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百六十三話魔王国で事件!?俺やっちゃいましたかー?

「女神様大変です!」


女神様変態です!女湯にスライムが二匹いまーす

まあそれはおいといて

滝汗がなにかを知らせにきた


『なんじゃ?なにがあった?』


「ホンマにスライムになって風呂入ってるんや!ん?ってことはそれゆうた?て女湯に...アカンやん!」


それよりなにが大変やねん


『いや他に誰もおらんしいいじゃろ』


「ぷよぷよ~」


こういうときはぷよぷよしてれば解決や、たぶん


「それより魔法国で事件やって!わい行ってくる!」


はやいはやいはやい、それより魔法国で事件か

なんか嫌な予感がする


『待つのじゃ、ゆうたとわらわが行く、おぬしはもうちょい楽しんでこい』


え?俺行くん?女神が言うてるし決定事項なんやろけど


「女神様ありがとうございます!じゃあ行ってくる!」


はやいはやいはやい、いや別にいいんやけどさ


「ぷよぷよ~」


せや、喋れへんねやった


『さてゆうた、行くぞ』


「ぷよ」


いやスライムから戻してくれ





『魔法国についたぞ』


「ワープするんですねー」


女神と二人で魔法国にやってきた...ワープで


『めんどくさいからいいじゃろ』


それあなたが言います?これまで散々めんどくさいことしてましたよね?


『いや移動時間は有効に使えないから』


いや使えるやろ、俺にくっつくとかさー


『その手があった!』


あれ?もしかして考えちゃいけないこと考えちゃいました?


考えてることがバレないように対策を考えねばならぬ


『それじゃあ行くぞ』


女神、両手を広げてハグを求めてるのはわかるんだが

すぐそこよ、フレアさんいるし


『ちぇっ』


ちぇっじゃねーよ、女神がそんなことすんな



「お久しぶりです、フレアさん」


「お久しぶり?つい数日だった覚えが...それより魔王様、大変なんです!」


「校長が変態なんですか?」


「違います、私が作った料理を食べた人が次々と死んでいってるんです」


なんやて!?とうとうやりやがったか!?


「それは事件なのだ!」


「!?」


そこにいたのは旅の途中で捨てた赤毛の女、爆裂だ


「それでお前が犯人なのだ!」


「え、俺!?」


「そうなのだ!お前以外考えられない!」


まあ途中で捨てた犯人ではあるけども、って違う


「いやいや俺さっきついたばっかしやで」


「そうですよ、魔王様が悪いわけないじゃないですか」


いやいや名前は完全悪ですし見た目も悪よりやし

まあ俺はやってないんやけど


『ところでその人たちの死因はなんなんじゃ?』


「毒です、いつの間にか入っていたんです」


『不思議じゃな』


あれ?作ったフレアさん元気やけどもしかして味見してない?


「フレアさん、味見しましたか?」


「もちろんです、おかわりもしました」


味見におかわりって...いやおかしくね?


「フレアさん大丈夫なんですか?」


「はい、私こうみえて丈夫なんで」


丈夫て、それでいけるんやったら誰も死なんて


「それでその毒の入っていた料理には他になにが入っていたのだ?」


「ドラゴンの肉とマヨネーズと油と魔王様にいただいた薬草などです」


あれ?薬草って...


「フレアさん、薬草っていつのやつですか?」


「こないだ魔王様にいただいたやつを入れました」


こないだ...あれ?もしかして犯人俺かもしれない...

波にもらった薬草という名の毒草をあげちゃったし


「犯人がわからないのだ...」


うそっ、こいつバカや、まあバレてへんならどうにかなるか、っとその前に


「生き返らせんとな」


『すでにやったぞ、これで解決じゃ』


ナイス女神、このまま逃げよう


「じゃあ女神、帰りましょう」


「待つのだ、まだ犯人がわかってないのだ!」


「そうですよ、私もいつ犯人に襲われるかわからないので怖いです、魔王様がいてくだされば心強いです」


女神なんとかしてー!


『そうじゃぞ、ゆうた一日泊まっていこう』


おい女神、笑みがこぼれまくってやがるぞ




「...」


さて、どうしてこうなった?

今俺が抱き枕にしている女神はいい、だがすぐ横で寝てるフレアさんと爆裂はよくわからん、なに?


別の部屋でもいいやんな?まあいっか寝よ





「今日こそ犯人を見つけるのだ!」

「はい、頑張りましょう!」


二人は張り切ってますねー


「フレアさん、捕まえた犯人はどうするのだ?」


「牢屋にぶちこんでやります、その後被害に合った方全員でぼこります」


そもそもこの事件の犯人俺やねんけど、こんなん言い出しずらすぎるやろ、俺ぼこられるん?


そして女神笑うな


「じゃあ事件現場に行ってみるのだ!」




キッチンにやってきた


「じゃあ昨日みたいに作ってみるのだ!」


「わかりました、魔王様、材料持ってませんか?」


これはもしかして挽回チャンスでは?


「はい、ドラゴンの肉と薬草です」


ここで薬草と毒草を間違えればあれ?やっちゃいましたかー?ってできるしな、あと毒草ちょっとだけ残した過去の俺を褒めたい、そしてこのことは女神に筒抜けなのでなんとかしてくれるでしょう


「毒味するのだ!ムシャムシャ」


ちょっと待ってー、それ毒草っすよー

そして女神笑うなー


「おいしいから毒じゃないのだ!」


毒です、おいしくても毒です、前に食べた毒キノコおいしかったです


「じゃあ私も味見を、ムシャムシャ」


フレアさん、それ生のドラゴン肉、そんなん食べられるんやったら腹最強や

これは女神笑っていい



「完成しました、魔王様も女神様もどうぞ」


食べた、俺には再生があるから、そして美味だった

というか女神ってなんで普通に扱われてるんや?

まあなんかの魔法やろな



そしてなにも起こらないまま夕方になった


「うぅーお腹が痛いのだー!!」


予定どおり爆裂のお腹が爆裂...に?なったので女神協力のもと俺やっちゃいましたかー?作戦を実行する


『この症状は毒草によるものじゃ』


「毒草!?」


もちろん知っている、俺がフレアさんに渡したのは毒草だ、ちゃんとアイテム倉庫の毒草欄からとったから間違いない、だからここからは演技力が試される


「ということは、この料理に毒草を入れたのは...魔王様!?」


なんかフレアさん間とんでるけどまあ、やるぞ!!


「俺やっちゃいましたかー?」


いや女神笑うな、俺の必死の演技を笑うな!!

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