズやん、まあもう一回うつんやが


「【ファイアボール】」


「シュイン─」


アカンな切られるな、どうしよか、もうMP切れるし

後は力技しかないぞ


「うおりゃー」


魂魂は剣を振る気だ、まあもう避けられないけど

って俺にちょく、ぐえっ─


腹を貫通してるっぽいでも再生で全然余裕、痛いけど

まあ普通の人なら致命傷になるくらいだ


で、ここからどうするかと、この剣を奪うのもありやがなんか違うんよな...


そや思い付いた!


「【ウォーターボール】」


これを魂魂の口と鼻に直接とりゃー!!


「ぶくぶくぶくぶく─ばたんっ」




「勝者ゆうたくん...」


あれ?静かだ、もっと野次がとぶものだと思っていたんだが...そして暗い

もう夜...あれ?朝やったよな?


「えー、一回戦第二試合以降は明日となりますkon、お疲れ様でしたkon...」


あれ?もしかして時間かかりすぎましたか?

こっそりQ&A

Q自動再生でMP回復しないんですか?


Aしません、前はしてたって?そんなの気のせいじゃないですかー?

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