表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

168/179

百六十八話ゆうた死刑

俺は手裏剣で店を数十件壊してしまった

そして全財産を失った、さらに賠償金や慰謝料などが重なり一年間以上のハードな労働が決定した


Q、ここからでも入れる保険ありませんか?

A、ない


ということで労働です...働きたくない...

今回は気のせいもいないし今の俺は完全ぼっちだ

しかも前回の一ヶ月ではなく一年だ、クソ長い


「三巻きだぞ、間違えるなよ!」


「はい...」


今俺はソフトクソリームを巻いている

これが一番楽な仕事だ無心でできる


「おい、角度がずれているやり直しだ」


わけがない、なんやこのクソ屋ちょっとぐらいずれてても別にいいやろが!!


俺はいらついてソフトクソリームを投げつけた


「ぶちゃっ、ぎゃーーーーーー!!!!」


金ピカな着物を着たクソ客に命中してしまった


「すみませんお客様、責任は全てこいつにあります」


まあそうやけどその言い方はないやろ


「どうしてくれるのよ!!この着物白金貨十枚もするのよ、弁償しなさい!!!!」


ちょっと待っておくれ、え!?


白金貨十枚...一億円...手裏剣のやつで借金が一億円...二倍


というか待てよ、そんな着物が一億もするはずない


「ぼったくりや!そんなん安物やオバハン騙されてんちゃう?」


「なにを生意気に!!ちゃんと保証書もあるのよ!!」


保証書持参で詰んだ、しかもちゃんとしたやつで詰んだ


「本当にすみません、こいつが全額払いますので」


やめてくれーーー!!


「あとさっきので私が傷ついたの、慰謝料白金貨一枚を請求します!」


やめてくれーーー!!


いやまだだ山田、挽回チャンスはある


「いやいや俺はなーんにも言ってませんよ、聞き間違いじゃないですか?」


「あなた聞いてたわよね?」


「はい、こいつがあなたに悪口を言っていました」


クソ屋の店長クソすぎてクソ


「証人もいるの、観念しなさい!」


いやまだ挽回チャンスはある、これは賭けやけど

やるしかない


「二人ともバカすぎて聞こえなかったんじゃないですか~?」






「ガチャン」


さてなぜこうなったんでしょうねー

今俺は牢屋にいます、なんかしょっちゅう牢屋の中にいる気がするけど気のせいですか?


「...」


はい、もちろん気のせいは来ません


というかあの後なにしてこうなったって?

もちろんあの二人がガチギレして俺を殴ろうとしたんですよ、そやから逆に殴ってやった


そしたら死んじゃった、ははっ


まあ女神も滝汗もまだこの街にいたらしいしすぐ生き返ったそうやけどさ



それでその後すぐ裁判にかけられて全会一致で死刑決定

で今これよ、三日後死刑執行やとさ


でも自動再生スキル使えるっぽいんよ






三日経ったようです、今日死刑執行されます

そしてまだ自動再生使えます、これきつくね?


永遠に苦しみ続ける的な、いや女神が過去改変してくれたら一瞬で解決するんやがそうはしてくれへんよな...


「レディースエンドジェントルマン、ようこそお越しいただきありがとうございます、ただいまより第一回死刑執行パーティーを開催しまーーーす!!」


なんじゃそら、なんでパーティーやねん


どうやら思っていた死刑執行とは違うらしい


「待ってましたー!」「フーフー!!」


なにが待ってましたフーフーやねん


「それでは死刑囚の登場です、飛鳥田ゆうたーーー!」


俺は場内に入った、コロシアム風の建物で俺がなにかと戦うっぽい、そしてお客さんがたくさん入っている


「はやく死ねー!!」「このクソがー!!」


「金払えー!!」「借金返せー!!」


うーん、二分してますねー、死と金で


「はやくしぬこん!!」「死ねコン!!」


なんか聞き覚えのある声が聞こえたような...


「えー、雲呼び姫、運呼び姫と王妃花狐様もお越しのようですねー」


それ誰そ!?なんか微妙に聞き覚えのある名前やし聞き覚えのある声で...


ってあいつらそんな高い身分の人らやったん!?

数回殺されたけどさ


というかよかったガチで名前がう○こじゃなくてよかったな...って俺は全然よくないが


「それでは対戦相手の登場です!」


さてコロシアム風な感じやしわかってたけど相手はなんやろう


「ズシンッ、ズシンッ」


カラーはホワイトとブラックの二色、そして四本足の超重量級のあいつだ、こないだ倒した


「邪神やないかい!!」


詰んだ、スキル自動再生しかないしステータスも駄々下がりなんですわ...女神よ...なに出しとんねん


「勝者は野に放たれます、レディーファイト!!」


なんか今さらっと重要なこと言われた気がするけど

戦いはじまってんのよな


「モーーー!!」


牛が突進してくる、避け...られるわけないし受け止めるしかない


「うぎゃーーー!!ドンッ...」



俺は壁に突き飛ばされてしまった、邪神じゃなくてガチのでっかい牛なんを期待したんが間違いやった


こいつは女神が調整済みの邪神や、ちょうど俺と互角になるように調整されてやがる


さて整理しよう、俺は邪神の攻撃を避けられない、そして俺は死なない...いわゆるジリ貧状態


ではどうするか?

もちろん答えは一つだけ、諦めず突進に合わせて殴る


「モーーー!!」


牛が突進してくる、それに合わせてパー


「うぎゃーーー!!ドンッ...」


タイミングゲーは無理だーーーーーー!!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ